職員の日記帳(2024年9月)
更新日:2024年9月20日
職員の日記帳(2024年9月)
手話言語の国際デーを知っていますか?
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2024年
9月23日は「手話言語の国際デー」。聴覚障がい者にとっての言語である“手話”をもっと知ってもらうために、2017年に国連で採択された記念日です。
当館では現在、そんな記念日にちなんで、「手話言語の国際デーを知っていますか?」という展示を行っています。
この展示では、聴覚障がいや手話についてのたくさんの資料とともに、手話に関する事業の歩みを年表にしてご紹介しています。
展示は、大阪府立中央図書館1階階段下スペースで、2024年9月29日まで。
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さて、手話は、日本語や英語などと同じく、「言語」です。以前は、福祉のなかでとらえられていたため、当館でも3階社会・自然系資料室に本がありましたが、今は、4階人文系資料室のなかの言語の棚に関連書籍があります。
小説やドラマでも聴覚障がい者や手話などが描かれることも多くなった気がします。
聴覚障がい者を親に持ち自分は聴こえる子どもをコーダといいますが、コーダの青年が主人公の映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が9月20日金曜日に公開されました。自身がコーダである作家・五十嵐大の自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』が原作です。
2023年ドラマ化された「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」、コーダの主人公が手話通訳士として法廷で通訳するミステリーです。
原作『デフ・ヴォイス』は2011年に刊行され、2024年9月現在でシリーズ4作、刑事を主人公にしたスピンオフ2作、児童書でもスピンオフ作品が2作出ています。
テレビドラマではほかに、2022年「silent(サイレント)」や2023年「星降る夜に」でも“手話”が話題になりました。観ていた人もいるのでは?
この機会に、“手話”について、知ってみませんか?