ほんだな 2023 音声対応版

更新日:2023年6月30日


ほんだな 2023 音声対応版

大阪府立中央図書館 ほんだな 2023 音声対応版

ほんだな 2023 音声対応版

赤ちゃん絵本

書名 著者名 出版者 出版年月 請求記号 書評
のりもののーせてのせて (講談社の幼児えほん) 三浦太郎 作 講談社 2022.11 E1/8023NX/ミ  1台の車が「のーせてのせて」とトラックさんに声をかけると、「はいどうぞ」とのせてくれました。次は3台の車が機関車さんに、その次は4台の車が飛行機さんにのせてもらいます。  車の数が増えるにつれて、のりものも大きくなっていきます。  最後にきたのはどんなのりものかな?
ぞうさんのおふろ (とことこえほん) 内田麟太郎 さく 村田エミコ え 童心社 2022.12 E0/23532NX/ム  大きなおふろに入るぞうさんが、みんなをさそいます。小さいぞうさんやワニさんも一緒におふろに入って、いい気持ち。みんなで身体を洗いっこして、ぞうさんのお鼻のシャワーを浴び、身体をふいてさっぱり。おふろでくつろぐ動物たちの表情を見ていると、気持ちがほぐれます。さあ、みんなもおふろに入ろう!

絵本

書名 著者名 出版者 出版年月 請求記号 書評
りぼんちょうだい かんざわとしこ 文 ましませつこ 絵 こぐま社 2022.3 E1/7879NX/マ  りぼんをもらった女の子のもとに、「りぼんちょうだい」と次から次へと動物たちがやってきます。あひるやねこはりぼんを首に結んでもらい、ねずみはおおなわとびをして遊びます。りぼんはどんどん短くなって旗になり、最後はかえるがりぼんで旗をつくって徒競走するのを、みんなで応援します。一つのものを分け合う楽しさが伝わってきます。
ひみつのさくせん ニコロ・カロッツィ さく 橋本あゆみ やく 化学同人 2022.5 E0/23077NX/カ  すいそうで飼われている金魚と仲良くなったねずみ。ところがある日、金魚をねらうネコが現れます。ねずみは金魚を助ける「さくせん」を思いつきますが、反対にネコに追いつめられて大ピンチに。ねずみの「さくせん」は成功するでしょうか。ティーカップに入った金魚を運ぶねずみたちの姿の表紙に、何が起こるのかわくわくします。
へそまがりねこマックス ソフィー・ブラッコール 作 石津ちひろ 訳 光村教育図書 2022.1 E0/22910NX/ブ  家族との約束を守ることを条件に、保護ねこシェルターからマックスを引き取ったぼく。でもマックスはひどいへそまがりで、家族からあきれられてしまいます。さらにぼくが約束を破ったせいで、マックスはシェルターに返されることに。あわてたぼくが取った行動とは? 保護ねこシェルターの活動、動物への読み聞かせプログラムについてもわかります。
2ひきのカエル : そのぼうきれ、どうすんだ? クリス・ウォーメル 作・絵 はたこうしろう 訳 徳間書店 2022.5 E0/23076NX/ウ  池の真ん中に2ひきのカエルがいて、片方は棒切れを抱えています。もう片方が何に使うのかと聞くと、犬よけ棒だと答え、池に犬が来る状況を次々と空想して語ります。そこに魚や鳥がやってきて食(た)べられそうになりますが、棒切れのおかげで助かり、2ひきは新しい棒切れを探しに行きます。2ひきのカエルが去った後、待っていたおどろきの展開とは?
いのちがかえっていくところ (絵本・こどものひろば) 最上一平 作 伊藤秀男 絵 童心社 2022.10 E0/23381NX/イ  たもんはお父さんとイワナつりに出かけます。なかなかつれずあきらめそうになったとき、サオが力強く引っ張られました。大物がかかったのです。苦戦の末に一人でつり上げたイワナをいとおしく思いますが、お昼ご飯として食べることになります。たもんのゆれ動く心と命の力強さを、ダイナミックな絵でえがきます。
まっくらあそびしようよ! (ほるぷ創作絵本) はたこうしろう 作 ほるぷ出版 2022.6 E0/23205NX/ハ  おばあちゃんの家にとまりにきた、ぼくとおにいちゃん。やねうらべやが暗すぎてねむれないぼくに、おにいちゃんが「まっくらあそび」をしようと提案します。かいちゅう電灯で汽車や人形を照らしてかべに映したり、動く光をカメラで映したり。楽しそうな兄弟の姿に、かげ絵で遊びたくなってきます。
よるのあいだに… : みんなをささえるはたらく人たち ポリー・フェイバー 文 ハリエット・ホブデイ 絵 中井はるの 訳 BL出版 2022.10 E2/2432NX/ホ  わたしがねむるころ、ママは仕事に出かけます。ママのほかにも、夜のあいだ、みんなの暮らしを守る人たちは大勢います。ビルのそうじをするサミーさん、朝ごはんのためのパンを焼くルイージさん、生まれた赤ちゃんとお母さんを見守るフィオーナさん。夜が明けると、パパとわたしは、ママをむかえます。明るく美しい夜の色あいが印象に残ります。
庭にくるとり (ポプラ社の絵本 85) 石川えりこ 作・絵 ポプラ社 2022.6 E0/23144NX/イ  母さんと、おじいちゃんの家で暮らすことになり、ぼくは新しい学校に通い始めました。学校から帰ると、おじいちゃんがとりのエサ台を庭の木に取り付けて、とりがやって来るのを待つのだと言います。本当に来るのかなあ。おじいちゃんにとりや木のことをおしえてもらい待つ間に、ぼくの心はゆっくりとほぐれていきます。
あの子はぼくらのスーパースター (児童図書館・絵本の部屋) フラン・ピンタデラ 文 ラクウェル・カタリーナ 絵 せなあいこ 訳 評論社 2022.6 E0/23146NX/カ  サッカーが最高にうまいマダーニくんは、いつもはだしでプレーをしています。ぼくたちはマダーニくんがサッカーシューズを買うためにお金を貯めていると思っていましたが、大切な試合の日、現れたマダーニくんははだしのまま。試合が始まると、マダーニくんが何にお金を使ったのか分かります。マダーニくんを見守るぼくたちの思いも伝わります。
アグネスさんとわたし ジュリー・フレット 文・絵 横山和江 訳 岩波書店 2022.12 E0/23535NX/フ  野原を見わたすおかの上にある家に、おかあさんと引っこしてきたわたし。夏になり、野原の向こうに住むアグネスさんの家を訪れると、庭を案内してくれました。土でものをつくるのが好きなアグネスさんに作品を見せてもらったり、いっしょに庭の土を耕したりしながら、わたしも大好きな絵をかきためていきます。季節ごとに、二人の友情は深まっていきます。

昔話絵本

書名 著者名 出版者 出版年月 請求記号 書評
わたしがテピンギー : ハイチのおはなし (女の子の昔話えほん) 中脇初枝 再話 あずみ虫 絵 偕成社 2022.2 E0/22900NX/ア  テピンギーは、いじわるなまま母と二人ぐらし。ある日、まま母は重いたきぎを運ぶのを手伝ってくれたおじいさんへのお礼に、テピンギーをめしつかいとして差し出そうとします。テピンギーは、おじいさんにつかまらないように友達に同じ色の服を着てもらってだれがだれだか分からないようにします。知恵と友情でピンチを乗りこえるゆかいなおはなしです。
いのちの水 : ブルガリアの昔話 (世界傑作絵本シリーズ) 八百板洋子 再話 ベネリン・バルカノフ 絵 福音館書店 2022.4 E0/23192NX/バ  永遠のいのちをあたえる水がほしいという王さまの願いをかなえるため、3人の息子たちは旅に出ます。分かれ道で兄たちに道をゆずり、末の息子は「生きてもどれないみち」を選びます。銀のドラゴンや金の鳥を助けながら進むうちに、泉を守る水の精と出会います。兄たちのたくらみを乗りこえ、末の息子は無事にもどってこられるのでしょうか。

知識絵本

書名 著者名 出版者 出版年月 請求記号 書評
そだててみたら… スギヤマカナヨ 作・絵 赤ちゃんとママ社 2022.2 E0/22911NX/ス  たねを育てて日誌をつける宿題を出されたぼくは、たねやさんで「話のたね」を買って育て始めます。必死に世話をしますが、なかなか花がさきません。たねやさんのおじいさんに相談すると、手をかけすぎないことも大事だと言われ、ぼくはそっと見守ることにします。どんな花がさいたでしょうか。
こうもり アヤ井アキコ 作 福井大 監修 偕成社 2022.7 E3/5051NX/ア  こうもりは、わたしたちのすぐそばにすんでいることを知っていますか。夕方暗くなると飛び立ち、小さな虫を食べ続けます。小さくて軽いからだのしくみ、人間の耳には聞こえない声の使いかたなど、不思議なみりょくがいっぱい。雨の日はどう過ごすのかな? 冬の間は冬みんするのかな? こうもりを身近に感じたら、夕暮れの夜空を見上げてみましょう。
ライラックどおりのおひるごはん : みんなでたべたいせかいのレシピ フェリシタ・サラ 作 石津ちひろ 訳 BL出版 2022.5 E3/4978NX/サ  ライラックどおり10番地の建物から、いいにおいがしてきました。マリアはアボカドをつぶしたワカモレ、ムッシュー・シンはココナッツミルクを使ったカレー、マチルダはストロベリー・クランブル。みんなが故郷の料理を作っています。できあがったら中庭に持ち寄って、おひるごはんのはじまりです。料理の材料や作り方ものっています。
ひがたはたからばこ : 青いカニみつけた よしのゆうすけ 写真・文 徳間書店 2022.7 E3/5059NX/ヨ  ハッとするような色合いの青いカニ。ヤエヤマシオマネキという種類で、子どもの間だけきれいな青色をしています。他にも大きなハサミを持つカニ、前向きに進むカニなど不思議なカニがたくさん登場します。お気に入りのカニを見つけてみよう。沖縄県にある西表島の干潟にすむ生き物について、カニを中心に紹介する写真絵本です。

低学年向きよみもの

書名 著者名 出版者 出版年月 請求記号 書評
おてがみほしいぞ こうまるみづほ 作 丸山誠司 絵 あかね書房 2022.1 J913/1605NX/コ  手紙をもらってよろこんでいるリスやウサギを見て、オオカミのギロンは自分も手紙がほしくなりました。ギロンには手紙をくれる友だちや親せきがいなかったので自分で自分に手紙を出しましたが、いくら待っても手紙はとどきません。ヤギの郵便屋タロウに聞いてもギロンをこわがるばかり。ギロンに手紙はとどくでしょうか。
やまだめいたちのえにっき 山田美津子 さく 理論社 2022.10 J913/1969NX/ヤ  2年生のめいは、絵日記の宿題が終わらなくて困っています。お休みの日にどこにも行っていないし、書くことが何もなかったからです。ところが、ごろんと寝て起きると、絵日記が書かれているではありませんか! どうやら他のだれかが書いたようです。それを読んでいるうちに、めいも昨日のことを次々と思い出します。
うみべのおはなし3にんぐみ ジェイムズ・マーシャル さく 小宮由 やく 大日本図書 2022.7 J933/488NX/マ  海辺へピクニックに出かけた3人は、ホットドッグを食べた後、順番に自分で作ったお話を聞かせます。ローリーがネズミとネコとイヌの話をしたのをきっかけに、サムがもっとおもしろい話をすると言ってネズミとネコの話をし、スパイダーはこわい話を語ります。だれの話が1番おもしろかったでしょう? 思わぬ展開にびっくりするお話です。
ちいさなトガリネズミ みやこしあきこ 作 偕成社 2022.11 J913/2000NX/ミ  人間の町で暮らす働きもののトガリネズミ。毎朝6時に起きて7時8分の電車で仕事へ行き、仕事が終わると家でゆっくり過ごします。曜日ごとに洗たくや運動など、やることを決めていておだやかに1日を終えます。他に、テレビを見て海にあこがれる話、1年に1度友だちと家でパーティーをして楽しい時間を過ごす話の3つが収録されています。
かあさんうさぎと金のくつ デュボース・ヘイワード 作  マージョリー・フラック 絵 いしぞねりえ 訳 徳間書店 2022.3 J933/456NX/ヘ  イースターうさぎは世界中の子どもにイースターエッグを配る特別なウサギで、かあさんうさぎフワフワのあこがれです。ある日、イースターうさぎが新しく選ばれると聞いたフワフワは21ひきのこうさぎを連れてお城へ見学に行きます。そこで長老の目に留まり、イースターうさぎに選ばれました。フワフワは無事にイースターエッグを配りきれるでしょうか。

中学年向きよみもの

書名 著者名 出版者 出版年月 請求記号 書評
妹はブロンドヘアー パクミラ 作 イソヨン 絵 高橋昌子 訳 新日本出版社 2022.9 J929/15NX/パ  ハナのお母さんの再婚相手はカナダから来た外国人で、ドゥーナはそのふたりの子ども。お母さんはブロンドヘアーのドゥーナばかりかわいがってハナはおもしろくありません。ドゥーナはハナのことが大好きで一緒に遊ぼうとしますが、ハナはつい意地悪をしてしまいます。文化や宗教の違いを知ることができる韓国が舞台のお話が4つ収録されています。
おとなってこまっちゃう ハビエル・マルピカ 作 宇野和美 訳  山本美希 絵 偕成社 2022.1 J963/3NX/マ  おじいちゃんが結こんすることになって9歳のサラはとても喜びますが、ママは大反対でかんかん。はなれて暮らすパパやおじさんと協力して、サラはママとおじいちゃんのこん約者と会わせる計画を立てますが、思わぬ方向に進んでさらにママをおこらせてしまいます。おじいちゃんの結こんはサラの願うようになるでしょうか。
三まいのはがき (福音館創作童話シリーズ) おくやまゆか さく 福音館書店 2022.9 J913/2028NX/オ  ある日、ゆうたは家の庭でナメクジを助け、通学路でカエルを助け、校庭でヘビを助けました。次の朝、ゆうたに3枚のはがきが届きます。はがきは、お礼が書かれた招待状でした。そこに書かれた場所で待っていた知らない人たちに、ゆうたはよく分からないままそれぞれの家で不思議なおもてなしを受けます。はがきをくれた3人は一体だれだったのでしょうか。
タヌキの土居くん 富安陽子 作 大島妙子 画 福音館書店 2022.3 J913/1777NX/ト  さんかく山のふもとの山下小学校に通う3年生のあかねちゃんが新学期に登校すると、土居くんの席にタヌキが座っていてびっくり。タヌキは土居くんで「しょうじきに」という目標のために、元々のタヌキの姿で登校したのでした。みんなおどろきますが、人間の姿の時と変わらないと分かり仲良く授業を受けます。土居くんの活やくが楽しいお話です。
本おじさんのまちかど図書館 (ものがたりの庭) ウマ・クリシュナズワミー 作 長友恵子 訳  川原瑞丸 絵 フレーベル館 2022.5 J933/475NX/ク  インドに暮らすヤズミンは、毎日まちかど図書館に寄って本おじさんがすすめる「ぴったりの1冊」を借りて読むのが楽しみ。ところがある日、許可証がないことでまちかど図書館を続けられなくなります。まちかど図書館の存続のためにヤズミンは友だちや家族、町の人と協力して行動を起こします。インドの生活の様子も知ることができます。
ワニのガルド おーなり由子 作・絵 偕成社 2022.7 J913/1835NX/オ  引っ越してきたばかりのヒナが学校に行きたくないと思っていると、ワニのガルドが現れます。ガルドは自分のことを「さびしい人にだけ見えるオバケだ」と言い、空を飛んだり教室に現れたり自由にふるまいます。クラスのアイドルのアヤカもガルドが見えると分かり、ふたりは一緒にいるようになります。そしてガルドがおばけになった理由を聞きます。
えんぴつはだまってて あんずゆき 作 たごもりのりこ 絵 文溪堂 2022.11 J913/2026NX/ア  つくも神を知ってますか? 古い物につくようかいのことです。4年生のえっちゃんが学校で拾ったえんぴつについていたつくも神はよくしゃべってうるさいけれど、このえんぴつを使うとテストで100点がとれるので、手放せません。ある日、えんぴつの友だちのつくも神がいる倉庫の物が捨てられると聞き、えっちゃんたちはリサイクルを考えます。
箱舟に8時集合! ウルリヒ・フーブ 作 イョルク・ミューレ 絵  木本栄 訳 岩波書店 2022.11 J943/37NX/フ  けんかしていた3羽のペンギンのもとに白いハトがやってきて、大洪水が起こるといい、同じ種類の動物を2ひきずつ乗せて助けてくれる「ノアの箱舟」の乗船チケットを2枚くれます。自分たちは3羽、チケットは2枚。おいていけないと、チビペンギンをスーツケースの中に入れて、箱舟に乗りこみます。口うるさい世話役のハトに見つからずにすむでしょうか。
はじめましてのダンネバード (くもんの児童文学) 工藤純子 作 マコカワイ 絵 くもん出版 2022.6 J913/1792NX/ク  4年生の蒼太のクラスにネパールから転校生のエリサがやってきました。日本語が少ししか話せないエリサは家の都合で早退したり学校に来なかったりしてクラスでひとりぼっち。そんな中、学校行事「弟子入り体験」で蒼太が行くことになったレストラン「モモ」はエリサのお父さんのお店でした。エリサと一緒に働くうちに蒼太はある事に気づきます。
紫禁城の秘密のともだち 1 神獣たちのふしぎな力 常怡 作 小島敬太 訳 おきたもも 絵 偕成社 2022.11 J923/18NX/チ  10歳の女の子・小雨は、お母さんが働いている中国・北京の紫禁城で放課後をすごしています。ある日きれいな石のイヤリングを拾ってから、なかよしのネコ梨花の話す言葉がわかるようになり、紫禁城の屋根にいる焼き物の神獣、伝説の生き物である<天馬>、<鳳凰>たちとも親しくなります。地下宮殿を調べに行くなど、神獣たちとの楽しい冒険10話。
ラビットホッピング! : うさぎがぼくのパートナー!? マーリン・エリクソン 作 きただいえりこ 訳  森山標子 絵 理論社 2022.1 J949/37NX/エ  両親が病気の妹につきっきりでアルヴィンはさびしく感じていました。そんな時、ウサギのブリーダーであるイルラのお手伝いをしてラビットホッピングに出会います。ラビットホッピングとは、ウサギと人がチームを組んで障害物をとびこえる、スウェーデンで始まった競技です。大会に出ることになったアルヴィンの結果はどうなったでしょうか。

高学年向きよみもの

書名 著者名 出版者 出版年月 請求記号 書評
5番レーン (鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち) ウンソホル 作 ノインギョン 絵 すんみ 訳 鈴木出版 2022.6 J929/13NX/ウ  小6女子のカン・ナルは水泳部のエース。最近は他校のライバルに負け続け、いつも泳ぐ5番レーンからもはずれて苦しんでいます。ライバルが水着で不正をしているとうたがっていた彼女は、練習試合の日、水着を盗んでしまいます。転校生のテヤンとつきあい楽しい気持ちが戻ってきたとき、盗んだ水着のことが心に大きくのしかかってきます。
シャンシャン、夏だより (講談社・文学の扉) 浅野竜 作 中村隆 絵 講談社 2022.5 J913/1922NX/ア  千葉県に住む農家の息子である小6の野歩人は、転校生の川村ちとせがクマゼミをつかまえるのをじゃましてしまい、おこられます。クマゼミはこの町にほとんどいないと知り、親友のカモッチと夏休みの自由研究でこの町にもクマゼミがいることを証明しようとします。クマゼミを必死に探す中、父親に振り回されているちとせの家庭事情を知ります。
星空の約束 (読書の時間 13) 三輪裕子 作 森雅之 絵 あかね書房 2022.10 J913/1970NX/ミ  小6の夏、洋平はひとりで定期船に乗って、三宅島にいる幼なじみの雄斗を訪ねます。新型コロナの影響で小5の春にひっこした雄斗と会う約束をしてから1年ごしの再会。雄斗の母が祖父の看病で急に家を離れることになり、自分たちで畑仕事をしたり、料理をしたり。新鮮な気持ちで手伝い、海で泳ぐなど楽しみながら、星空のもと次の再会を約束します。
マンチキンの夏 ホリー・ゴールドバーグ・スローン 作  三辺律子 訳 小学館 2022.3 J933/452NX/ス  身長が低いことを気にしている12才のジュリア。夏休みに町で上演する劇「オズの魔法使い」のマンチキン(小人)役のオーディションをママに受けさせられて、合格。しかもリードダンサーに任命されます。練習を重ね、プロの役者と仲良くなったり近所のチャンさんに衣装を作ってもらったりするうちに、身長のことは気にならなくなっていきます。
勇気を出して、はじめの一歩 (ブルーバトンブックス) 本田有明 作 ゆうこ 絵 小峰書店 2022.11 J913/2009NX/ホ  小さいころの失敗でジャンプすることがこわい、小学5年の健人。幼なじみの杏は事故でヒザが悪く、かみの毛や目の色の違いが理由でいじめられたことから下を向きがちです。そんなふたりのクラスに、別のクラスから、黒人であるダニエルがうつってきます。3人はそれぞれの苦手なことをおたがい助けあいながら、少しずつ友達になっていきます。
火星のライオン ジェニファー・L.ホルム 作 もりうちすみこ 訳 ほるぷ出版 2022.1 J933/412NX/ホ  2091年、11才のベルたち5人は、6人の大人とネコとともに、火星にあるアメリカ入植地のシェルターに住(す)んでいます。補給物資にまぎれていたネズミをペットとして飼い始めると、なぞの病気が大人たちに広がります。子どもたちだけで生活を続けますが、大人たちの病気はどんどんひどくなり、困った子どもたちはほかの国へ助けを求めに行くことを決めます。
てつほうの鳴る浜 森川成美 作 小学館 2022.7 J913/1921NX/モ  1270年の九州、12才の竹崎長種は武士でなく商人になろうと家出します。中国人の商人・張英のところで働くことになりますが、張英はてつほう(鉄砲)を持っている国・元に命をねらわれていました。予言の力をもつ少女いとから危険を教えられ、張英を助けますが、長種自身も危なくなります。4年後、元が日本へせめてきます。元寇をえがいた物語。
わたしのアメリカンドリーム (講談社・文学の扉) ケリー・ヤン 作 田中奈津子 訳 講談社 2022.1 J933/414NX/ヤ  小5のミアと両親は中国からアメリカへやってきた移民で、苦労の多い毎日。モーテルの管理人である両親を手伝い、ミアはフロント係をして少しでも利益をあげようと努力しています。でもモーテルのオーナーは同じ中国人なのにケチで意地悪。こき使われてばかりで生活は楽になりません。貧しさからぬけ出そうと見つけたのは、あるコンテストでした。
ガリバーのむすこ マイケル・モーパーゴ 作 杉田七重 訳 小学館 2022.12 J933/548NX/モ  アフガニスタンで10才のときに始まった戦争で、オマールは難民として母親といっしょにイギリスにむかいます。ところが、ボートから投げ出されたオマールがたどりついたのは『ガリバー旅行記』に出てくる小人の国リリパット。「ガリバーのむすこ」とよばれ、小人たちと仲良くなり、小人たちの協力のもと、もう一度イギリスにむかって、旅立ちます。
黒紙の魔術師と白銀の龍 鳥美山貴子 著 講談社 2022.9 J913/1912NX/ト  小6の悠馬が神社でつかまえた大きな黒いとかげは、気がついたら紙になっていました。それをあずけたおりがみ教室の先生が行方不明に。悠馬は、おりがみの設計図を作れるクラスメイトの啓図といっしょに神社の奥へ先生を探しに行き、そこで出会った動くおりがみのカニや龍から、先生を助けるために白い紙の龍のウロコを千枚作るようにいわれます。
奉還町ラプソディ 村中李衣 作 石川えりこ 絵 BL出版 2022.11 J913/2001NX/ム  山口県から岡山県にひっこしてきた小6のさとるは、奉還町商店街に住むあつしと仲良し。歴史が古い、その商店街には、若いころミュージシャンを夢見ていた整骨院のじいちゃん先生など長く住んでいるお年寄りや、外国の人たちがいて、さとるたちはいっしょに生活を楽しんでいます。そんな商店街の人たちとの楽しい交流のおはなしが6つ入っています。

昔話

書名 著者名 出版者 出版年月 請求記号 書評
むかしむかし 1 天の岩戸/ヤマタノオロチ/いなばの白うさぎ 内田麟太郎 文 ザ・キャビンカンパニー 絵 文溪堂 2022.2 J913/1608NX/1  「むかし むかし」と語りはじめる、日本に古くから伝わる昔話や神話。1巻には、岩のかげにかくれた太陽の神を外に出そうとする「天の岩戸」、頭が8つある大きなヘビとたたかう「やまたのおろち」など日本の神話が、2巻から5巻には、「かさじぞう」「さるかに合戦」「一寸法師」といった昔話がそれぞれ3話ずつ入っています。全5巻。

知識の本/社会

書名 著者名 出版者 出版年月 請求記号 書評
「ヒロシマ消えたかぞく」のあしあと (ポプラ社ノンフィクション 41) 指田和 著 ポプラ社 2022.7 J210/111NX  原爆で家族全員が亡くなった鈴木六郎さん一家の写真をもとに2019年に出版された絵本『ヒロシマ消えたかぞく』。その裏側を著者が語ります。六郎さんの親族や同じように家族を失った奥本さんとともに家族の最期の「あしあと」をたどり、読者の小学生と交流する姿から、平和への思いを次世代につないでいくことの大切さが伝わります。(高学年~)
いまこそ知りたい!沖縄が歩んだ道 1 琉球・沖縄の歴史 新城俊昭 監修 汐文社 2022.2 J219/4NX/1  2022年は、1972年に沖縄が日本に復帰してから50年となる節目の年でした。  第1巻では、琉球王国時代の歴史、太平洋戦争による被害やアメリカ統治時代の暮らしの様子を解説します。第2巻では現在も残る戦争のあとや基地、第3巻では文化と自然がテーマになっていて、いろいろな角度から沖縄について学ぶことができます。(高学年~)
女王さまのワードローブ : イギリス国民に愛された女王エリザベスⅡ世の物語 改訂版 ジュリア・ゴールディング 文  ケイト・ヒンドレー 絵 前沢明枝 訳 BL出版 2022.12 J289/143NX  2022年9月に96さいで亡くなったイギリスのエリザベス女王の伝記。仲良しの妹とおそろいの服を好んだ少女時代。作業着姿で整備士として働いた第二次世界大戦中。結婚式のときのウェディングドレスは戦争からの復興と希望のシンボルとなりました。国王として外国を訪問した洋服などワードローブ(服装)を通して、その人生をふり返ります。(中学年~)
すごいゴミのはなし : ゴミ清掃員、10年間やってみた。 滝沢秀一 文 スケラッコ イラスト  萩原まお イラスト Gakken 2022.7 J518/27NX  現役のゴミ清掃員で、お笑い芸人の著者が経験した、いろいろなゴミにまつわるお話です。中には、だれがなぜ捨てたのかと思ってしまうようなゴミも出てきます。 物があふれる現代社会。ゴミの問題やゴミに関する仕事のことを楽しく知りながら、これからの地球について考えることにも役立ちます。(中学年~)
神社のえほん 羽尻利門 作 あすなろ書房 2022.3 E3/4968NX/ハ  初詣や七五三で訪れる神社って、何のためにあるのかな? ゆうたはおじいちゃんと神社に行き、宮司さんに話を聞きます。神社にあるすべてのものに意味があることや、神社で働く人たちの服装や役割、お祭りにこめられた願いなどを知ります。古くから受けつがれてきた神社が、地域の人たちにとって大切な場所であることがわかる一冊です。(中学年~)
給食室のいちにち 大塚菜生 文 イシヤマアズサ 絵 少年写真新聞社 2022.8 E3/5050NX/イ  学校で食べている給食はだれが、どうやって作っている? 最初に給食を食べるのはだれ? そんななぞをこの本が解決! 安全でおいしい給食をみんなに届けるために、調理をしたり、片付けをしたり、こんだてを考えたり、たくさんの人ががんばっているのです。  いつもの給食の時間が、もっと楽しくなりそうな絵本です。(低学年~)

知識の本/生物・科学

書名 著者名 出版者 出版年月 請求記号 書評
ジェンダー・アイデンティティ (LGBTだけじゃない!わたしの性) 佐々木掌子 監修 国土社 2022.6 J367/43NX  自分や他人の性との向き合い方、医学や法律でできることなど、ジェンダー・アイデンティティ(性自認)への疑問について解説した本です。LGBTに限らない、一人ひとりちがう性の考え方や生き方があることを、まんがを交えたやさしい説明で知ることができます。巻末には、相談先ものっています。(高学年~)
かみなり (ふしぎいっぱい写真絵本 39) 妹尾堅一郎 監修  音羽電機工業「雷写真コンテスト」 協力 ポプラ社 2022.7 J451/27NX  夏の夕方、空が暗くなったと思ったら、とつぜんピカッと光り、ゴロゴロ、バリバリと落ちてくるかみなり。かみなりは、雲にたまった電気があふれ出たもので、強い力で高いビルに落ちたり、空を飛ぶ飛行機に落ちることも。こわいけれど、作物を育てるめぐみの雨をつれてきてくれるかみなり。その秘密を、はく力ある写真で見てみよう。(低学年~)
生物がすむ果てはどこだ? : 海底よりさらに下の地底世界を探る (くもんジュニアサイエンス) 諸野祐樹 著 くもん出版 2022.1 J468/9NX  深い海の底から2.5キロも下の石やどろの世界。太陽の光も酸素もない、そんなところに生物がいるなんて想像できますか? 著者は科学掘削船「ちきゅう」に乗り、海底からほり出した地層の中にいる微生物を研究しています。うまく微生物を数える方法を見つけたときの喜びなど、研究の楽しさについても知ることができます。(中学年~)
貝のふしぎ発見記 武田晋一 写真・文 阿部浩志 編集・文協力  福田宏 監修 少年写真新聞社 2022.6 J484/6NX  貝ってどんな生き物なのでしょうか。貝には、二枚貝や巻貝などいくつかのグループがあり、カタツムリ、イカやタコ、クリオネも実は貝の仲間なんですって!  この本では、カメラマンの著者による美しい写真とくわしい解説で、いろいろな貝のふしぎな活動の様子がわかります。大きさがわかる写真もたくさんのっています。(中学年~)
鳥は恐竜だった : 鳥の巣からみた進化の物語 鈴木まもる 作・絵 アリス館 2022.7 J488/29NX  恐竜が進化して鳥になったと言われています。では、どのように進化したのでしょうか。ある鳥の巣を見たことで、現代の鳥の生態をヒントにその過程を考え始めた著者は、安全に卵やひなを守ることができるよう巣を作る場所を工夫し、少しずつ飛べるようになったのでは、と仮説を立てていきます。著者と一緒に進化のなぞを追ってみませんか?(中学年~)
地球がもし100cmの球だったら : 子どもSDGs版 永井智哉 文 木野鳥乎 絵 世界文化ブックス 2022.8 J519/52NX  もし地球が直径100センチの球だったら、世界一高いエベレスト山はたったの0.7ミリで、空気の厚さは1ミリだそう。そのわずかな厚みのところに豊かな海や陸があり、たくさんの命が暮らしています。そんなきせきのような地球の環境が人間のせいで変わってしまったら? かけがえのない地球のために自分に何ができるか考えてみませんか。(中学年~)
ホホジロザメ 沼口麻子 文 関俊一 絵 福音館書店 2022.6 E3/5027NX/セ  世界中ほぼ全ての海にすんでいるホホジロザメ。いつもはゆっくり泳ぎますが、特別な器官で他の生き物を見つけると、すごい速さで追いつめて食べてしまいます。そんな強いサメでも、こどもの頃はシャチなどにおそわれ、命を落とすことも。広い海で生き残って強くなり、命をつないで暮らすホホジロザメの生態を、迫力のある絵でえがきます。(低学年~)

知識の本/技術・産業

書名 著者名 出版者 出版年月 請求記号 書評
光るマウスが未来をかえる : おはなしサイエンス 遺伝子工学 (おはなしサイエンス) 森川成美 作 石井聖岳 絵 講談社 2022.12 J467/5NX  小6の鍛人は落ち着きがなくておこられてばかり。お父さんもそうだったらしいから遺伝かな? バレエを習っている友達の安奈は太りやすい遺伝を気にしています。鍛人のおばあちゃんががんの遺伝子治療を受けると聞き、心配になったふたりは遺伝子組みかえマウスの研究所で働く安奈のいとこの蛍さんを訪ねます。おはなしで科学を知るシリーズ。(高学年~)
水辺のワンダー : 世界を旅して未来を考えた (文研じゅべにーる) 橋本淳司 著 文研出版 2022.6 J517/13NX  表紙の写真はインド北部の町にある氷の塔。気候変動のため水不足になやまされる村で、冬に氷をためて、夏にとけた水を使うために考えられたものです。他にもカンボジアのトンレサップ湖での水上の暮らしやインドのトイレ事情など、SDGsにも関連する世界の水にまつわる問題と各地の取り組みを、水ジャーナリストの著者が伝えます。(高学年~)
和ろうそくは、つなぐ 大西暢夫 著 アリス館 2022.2 J576/2NX  1本ずつ手作りされる和ろうそく。蝋の原料であるハゼの木の実をとる現場へ向かった著者は、実のしぼりカスが藍染職人へ、藍染で出た灰が焼き物職人へと、不要になった物が様々な職人の仕事につながっていることを発見します。伝統的なものづくりの中で職人たちが大切にしてきた、ムダなく生かす考え方や工夫がわかります。(中学年~)
はっこう : 地球は微生物でいっぱい 小川忠博 写真・文 横山和成 監修 あすなろ書房 2022.4 J588/23NX  パンやチーズ、納豆は好きですか? これらは微生物の発酵によって作られています。日本で古くから使われてきた「こうじ菌」で作られる日本酒、みそ、しょう油などの食べ物や、落ち葉が発酵して畑を豊かにする腐葉土、さらには下水処理まで。どこか温かみを感じる美しい写真で、小さな微生物の大きな力を感じることができます。(中学年~)
未来の食べもの大研究 : 「食」の歴史とこれからをさぐろう (楽しい調べ学習シリーズ) 石川伸一 監修 PHP研究所 2022.11 J611/12NX  技術開発などで食べものが豊富になった一方、余った物が大量に捨てられたり、おなかがすいて苦しむ人がいたり。地球はまさに食の危機! この本では、食べものに関する歴史や現在の問題のほか、研究が進んでいる環境にやさしい昆虫食など、これからの食べもののことがわかります。生活に欠かせない食べものの未来を考えてみよう!(中学年~)
宇宙食になったサバ缶 小坂康之 著 別司芳子 著  早川世詩男 装画・挿絵 小学館 2022.7 J667/3NX  「サバ缶を国際宇宙ステーションに届けたい」という生徒の一言から始まった大研究! 宇宙で食べたくなる味って? 宇宙食で大切なことは何? 調査、観察、記録を重ね、ついにJAXA認証宇宙日本食として、宇宙飛行士の野口聡一さんによって宇宙から食レポが行われます。努力し続けた福井県の高校生たちの14年間を追うノンフィクション。(中学年~)
すいどう (かがくのとも絵本) 百木一朗 さく 福音館書店 2022.11 E3/5133NX/モ  じゃぐちをあけると出てくる水は、どこから来るのかな? 山にふった雨は、やがて川になり、上水場できれいにしたあと、じめんの下の水道かんを通って、町のあちこちに送られます。私たちのくらしのさまざまなところで使われた水は、こんどは下水かんをとおって下水しょり場へ。ふだんは見えない水道をのぞいてみたくなります。(低学年~)

知識の本/芸術・スポーツ

書名 著者名 出版者 出版年月 請求記号 書評
だれよりも速く走る義足の研究 (みんなの研究) 遠藤謙 [著] 偕成社 2022.7 J494/1NX  二足歩行ロボットの研究をしていた遠藤さんは、後はいが病気で足を失ったことをきっかけに、義足の研究に取り組みます。さらに東京パラリンピックに向け、アスリートや仲間と協力し、スポーツ用義足で人類最速をめざす挑戦をします。障がい者が義足を借りて気軽に走りを楽しめるようにするという、もうひとつの挑戦もえがかれています。(高学年~)
47都道府県の郷土玩具 3 近畿地方・中国地方 日本玩具博物館 監修 井上重義 監修 斉藤道子 文・編 砂野加代子 文・編 大月書店 2022.8 J759/7NX/3  郷土玩具とは、紙、木、土などの身近な材料で作られてきた、全国の各地域に伝わる伝統的なおもちゃのことです。大阪府のページでは、無病息災を願って作られる「神農の虎」、人とお金を招く「初辰猫」など、6つがのっています。かわいい色や形をした各地の郷土玩具の写真を楽しみながら、作られてきた由来や願いを知ることができます。(中学年~)