書名 |
著者名 |
出版社 |
出版年 |
請求記号 |
書評 |
おにいちゃんがいるからね |
ウルフ・ニルソン 文 エヴァ・エリクソン 絵 ひしきあきらこ 訳 |
徳間書店 |
2011.9 |
E0/15415N/エ |
ぼくがつくった時計の針は3時。いつもパパが迎えに来る時間、だけど今日は来ない。
どうしたんだろう?パパもママも死んじゃったんだろうか?
泣きたい気持ちをぐっとこらえて、弟を連れて帰ります。だって弟を悲しい気持ちにさせちゃいけないから。
お兄ちゃんの弟を思う気持ちが心にぐっとくる1冊です。 |
たかこ(絵本・こどものひろば) |
清水真裕 文 青山友美 絵 |
童心社 |
2011.4 |
E0/15093N/ア |
ぼくの学校にたかこという転校生がやってきた。たかこはいつも扇をもっているし、授業中は墨をすって筆をつかうし、使うことばも古文調。そんなたかこは、いつしかクラスから浮いた存在になってしまいますが・・・。たかこの言葉づかいや表情が楽しい絵本です。 |
フーくんのおへそ |
ラモン・アラグエス 文 フランチェスカ・ケッサ 絵 宇野和美 訳 |
光村教育図書 |
2011.5 |
E0/15176N/ケ |
4才と4か月と4日のフーくんは、とても知りたがりや。お風呂に入っている時、どうしておへそがあるのかなと不思議に思って、パパやお姉ちゃんに聞いてみますが、なっとくできません。ママに本当の答えを教えてもらって、ようやく「おへそとは、何か?」が分かります。 |
じいちゃんのよる(こどものとも絵本) |
きむらよしお さく |
福音館書店 |
2011.6 |
E0/15147N/キ |
なつやすみに、ぼくはじいちゃんの家へ行った。軒先ですいかを食べたり、川へ遊びに行っ
たり。だけど、よるになると、じいちゃんが「よるがなめにくるから」と言う。おじいちゃんのひょうきんな表情が楽しく、ほのぼのとした優しさが伝わってきます。 |
おかあさんとわるいキツネ -モンゴルのおはなし- (世界傑作絵本シリーズ) |
イチンノロブ・ガンバートル ぶん バーサンスレン・ボロルマー え つだのりこ やく |
福音館書店 |
2011.11 |
E0/15547N/ボ |
モンゴルの北のはて、タイガというところで
トナカイをかってくらしている人たちのお話。
おかあさんは、るすのあいだに、キツネからあ
かちゃんを守るためにいろいろな知恵をはたら
かせます。おかあさんの力強い愛情が伝わる1冊です。 |
シルム -韓国のすもう- |
キム・ジャンソン 作 イ・スンヒョン 絵 ホン・カズミ 訳 |
岩崎書店 |
2011.1 |
E0/14946N/イ |
川辺で開かれるシルム(すもう)に、たくさんのお客さんが集まってきました。あめを売る人や牛も来て、大にぎわい。決勝戦は、大男と小男のチャンサ(力士)の対戦です。さて、どちらが勝ったのでしょうか?
日本でもおなじみのすもう。おとなりの国、韓国にもむかしからあります。 |
ベンおじさんのふしぎなシャツ |
シュザン・ボスハウベェルス 作 ルース・リプハーヘ 絵 久保谷洋 訳 |
朝日学生新聞社 |
2011.9 |
E0/15407N/リ |
ヨーゼフは、動物が大好きで飼いたいと思っていますが、両親がゆるしてくれません。ある日、アメリカからやって来たベンおじさんは、ひよこの絵がたくさんついたシャツを着ていました。ヨーゼフがひよこの数を数えると、おじさんのシャツからたくさんのひよこが飛び出してきます。 |
ハックションあれッ?? |
デブ・ラッキ 作 青山南 訳 |
BL出版 |
2011.1 |
E0/15432N/ラ |
男の子がすごいクシャミをすると、鼻の穴か
ら、恐竜やら野球選手やら、次々といろんなも
のが飛び出してきて、とうとう男の子の頭の中
は空っぽになってしまいました。泣きたくなっ
た男の子が、グスンと鼻をすすりあげたとた
ん、今度はいろんなものが鼻の穴から頭にとび
こんできました。さて、頭から出ていったもの
は、ぜんぶ元にもどったのでしょうか。 |
くらくてあかるいよる |
ジョン・ロッコ 作 千葉茂樹 訳 |
光村教育図書 |
2011.1 |
E0/15515N/ロ |
ある夏の夜。いつもはさわがしくてあかるい街が、突然、停電になります。街はまっくらひっそり。でも見上げるとまんてんの星空、通りにはいつのまにか店が出てちょっとしたパーティが開かれています。みんな、のんびりたのしい時間を過ごしています。いつものあわただしい生活で忘れがちなものに気づかされる一冊です。 |
書名 |
著者名 |
出版社 |
出版年 |
請求記号 |
書評 |
うさぎのラジオ |
島村木綿子 作 いたやさとし 絵 |
国土社 |
2011.11 |
J913/13174N/シ |
ちなみのペットの黒ウサギの月丸の耳から小さな黒い箱が出てきました。耳に当ててみると、なんとウサギのラジオではありませんか!ウサギの体操などウサギ向けの楽しい番組が流れてきますが、サスケというウサギが行方不明で怪我をしたとの臨時ニュースが入ります。ちなみはどうする? サスケはどうなる? |
のら犬ホットドッグ大かつやく |
シャーロッテ・ブレイ 作 オスターグレン晴子 訳 むかいながまさ 絵 |
徳間書店 |
2011.11 |
J949/510N/ブ |
いつも学校帰りにお弁当の残りをあげていたのら犬が、シッセの家までついてきて、「ホットドック」と名付けて飼うことになりました。ホットドッグが巻き起こす騒動や、スーパーの泥棒騒ぎで活躍する様子が楽しく描かれています。お金で買えない大切な物に気づかせてくれる1冊です。 |
ともだちまねきねこ |
松本聰美 作 白土あつこ 絵 |
国土社 |
2011.9 |
J913/13108N/マ |
気の弱いまきお(小3)が拾った招き猫を修理した夜、「力になるでぇー」とまねき猫が言う夢を見ます。試しに、「おばあちゃんをよんでください」というと、玄関のチャイムが鳴ります。おばあちゃんは来てくれたかな? ちょっとお願いをまちがえてしまうけれど、大阪弁のゆかいな招き猫の出てくるお話です。 |
すすめ!ドクきのこ団(文研ブックランド) |
村上しいこ 作 中川洋典 絵 |
文研出版 |
2011.11 |
J913/13206N/ム |
仲良し四人組の今年のグループ名を「ドクきのこ団」と決めたけれど、仲良しの守はグループに入らないと言い出す。どうすれば、前みたいにうまくいくのかな?
あこがれの女の子に頼りになるにいちゃん、パワフルなかあちゃんも登場して、関西弁のやりとりも身近に感じさせてくれる1冊です。 |
お笑い一番星 |
牧野節子 作 櫻井砂冬美 絵 |
くもん出版 |
2011.3 |
J913/12901N/マ |
ひっこみじあんのトシオと初対面の人にも話しかけるトビタの二人が、お笑いコンビを組んでオーディションを受けることになりました。正反対の二人が、同じ夢に向かってがんばるのですが、トシオのお母さんが倒れてしまい、お笑い学校の月謝を払えなくなります。笑いはもちろん、ちょっぴり涙もある1冊です。 |
赤ちゃんおばけベロンカ |
クリスティーネ・ネストリンガー 作
フランツィスカ・ビアマン 絵 若松宣子 訳 |
偕成社 |
2011.8 |
J943/765N/ネ |
怖がりのヨッシーは、妹ミッツィを怖がらせようとおばけ人形を作るのですが、ヨッシーが「バーベロンベロンカ」とどなると、人形がしゃべりだします。しかも赤ちゃんおばけで、ミッツィを怖がらせるのは失敗し、手がかかるばかり。ヨッシーとミッツィはうまくいくのでしょうか?最後に赤ちゃんおばけの作り方も載っています。 |
盆まねき |
富安陽子 作 高橋和枝 絵 |
偕成社 |
2011.7 |
J913/13035N/ト |
小3のなっちゃんは、笛吹き山のおじいちゃんから「盆まねき」の手紙をもらって、ご先祖様の供養のために里帰りします。そこで、おじいちゃんやおばちゃんからから不思議なお話を聞く夏のお話です。最後に作者の特攻隊で戦死したおじさんのおはなしもあって、戦争について考える1冊でもあります。 |
ヴィンニとひみつの友だち(ヴィンニ! 2) |
ペッテル・リードベック 作 菱木晃子 訳 杉田比呂美 絵 |
岩波書店 |
2011.6 |
J949/501N/リ |
『日曜日島のパパ』(2009.6)に続く、ヴィンニシリーズの2作目です。三年生(秋)がはじまり、学校で「ひみつの友だち」という課題がでます(どんな課題かは読んでのお楽しみ)。また、同じクラスのアレックスのことが気になり始めたり、ママが怪我をしたおかげで、別居中のパパといっしょに暮らせるようになったり、ドキドキがたくさんのヴィンニの冬のお話です。 |
ピッグル・ウィッグルおばさんの農場(岩波少年文庫 205) |
ベティ・マクドナルド 作 小宮由 訳 |
岩波書店 |
2011.5 |
J933/4596N/マ |
動物が好きだけど、ペットのお世話を忘れてしまうレベッカ、芝刈り機にミキサー、工具まで、何でも分解してみたくなっちゃうジェフィなど、家族のみんなも困ってしまうこどもが5人登場します。そこで、うわさのピッグル・ウィッグルおばさんの農場に預けられます。こどもたちを待っているおばさんは、どんな人なのでしょうか? |
おかし工場のひみつ!!(集英社みらい文庫 れ-1-1) |
令丈ヒロ子 作 MON 絵 |
集英社 |
2011.3 |
J913/12836N/レ |
みんなの大好きなおかしが、どうやって作られるか、知っていますか?大阪の小学5年生のぴろコン、MONMON、なぞのお嬢様・みのPの3人といっしょに、おかし工場見学に出かけてみよう。工場の人達の商品にかける熱い思い、3人組の楽しいおしゃべりが楽しいですよ。自由研究に悩んでいる人にもおすすめの1冊です。 |
書名 |
著者名 |
出版社 |
出版年 |
請求記号 |
書評 |
パパはバードマン |
デイヴィッド・アーモンド 作 ポリー・ダンバー 絵 金原瑞人 訳 |
フレーベル館 |
2011.1 |
J933/4642N/ア |
ママがいなくなってからパパは鳥人間コンテストに出るために羽を集めて翼を作り、虫を食べている。リジーはそんなパパの世話をしながら見守っている。ドリーンおばさんはリジーを心配して学校へ行かせようと校長先生を連れてくるが、なぜかみんな一緒にコンテストに出ることになる。さあ、結果はどうだったでしょう? |
ツチノコ温泉へようこそ(福音館創作童話シリーズ) |
中山聖子 作 保光敏将 画 |
福音館書店 |
2011.11 |
J913/13207N/ナ |
小5の周一たち3人組が草むらで目撃したツチノコ。学級新聞から新聞の取材に発展し、観光の目玉にと、大人たちは盛り上がる。周一は新しいお父さんとぎくしゃくしていたが、そんなとき町を大雨が襲う。
途中で『ツチノコ音頭』の振付があり、巻末には楽譜も掲載。歌って踊ってみませんか。 |
モーグルビート!(ノベルズ・エクスプレス 14) |
工藤純子 作 加藤アカツキ 絵 |
ポプラ社 |
2011.1 |
J913/13121N/ク |
スキーが好きなのに物足りなさを感じていた一子(いちこ)が出会ったのは、スキーの中でもモーグルという競技の選手、美鈴(みすず)だった。オリンピックを目指す美鈴の滑りを見てモーグルに心ひかれていく。エアを飛びたいと思い、てっぺんめざして突き進む! 続きの『モーグルビート!再会』も出ました。モーグル、やってみたくなるかも。 |
シーラカンスとぼくらの冒険(スプラッシュ・ストーリーズ 10) |
歌代朔 作 町田尚子 絵 |
あかね書房 |
2011.9 |
J913/13098N/ウ |
中学受験をひかえる夏休み、マコトは塾に通う地下鉄で、シーラカンスの隣に座る。幼なじみのアキラと調べてみると、珍しい種類のヒレで移動する陸シーラカンスで、保護されているとわかる。しゃべることができるシーラカンスを「師匠」と呼んで親しくなった2人は、仲間や古代の夜空を見せるため、冒険に連れ出す。 |
クラーケンの島 |
エヴァ・イボットソン 著 三辺律子 訳 |
偕成社 |
2011.1 |
J933/4627N/イ |
人魚など不思議な生き物たちがすむ秘密の島を管理しているエッタたち姉妹は、年をとった自分たちが生き物の世話を続けられるか不安を感じていた。そこで元気な子どもたちを誘拐して世話を手伝わせることにする。なのに、3人のうちの1人は全然役に立たないうえに、やがて島全体を危機に陥れることに。 |
遠く不思議な夏 |
斉藤洋 著 森田みちよ 絵 |
偕成社 |
2011.7 |
J913/13007N/サ |
こどものころ毎年夏を過ごした、母の田舎ではいつも不思議なことが起こった。キツネに化かされたり、死んだ本家のおばあさんを見かけたり、座敷わらしと仲良くなったり、人魂も見る。大人には見えない、何か不思議なものが見えていた小学生までの時期の作者の体験物語。今よりほんの少し昔には身近だった不思議な話。 |
ウィッシュ -願いをかなえよう!- |
フェリーチェ・アリーナ 作 横山和江 訳 |
講談社 |
2011.8 |
J933/4617N/ア |
病気の母を助けようと、セブは弟に教えてもらった願いをかなえる方法を行うことにした。その方法とは、飛んでる飛行機の姿を手で作った三角形の中につかまえて100機分パチンとたたくこと。ダウン症のセブは真剣に飛行機を探し求めて遠い町の飛行場へむかう。
はたして、セブの願いはかなうのか。 |
リンデ(講談社文学の扉) |
ときありえ 作 高畠純 絵 |
講談社 |
2011.12 |
J913/13224N/ト |
突然の事故でママを亡くし、自分をみうしなってしまった理一郎(りいちろう)、通称リロ。亡くなったおばあちゃんが飼っていた大型犬のリンデを預かり、リロはその世話に夢中になる。しかしリンデもいつかいなくなるかもしれないと気づく。死や生について考え、別れを乗り越えていこうとする物語。 |
シャーロック・ホームズ&イレギュラーズ 1 消されたサーカスの男 |
T.マック M.シトリン 著 金原瑞人 相山夏奏 共訳 スカイエマ 画 |
文溪堂 |
2011.9 |
J933/4629N/マ |
名探偵ホームズの捜査を助ける、ホームレスの少年たち「ベイカーストリート・イレギュラーズ」の活躍を描く。全4巻。
1巻では、サーカスの綱渡り中に突然落下して 死んだザリンダブラザーズの事件を調べることになり、サーカスで聞き込みを行う。その事件には、王室につながる陰謀が隠されていた。 |
星空に魅せられた男 間重富 |
鳴海風 作 高山ケンタ 画 |
くもん出版 |
2011.3 |
J289/679N |
江戸時代、世界一正確なからくり時計を作った、天文学者の間(はざま)重富(しげとみ)。大阪で質屋を営む町人でありながら、武士に混じって塾に通い、儒学や西洋天文学を学び、幕府にも協力して暦を改めるなど天文学の発展につくした。天体観測や記録をとり、仲間たちをかげながら支えた。そんな彼の生涯を描いた伝記。 |
書名 |
著者名 |
出版社 |
出版年 |
請求記号 |
書評 |
親子のための地震イツモノート -キモチの防災マニュアル- |
地震イツモプロジェクト 編 寄藤文平 絵 |
ポプラ社 |
2011.8 |
J369/187N |
地震の瞬間に「なにかをする」のではなく「なにもしなくてよい」ようにそなえておくのが防災のこころえ。阪神・淡路大震災の被災者のお話をもとに、「イツモ君」がわかりやすいイラストで教えてくれるのは、身近にあるものですぐできて、いざというとき役に立つヒントばかりです。(中学年~) |
ルワンダに教育の種を -内戦を生きぬいた女性・マリールイズの物語- |
中地フキコ 著 |
かもがわ出版 |
2011.6 |
J302/43N |
1994年ルワンダの内戦で、3人の子どもを連れ難民キャンプへたどり着いたマリールイズが助かったのは、日本語の通訳になれたから。字の読めない人も多いなか、ルイズは高校を出て留学していたのだ。日本の支援者に支えられルイズはルワンダに学校をたてる。教育が命を救い、将来の夢をかなえると信じて。(中学年~) |
アジアの小学生 5 ブータンの小学生 |
河添恵子 取材・編集・執筆 |
学研教育出版 |
2011.2 |
J376/33N/5 |
世界の子どもたちはどんな生活をしているのかな。去年、国王夫妻が来日したブータンの小学校の授業風景や家での生活、習いごとなどが、たくさんの写真で紹介されている。食べ物、衣装、民族楽器・・・、いろいろなものを日本とくらべながら読むのもおもしろい。子どもたちのアンケートものっている。アジアの小学生シリーズは全6巻。(中学年~) |
日本各地食べもの地図 -食育資料- 西日本編 |
帝国書院編集部 著 |
帝国書院 |
2011.2 |
J383/97N |
大阪府の郷土料理って何か知ってる? 行事食や伝統野菜の写真ものっているし、各地の特産物が地図の上にイラストで描かれていてわかりやすい。同じ日本の中でも、食べ物はいろいろ違うんだね。全国の給食の写真ものっているよ。どれが一番おいしそうかな? 東日本編と資料編の全3巻。(中学年~) |
心のおくりびと 東日本大震災復元納棺師 -思い出が動き出す日- |
今西乃子 著 浜田一男 写真 |
金の星社 |
2011.12 |
J369/190N |
復元納棺師(ふくげんのうかんし)とは亡くなった人の体を生きていた時の姿に戻す仕事。その人の写真を見ながら、何時間もかかるむずかしい作業だ。地元の岩手県で震災ボランティアとして、300人以上の体を復元し、心のお医者さんを被災地によぶ活動にも取りくんだ、笹原留似子(ささはらるいこ)さんの胸が熱くなる記録。(高学年~) |
ぼくの仕事場は富士山です(世の中への扉) |
近藤光一 著 |
講談社 |
2011.7 |
J786/63N |
いろいろな思いを持って山に登る人たち一人一人と向き合ったガイドをするために、自分で会社を作った登山案内人。「未来の子どもたちからの大切な借り物」である富士山の自然を守りながら、人間もいっしょに生きる方法を伝える活動もしている。これを読んで、今年の夏は富士山に登ってみませんか。(高学年~) |
書名 |
著者名 |
出版社 |
出版年 |
請求記号 |
書評 |
きのこ -ふわり胞子の舞-(ふしぎいっぱい写真絵本) |
埴沙萠 写真・文 |
ポプラ社 |
2011.9 |
J474/14N |
黄色いきのこ、土のつぶみたいなきのこ、大きいの、小さいの、いろんなきのこがいっぱい。胞子が雨つぶで飛び散ったり、風にふかれて飛んでいく、その瞬間をとらえた写真集。小さな体から遠くまで胞子を飛ばすきのこ。家でできる、胞子を見るための実験ものっているから、ためしてみてね。(幼児~) |
せんせい!これなあに? 4 -なまえしらべずかん- 野原の葉っぱ |
亀田龍吉 写真 有沢重雄 構成・文 |
偕成社 |
2011.11 |
J460/89N/4 |
「これ何のはっぱだろう?」と思った時には、この本をひらいてみて。「ぎざぎざ」「まんまる」「もようや色がある」というふうに、形からさがせるようになっているよ。大きくて見やすい写真がのっているシリーズは全4巻。「海の生きもの」「いもむし・けむし」「木の実・草の実」 どれからしらべてみる?(低学年~) |
野鳥もネコもすくいたい! -小笠原のノラネコ引っこし大作戦- |
高橋うらら 文・写真 永吉カヨ 絵
小笠原自然文化研究所 東京都獣医師会 監修 |
学研教育出版 |
2011.7 |
J480/318N |
小笠原にしかいない貴重な鳥をおそったのはノラネコ。だが野生化して凶暴なネコも、つかまえて東京の動物病院で世話をすると、また人と暮らせるようになる。これが島の人や獣医が協力して考えた、みんながなっとくできる方法だった。世界自然遺産になった島や自然を守るには、まず知ることからはじめよう。(中学年~) |
水と地球の研究ノート 1 町の中の泉 |
武田晋一 写真・文 ボコヤマクリタ 構成・絵 |
偕成社 |
2011.3 |
J452/57N/1 |
カメラマンの著者が熊本県でみつけたのは町の中とは思えないほどすんだ水がわき出る泉でした。1年を通じ水温が変わらず日光が通るため水草は青々としげり、魚が育ち人が集まる。著者はそれが火山の噴火と深い関係がある事に気づきます。水の由来から地球の活動を考えるシリーズ。全5巻。(中学年~) |
地球の声に耳をすませて -地震の正体を知り命を守る-(くもんジュニアサイエンス) |
大木聖子 著 |
くもん出版 |
2011.12 |
J453/34N |
地面の下には岩盤とよばれる、かたくて大きな岩石の層があり、地震は岩盤がバリッと割れることによっておこる。ではなぜ岩盤は割れるのか。3月11日に、いったい何がおこったのか。どうすれば大切な命が守れるのか。空想の調査船「モグルン号」に乗って、生きて動いている星、地球の声を聞きに行こう。(高学年~) |
書名 |
著者名 |
出版社 |
出版年 |
請求記号 |
書評 |
見学しよう工事現場 1 タワー |
溝渕利明 監修 |
ほるぷ出版 |
2011.1 |
J510/16N/1 |
ふだん入ることができない工事現場をちょっとのぞいてみない?
できたばかりの東京スカイツリーや、大阪のあべのハルカスも紹介されている。特別な機械を使って、一つ一つ小さな作業が積み重ねられてできあがっていくんだ。「トンネル」「ダム」「橋」の全4巻。(中学年~) |
電気がいちばんわかる本 4 発電のひみつ |
米村でんじろう 監修 |
ポプラ社 |
2011.3 |
J540/15N/4 |
震災をきっかけに、前よりも電気のことを考えるようになった人も多いかな? この本では電気のしくみをわかりやすく説明している。発電所の種類や電気が家に届くまでのほかに、発電の実験や工作ものっているよ。しくみを知って、これからの電気のことをみんなで考えてみよう。全5巻。(中学年~) |
調べてみよう!日本の職人伝統のワザ 7 「季節・行事」の職人 |
|
学研教育出版 |
2011.2 |
J502/11N/7 |
7段かざりのおひなさま15人の顔はみんな違うし、こいのぼりは目の位置で表情がまったく変わる。日本に昔から伝えられてきたものづくりのようすが、ていねいに紹介されていて、作っている人への質問コーナーもある。手作りにこだわる日本の文化やそれを伝えるワザを紹介したシリーズは全7巻。(中学年~) |
飛べ!「はやぶさ」 -小惑星探査機60億キロ奇跡の大冒険-(科学ノンフィクション) |
松浦晋也 文 |
学研教育出版 |
2011.4 |
J538/83N |
エンジンが壊れたり、うまく着地できなかったり、何度もトラブルにあいながら、無事に地球に戻ってきた“はやぶさ”の記録。小さな惑星イトカワから地面のサンプルを持って帰るために、いろいろな人の知恵や技術を持ちよって、世界で初めてのことをやりとげた、はやぶさのしくみがよくわかる。(高学年~) |
ヒット商品研究所へようこそ! -「ガリガリ君」「瞬足」「青い鳥文庫」はこうして作られる-(世の中への扉) |
こうやまのりお 著 |
講談社 |
2011.7 |
J675/5N |
みんなに喜んでもらうために、熱い思いで働いている人たちがいる。氷菓子「ガリガリ君」や運動靴「瞬足」が誕生するまでの工夫やドラマ、本を選ぶ小学生のジュニア編集者も紹介されている。みんなが大人になってはたらく時、こんなふうにわくわくできる仕事につけたらいいですね。(高学年~) |