職員の日記帳(2024年7月)
更新日:2024年7月10日
職員の日記帳(2024年7月)
インターネットで見られる!図書館にある貴重書の世界
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2024年
今回は、普段このページで取り上げているものとはちょっと違う本をご紹介しようと思います。
大阪府立中央図書館では新しい本だけでなく、古い本もたくさん所蔵しています。
一番古い本は、なんと1545年に発行されたヴェネツィアの本になります。
ちなみに日本では、同じ頃ちょうど種子島に鉄砲が伝来して・・・といった時期です。
図書館では、こうした貴重な約1,600冊の本を貴重書に指定をして特別な書庫(貴重書庫)で管理をしています。
貴重書は特別な手続きをしなければ見ることができませんが、実はインターネットでも本の画像を見られるようになっています。
今回はインターネット上で中央図書館の貴重書が見られるコンテンツを3種類ご紹介します。
●「19世紀 薬用植物の世界」
https://www.library.pref.osaka.jp/plantae/index.html
19世紀にドイツで出版された資料「Plantae officinales, oder, Sammlung officineller Pflanzen」の図版を
カラーで公開しているものです(対象となる解説部分も見ることができます)。

●「フランス百科全書 図版集」
https://www.library.pref.osaka.jp/France/France.html
18世紀にフランスで出版された「フランス百科全書」は約20年もの歳月をかけて完成されたものです。
この図版集ではそのうち、百科全書に収録された銅版画の一部をデジタル画像で見ることができます。

●「府立中央図書館貴重書」(おおさかeコレクション)
https://da.library.pref.osaka.jp/content/advancedsearch/rarebooks
中央図書館が指定する貴重書をデジタルアーカイブで公開しています。
すべて洋書(外国語で書かれた)本ですが、図版が掲載されている本もあります。
画像の資料はガリレオ・ガリレイが書いた『天文対話』のラテン語版の本です。

ちなみに「おおさかeコレクション」では、大阪府立中之島図書館の所蔵する本も見ることができます。
主に、日本で作られた和装本(古典籍資料)が公開されています。
「19世紀 薬用植物の世界」と「フランス百科全書 図版集」の画像は、大阪府立中央図書館の本であることを書いてもらったら、自由に画像を使うことができます。
ぜひご活用ください!