職員の日記帳(2026年3月3)
更新日:2026年3月31日
職員の日記帳(2026年3月3)
文豪怪談へのいざない 第1夜 小泉八雲
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朝ドラ「ばけばけ」見てましたか?
ドラマの中で、主人公がろうそくに火を灯して怪談を語っていました。明治ごろの文豪たちは同じように、百物語など実際に集まって語っていたそうです。そして、自分たちでも怪談を作品として送り出しています。
ということでこれから数回にわたって、文豪による怪談を紹介していこうと思います。
第1夜は、日本の怪談を本にまとめた、「ばけばけ」のヘブン先生のモデル、へるん先生こと小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)です!
「雪女」「耳なし芳一」など有名な作品が収録されている『怪談』、古い物語から集められた奇談集『骨董』など、創作ではなく再話が主になりますが、登場人物に名前をつけるなど具体性を添え、物語性を高めたと言えると思います。そんな2作品は、『骨董・怪談』でまとめて読めます。
なかでも個人的に気に入っているのは「幽霊滝の伝説」です。私のこの作品との出会いは、子どもの本でした。『日本のゆうれい話』に、「ゆうれい滝のきもだめし」として載っています。冬の夜、集まって怪談をしているうちに肝試しをすることになり、子どもをしょった1人の女性が名乗りをあげます。無事帰ってきたと思ったら・・・。何が起こったかはぜひ読んで確かめて!
実は数年前のお盆頃のテレビ番組で、百物語と題して古今の作品を順番に朗読するという番組があり、その中で語られた1作でもありました。女優さんが読んでいたのですが、自分で声に出さずに読むよりも、人に読んでもらうと一層凄味があり、イメージも大いに喚起され、読み終わった後の余韻も強かったのです。
ぜひともみなさんも誰かに読んでもらってください。「耳なし芳一」なども人の声の語りできくと、ひたひたと世界に浸れます。その際は目をつむって聞いてください。さあ、お試しあれ!
