職員の日記帳(2025年9月)

更新日:2025年9月19日

職員の日記帳(2025年9月)

手話言語の国際デーとデフリンピック

この年の記事へ戻る
2025年

9月23日は、聴覚障がい者にとっての言語である“手話”をもっと知ってもらうために、2017年に国連で採択された記念日「手話言語の国際デー」です。

当館では、今年もそんな記念日にちなんで、「手話言語の国際デーを知っていますか?」という展示を行っています。(2025年9月12日から9月23日まで)

この展示では、聴覚障がいや手話についてのたくさんの資料とともに、手話に関する事業の歩みを年表にしてご紹介しています。

また、9月23日当日は日没後より「手話が言語である」ことを周知啓発するイベントとして、全国一斉に青い光でライトアップが行われることにあわせて、展示コーナーも青い光でのライトアップをしています。ぜひ展示を見に来てください。

展示は、大阪府立中央図書館1階階段下スペースで行っています。

【展示】「手話言語の国際デーを知っていますか?」 | 来館案内・施設案内 | 大阪府立図書館

資料展示「手話言語の国際デーを知っていますか?」の展示風景写真。展示見出しの下に年表、その下、左手には本をのせる展示台に表紙を見せて本が並んでいる。その右側に机の上にも表紙を見せた本やDVDが並んでいる。机の下からは青いライトで照らされている。

さて、あわせてご紹介するのは「デフリンピック」です!

デフリンピックとは、デフ+オリンピックのこと。デフ(Deaf)とは、英語で「耳がきこえない」という意味で、デフリンピックは国際的な「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」のことです。

1924年にフランスのパリで始まった聴覚障がい者のための国際的なスポーツ競技大会で、夏季大会と冬季大会が4年ごとに開催されています。今年は「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」、略称「東京2025デフリンピック」が開催されます。開催期間は、2025年11月15日から26日までの12日間です。

大会で実施されるのは陸上やサッカーなど21競技。スタートの音はライトの点灯、審判の発声は旗で知らせるといった視覚的な工夫がされ、それ以外はオリンピックと同じルールで実施されるそうです。コミュニケーションは国際手話で行われるとのこと。

夏季・冬季含めて、日本初開催、アジアでも初の「東京2025デフリンピック」。開催までまだ時間があります。大会公式サイトなどで予習しておいて、ぜひ応援しましょう!!