よんでよんで
更新日:2004年3月31日
よんでよんで
3歳になると簡単なスト-リ-を理解できるようになり、大いにお話を楽しめるようになります。4歳、5歳と実体験が増えるにつれて、子どもの世界はどんどん広がってゆき、絵本の世界もたっぷり楽しめるようになります。そんな子どもたちを対象にした絵本のガイドブックは実にたくさんあるのです(絵本リストあらかると)。
どのブックガイドもそれほど違いがあるわけではありません。
そこで、このリストでは(私たちが読書相談をうけた時は作家を思い浮かべることが多いので)作家を中心にして構成してみました。しかし、どの作家を選ぶかを決めるのは大変難しい作業です。このリストでは次の基準で選ぶことにしました。
(1)比較的多作の作家である。
(2)比較的多数の子どもに人気のある作家であること。
(3)ある程度評価の定まっている作家であること。
このリストの他にも優れた絵本作家、面白い本は一杯あることをお断りしておきます。リストはただの手段です。リストは、お子さんにあった本を見つけるための一つの手がかりとして利用してください。
ここで取り上げた作家以外にも、優れた作家、人気のある作家はたくさんいます。リストもたくさん出ています。どのリストにも取り上げられている作品もあれば、あるリストでしか紹介されていない人や作品があります。どのリストにも取り上げられている作品には普遍性があるということです。ある特定のリストにしか取り上げられていないから、あるいは、どのリストにも取り上げられていないからと言って、作品の価値が下がるわけではありません。その作品の価値を決めるのは読み手だからです。人には個性と好みと感性があります。ある一部の限られた人からだけ熱狂的に支持される作品も少なくありません。本の値打ちを決めるのはあなたとあなたのお子さんです。
絵本は子どもが一人で読む本ではありません。読んであげる人と読んでもらう人がいるから良いのです。おはなしの世界という一つの世界を共有しあえるから素晴らしいのです。共有しあえるから楽しいのです。
1日のうち、短時間でいいですから、読んであげてください。 繰り返し繰り返し読んであげてください。親子で共有しあった楽しみは子どもの心に深く染み込んで、 子どもの心を大きく育ててくれるでしょう。
- このリストでは3歳から楽しめる絵本には*マ-クを付しました。
- 5歳にならないと無理かなと思われる本には#マ-クを付しました。
- 年齢の基準も個人差がありますので、およその目安であるとお考えください。