職員の日記帳(2020年4月 2)

更新日:2020年4月25日

職員の日記帳(2020年4月 2)

ちょっと(いやかなり)変わった名探偵2選(映像作品あり)

投稿者:在原 2020年4月25日

​先の見えない不安で、なんとなくモヤモヤする、そんなとき。名探偵がビシッと! 犯人を示して事件解決する、推理小説などを読むとストレス解消になりませんか…? その中でも、思いっきり荒唐無稽で非現実的な世界観なんていかがでしょう? 今回は、一風変わった推理小説2選をご紹介します。

掟上今日子の備忘録[忘却探偵シリーズ]』(西尾維新/著 講談社 2014.10)
現在、『掟上今日子の設計図』(※4月19日現在当館未所蔵)まで12作刊行されている人気シリーズです。純白の白髪(意味重複)に大きな黒縁メガネ、おしゃれファッションに身を包むキュートな掟上今日子さんは、「置手紙探偵事務所」の所長。またの名を、「忘却探偵」。寝てしまうと一日ごとに記憶がリセットされる彼女は、ゆえに、守秘義務は絶対厳守(忘れるので)。事件解決のタイムリミットは、たった一日!
忘れてはいけないこと(自分の名前とか)は、マジックでしっかり体に書き残すので、体中メモだらけです。
そんな日本、いや世界一の最速探偵とコンビを組む隠館厄介(かくしだて やくすけ)は、彼女に恋しているけれど、毎度毎度忘れられてしまう切なさも味わい深いです。
2015年に新垣結衣さん、岡田将生さん主演でドラマ化されています。新垣結衣さんがとってもキュート!

貴族探偵』(麻耶雄嵩/著 集英社 2010.5)
掟上今日子さんは、自分で推理をする分立派な探偵と言えるかもしれません。続いてご紹介するのは、『貴族探偵』。自分で推理しない自称「貴族」、趣味は探偵の謎の青年が、彼に従う執事、メイド、運転手を使って事件を解決します。本人は、貴族のたしなみとばかりに女性を口説くのみ。続編の『貴族探偵vs女探偵』では、推理対決や過去の因縁もからんでますますパワーアップした貴族探偵(の周りのひとたち)が楽しめます。
一風変わった本格ミステリーを読みたい方におすすめです!
2017年に相葉雅紀さん、武井咲さん主演でドラマ化されました。

紹介している本について
〇出版社HP(外部サイト)
掟上今日子の備忘録
貴族探偵

〇Books.or.jp(外部サイト・ネット書店へのリンクあり)
掟上今日子の備忘録
貴族探偵

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