ほんだな 2008 音声対応版
更新日:2008年6月30日
ほんだな 2008 音声対応版
ほんだな 2008 音声対応版
赤ちゃん絵本
書名 | 著者名 | 出版社 | 出版年 | 請求記号 | 書評 |
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よいしょ (はたらくくるま) | 三浦太郎 [作] | 偕成社 | 2007.6 | E3/2384N/ミ | ダンプカーが土をはこんできて、「よいしょ!」とをおとします。フォークリフトが「よいしょ!」と、にもつをもちあげます。ほかにもはたらくくるまが「よいしょ」とかけ声をかけて、仕事をしています。同シリーズはほかに「まかせとけ」「とどくかな」があります。 手に持ちやすいサイズ。絵が色、形ともはっきりしている幼い子向きの絵本です。 |
てじな | 土屋富士夫 作 | 福音館書店 | 2007.5 | E0/12022N/ツ | てじなしのおじさんが2本のわを持って「あんどら いんどら うんどら」とまほうの言葉をとなえると、ふしぎなことがおこります。 「あんどら いんどら うんどら」のくりかえしのリズムと、切り抜きの入ったしかけが楽しい絵本です。 |
絵本
書名 | 著者名 | 出版社 | 出版年 | 請求記号 | 書評 |
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よじはんよじはん | ユンソクチュン ぶん イヨンギョン え かみやにじ やく | 福音館書店 | 2007.5 | E1/4396N/イ | ちいさなおんなのこがおとなりへ時間を聞きにいきました。おしえられたとおり「よじはんよじはん」といいながら、にわとりやあり、とんぼをおいかけて、家につくころには・・・。 小動物に心うばわれるこどもの姿がほほえましく、韓国の少し昔のゆったりとした情景を描いた絵本です。 |
10にんのきこり | A.ラマチャンドラン さく 田島伸二 やく | 講談社 | 2007.10 | E3/2425N/ラ | 10人のきこりが森へ10本の木を切りにいく。1番目のきこりが1本の木を切り、残りは9。「まだある まだある」。つぎつぎにきこりが木を切ると・・・。 0を発見したインドの数の絵本。インド人作者の絵が楽しい。 自然の大切さも訴えています。 |
おしゃれがしたいビントゥ | シルヴィアン・A.ディウフ 文 シェーン・W.エヴァンス 絵 さくまゆみこ 訳 | アートン | 2007.2 | E0/11854N/エ | わたしもファトゥねえさんみたいにみつあみにしておしゃれしたいと願うビントゥ。おばあちゃんはまだちいさいこはおしゃれよりも大事なことがあるといいます。ある日よいおこないをしてみつあみにしてもらえると喜んだビントゥですが・・・ アフリカのセネガルに住むおしゃれな女の子の気持ちが伝わる絵本です。 |
7日だけのローリー | 片山健 [作] | 学研 | 2007.8 | E0/12382N/カ | ぼくはまいごのいぬを、一週間だけの約束でかうことになりました。かいぬしをさがしましたが、なかなか見つからず、日が過ぎていきました。ローリーと名づけ、うちでかおうと決めたのですが・・・。 ちょっぴりせつない動物への愛情を描いた絵本です。 |
とちのき | いまきみち さく | そうえん社 | 2007.10 | E0/12479N/イ | とちのきは芽を出し、白い花をさかせ、実をみのらせてやがてとちもちとして食べることができるようになります。みなちゃんの家のとちのきが、季節のうつりかわりとともに変化していくようすと、かぞくとのかかわりを、はっきりした色彩の絵で描いた絵本です。 人が自然の中で生きていることに気づかせてくれます。 |
ぼくのだいすきなケニアの村 | ケリー・クネイン 文 アナ・フアン 絵 小島希里 訳 | BL出版 | 2007.4 | E0/12016N/ホ | 「ホジ?(だれかいる?)」と声をかけたら、「カリブ!(おはいり!)」と元気な声が返ってくる朝。ぼくはじいちゃんの牛の世話を頼まれたけれど、牛を見張らないで、あちこち遊びにでかけてしまい・・・。 画面からはみ出さんばかりの躍動感あふれるあざやかな絵。スワヒリ語を交えた文。ケニアの村と、村人への愛情が伝わる絵本になっています。 |
ぶす (狂言えほん) | もとしたいづみ 文 ささめやゆき 絵 | 講談社 | 2007.4 | E0/12047N/サ | つぼのほうから吹く風にあたるだけで死ぬと、主人が言い置いた「ぶす」のつぼ。二人のけらいはおうぎであおいで、風を送りながらつぼに近づいていきましたが・・・。 日本の伝統芸能の狂言「附子」(ぶす)を絵本で楽しく紹介しています。ほかに「くさびら」「しどうほうがく」が出版されています。 |
コワフの消えた鼻 | 牧野良幸 さく | 長崎出版 | 2007.8 | E0/12341N/マ | いつもどなってばかりのコワフ市長。かがみを見ると、鼻がない! コワフの鼻はにげだして、たちまち人気者になりました―。 ロシアの作家ゴーゴリー作『鼻』をもとに創作されたゆかいな絵本です。 |
としょかんライオン | ミシェル・ヌードセン さく ケビン・ホークス え 福本友美子 やく | 岩崎書店 | 2007.4 | E2/1380N/ホ | ある日図書館にきたライオンは大きな声を出し、館長に注意されました。でも館長が倒れたときには、しかたなくきまりを破り、大声で知らせました。 きまりを守ればライオンだって図書館に入れますし、必要があれば破ることができるのです。図書館にきたら、おはなし会で隣にライオンがいるかも! |
ウェン王子とトラ | チェンジャンホン 作・絵 平岡敦 訳 | 徳間書店 | 2007.6 | E0/12231N/チ | 猟師に子どもを殺された母トラは、村をおそうようになりました。困った王さまはトラの怒りをしずめるために、占い師のいうとおり、ウェン王子を差し出しました―。 大きな画面いっぱいの迫力ある絵と、ウェンの勇気、母トラのウェンへの愛情が心を打つ。 中国の伝説と、殷王朝時代の青銅器にヒントを得た昔話風絵本。 |
知識絵本
書名 | 著者名 | 出版社 | 出版年 | 請求記号 | 書評 |
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ソルビム ―お正月の晴れ着― | ペヒョンジュ 絵と文 ピョンキジャ 訳 | セーラー出版 | 2007.1 | E0/11722N/ペ | 韓国のお正月。オンマのぬってくれた晴れ着を着ることが一番の楽しみ。あたまのてっぺんからつま先まですべて新しいものを身につけて得意になった女の子の様子を描いた絵本。 ソルビムとは、お正月の晴れ着のこと。巻末にソルビムについての解説付き。「ソルビム 2」は男の子編。 |
パンダの手には、かくされたひみつがあった! | 山本省三 文 喜多村武 絵 | くもん出版 | 2007.12 | E3/2441N/キ | パンダがなぜ竹を持って食べられるのか?その疑問をとくために死んだパンダを解剖すると、ふしぎな事実がわかりました。 なぞ解きや発見の喜びを味わえる、絵が豊富でわかりやすい知識絵本です。 |
今日からは、あなたの盲導犬 (いのちのえほん) | 日野多香子 文 増田勝正 写真 | 岩崎書店 | 2007.10 | E3/2431N/マ | 盲導犬歩行指導員が犬と目の不自由な人を結びつける過程を描いている。 盲導犬に適した犬を訓練し、障害を持った人と信頼関係を築くことで、人の命令を聞き、目になることができるという。盲導犬について詳しく教えてくれ、わかりやすい写真絵本。 |
ローザ | ニッキ・ジョヴァンニ 文 ブライアン・コリアー 絵 さくまゆみこ 訳 | 光村教育図書 | 2007.5 | E0/12051N/コ | 1955年12月1日ローザ・パークスは仕事帰りに乗ったバスで、白人に席をゆずらなかったため逮捕された。それからバスに乗らずに歩く、非暴力のたたかいがはじまった。アメリカ南部の町で起こったできごとが、差別反対の大きな運動になっていく―。 力強いコラージュの絵が、ローザの勇気をあらわしている伝記絵本。 |
低学年向きよみもの
書名 | 著者名 | 出版社 | 出版年 | 請求記号 | 書評 |
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ケーキやさんのゆうれい | ジャクリーン・K.オグバン さく マージョリー・プライスマン え 福本友美子 やく | フレーベル館 | 2007.12 | E0/12664N/プ | コーラ・リーは国一番のケーキやさんでしたから、亡くなったときは、町じゅうの人々がケーキを食べられなくなることを悲しみました。店にはコーラ・リーのゆうれいが出るようになり・・・。またおいしいケーキを食べることができるでしょうか? おいしいケーキやゆうれいが登場して、わくわくするおはなし絵本です。 |
とんぼの島のいたずら子やぎ | バーリント・アーグネシュ 作 レイク・カーロイ 絵 うちかわかずみ 訳 | 偕成社 | 2007.10 | J993/26N/バ | 子やぎのギダの島にトラが引っ越してきました。ギダがトラにいろいろいたずらをするので、じまんのベルを取りあげられました。 やぎママたちはいたずらなギダの成長を愛情深く、時にはきびしく見つめます。さし絵とともにやさしい気持ちになれるハンガリーからきたお話です。 |
月あかりのおはなし集 | アリソン・アトリー 作 こだまともこ 訳 いたやさとし 絵 | 小学館 | 2007.3 | J933/3808N/ア | 「びっくりばこ」は店の一番上のたなで、ほこりをかぶっていたびっくりばこのおじいさんが、ジムとともだちになるまでのおはなし。 ほかにかげぼうしや妖精などが登場して、ふしぎな世界へ連れて行ってくれる六つのおはなしが入っています。 |
中学年向きよみもの
書名 | 著者名 | 出版社 | 出版年 | 請求記号 | 書評 |
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お皿のボタン | たかどのほうこ 作・絵 | 偕成社 | 2007.11 | J913/11159N/タ | とれたボタンを入れておく一枚のお皿。高橋さん家のかざり棚の上で、ボタンたちはにぎやかに暮らしています。ホワイト夫人、タビちゃん、うぐいすばあさん、なぞの黒岩ジョー、みんなどこから来たのかな? なぞとロマンと冒険がうずまく、ユーモアたっぷりのお話です。 |
ぼくのヘラオ変身日記 | 緒島英二 作 大庭賢哉 絵 | ポプラ社 | 2007.7 | J913/11037N/オ | 僕の名前は平尾平蔵。でもみんなはヘラオって呼ぶ。しかも掃除を押し付けられたり、カンチョーされたり、からかわれてばかり。「ふざけんなあ、バカヤロー!」って本当はそう言いたいのについヘラヘラ笑っちゃう。 気弱でお人よしの平蔵君は、はたして変身できるのか?自分と向き合い、人と向き合う、勇気と友情の物語。 |
新シェーラひめのぼうけん 天と地の物語 | 村山早紀 作 佐竹美保 画 | 童心社 | 2007.9 | J913/11129N/ム | 砂漠の王国に生まれたふたごの王女、ルビー姫とサファイヤ姫。2人が12歳になった時、世界を滅ぼすおそろしい災厄が訪れた。 世界を救うために旅立った王女たちの冒険物語、第10巻完結編。魔法の書物を手に入れ、王女と仲間たちは天と地をつなぐ世界樹へと最後の旅に出る。 |
Two Trains | 魚住直子 作 あずみ虫 絵 | 学研 | 2007.6 | J913/10921N/ウ | 同じ駅を出て1、2分だけ並んで走る2つの電車。ひなたは向こうの電車に同い年くらいの女の子が乗っていることに気がついた。電車が近づいた瞬間、目が合って…。(表題作「two trains」) それぞれの出会いと別れ、友達との関係を描き、日々の生活の中から女の子のゆれる気持ちを切り取った5つの短編集。 |
もしもねこがしゃべったら…? | クロード・ロワ さく 石津ちひろ やく 海谷泰水 え | 長崎出版 | 2007.5 | J953/412N/ロ | 猫のガスパールは、ある日突然おしゃべりができるようになってしまいました!ひっそりと幸せに暮らしたいと思っているのに、話せることがばれたら大変です。ガスパールは飼い主の少年トマスにだけ相談し、トマスは腹話術で自分がしゃべっていることにしますが・・・ 天才猫ガスパールが引き起こすはちゃめちゃストーリー。 |
ナディアおばさんの予言 | マリー・デプルシャン 作 末松氷海子 訳 津尾美智子 絵 | 文研出版 | 2007.3 | J953/410N/デ | 11歳の少年サミールは、おとなしくて無口なのであまり友達もいません。ところがある日、ナディアおばさんに占ってもらうと「この半年以内に友達のために命をかけて英雄になる」と言われます。 内気な少年が周囲の人々と関わるうちにだんだんと自信を持てるようになっていく様子が丁寧に描かれています。 |
ネズミ父さん大ピンチ! | ジェフリー・ガイ 作 ないとうふみこ 訳 勝田伸一 絵 | 徳間書店 | 2007.12 | J933/3979N/ガ | ハツカネズミの父さんとその家族は、人間の家の壁の中で仲良く暮らしています。ところが家にすばしっこい黒猫、ハンニバルがやってきました。みんながあぶない!こまった父さんはある作戦を考えます。 家族思いのネズミ父さんと黒猫がくり広げるゆかいなイギリスのお話。 |
キッカーズ! 6 ―めざせ、優勝だ!― | フラウケ・ナールガング 作 ささきたづこ 訳 | 小学館 | 2007.9 | J943/649N/ナ | モーリッツはパパがコーチをしているFCのエースストライカーだ。でも、ある日突然ママと二人で遠い町へ引っ越すことになって大ショック。サッカーなんてやめてやる!と家を飛び出したけれど…。 サッカー少年たちの友情がテンポ良く描かれるドイツの物語。全6巻。4~6巻が2007年に発行された。 |
高学年向きよみもの
書名 | 著者名 | 出版社 | 出版年 | 請求記号 | 書評 |
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無愛想なアイドル | 杉本りえ 作 加藤アカツキ 絵 | ポプラ社 | 2007.11 | J913/11174N/ス | かわいくてスポーツ万能だけど、男みたいな格好をしていていつも一人でいる翔子。あだ名は超人男姫。「世界で一番近づきたくない女の子」が、ぼくのかくれがに突然、犬と一緒に現れた。 一匹の犬を中心に人々の交流が描かれる、ぼくと翔子の成長物語。 |
鬼の市 | 鳥野美知子 作 たごもりのりこ 絵 | 岩崎書店 | 2007.10 | J913/11207N/ト | 健太の家では、毎年節分の日に豆をまかない。まくどころか鬼迎えの行事がある。鬼が来るなんて迷信だと思ってたけど、しおりが鬼の世界のものを食べて気を失ってしまった。健太はしおりを助けるため、鬼の市へ行くことになる。 鬼や死んだ人、そして家族とのやりとりが、あたたかくユーモラスに描かれています。 |
銀太捕物帳 お江戸のかぐや姫 | 那須正幹 作 長野ヒデ子 絵 | 岩崎書店 | 2007.2 | J913/10843N/ナ | 「八月十五夜に月へ帰ります」と言ってロウソク問屋の娘お秀が失踪。植木屋の繁二郎も死体で発見され、銀太親子が捜索に乗り出した。 岡っ引きを手伝う男の子、銀太の捕り物シリーズ第4弾。事件を通してお江戸の文化や生活が詳しく書かれているのもおもしろい。兄の活躍する百太郎シリーズも出ています。 |
みどパン協走曲 | 黒田六彦 作 長谷川義史 絵 | BL出版 | 2007.1 | J913/10783N/ク | おれ、瞬平太。5年生。ある日突然父ちゃんが、うちで目の見えない男の子、拓人をあずかることにした。しかもロードレースに参加させるつもりらしい。おれが伴走することになったけど・・・拓人は全然協力してくれない! 自分の殻に閉じこもっていた拓人が、忍耐強く側にいる瞬平太やその家族に少しずつ心を開き、変化していく。 |
そのぬくもりはきえない | 岩瀬成子 著 | 偕成社 | 2007.11 | J913/11212N/イ | 波はなんでもお母さんの言うとおりにした。望むとおり、塾へ行き、ソフトボールの練習をし、ご飯を食べ、返事をした。時々、胸がもやもやする・・・。 自分の気持ちをつかまえられない少女、波の様子が描かれる物語。波は、不思議な少年、朝夫との出会いをきっかけに、自分の中にあるなくしてはいけないものに気がつく。 |
グレイ・アーサー 1 ―おばけの友だち― | ルイーズ・アーノルド 作 松本美菜子 訳 三木謙次 絵 | ヴィレッジブックス | 2007.7 | J933/3874N/ア | オバケの訓練生グレイ・アーサーが、いじめられている転校生トムの“見えない友だち”になると決めてから、物語が始まります。悲シマセ、ウスラ人、スクリーマーなどのオバケも登場して、二人の友情を育てる手助けをします。 ゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪とは一味違うけど、外国のオバケも個性派揃いです。 |
名探偵アガサ&オービル ファイル1 ―火をはく怪物の謎― | ローラ・J.バーンズ メリンダ・メッツ 作 金原瑞人 小林みき 訳 森山由海 絵 | 文溪堂 | 2007.7 | J933/3880N/バ | アメフトの試合中に火事が発生!アガサとオービルが作った仕掛け人形が原因だと疑われてしまう。無実を証明するために二人は事件解決に乗り出すことになる。中国系で明るく行動派のアガサ。アスペルガー症候群で、すばらしい記憶力を発揮する頭脳派のオービル。二人が活躍する愉快なアメリカの探偵小説。ファイル4まであります。 |
トメック (さかさま川の水 1) | ジャン=クロード・ムルルヴァ 作 堀内紅子 訳 平澤朋子 画 | 福音館書店 | 2007.5 | J953/413N/ム | 「クジャー川の水はありますか?」よろず屋を訪ねてきたハンナは、すばらしく美しい女の子だった。飲むと不老不死になる水を探していると言う。一瞬にして恋に落ちたトメックは、ハンナを追いかけてさかさまに流れる川を探す冒険の旅に出る。 フランス生まれの2部作ファンタジー。少女編「ハンナ」もどうぞ。 |
お金もうけは悪いこと? | アンドリュー・クレメンツ 作 田中奈津子 訳 | 講談社 | 2007.8 | J933/3900N/ク | グレッグはお金儲けが大好き。6年生になって始めたビジネスは、自分で漫画の本を作り学校で売ること。校長先生からは販売禁止を言い渡されますが、グレッグはあきらめません。ビジネスを成功させるため、仲の悪かった幼なじみとも一致団結! お金に対する考え方、ものづくりの楽しさ、人の役に立つ喜びが描かれています。 |
白いキリンを追って | ローレン・セントジョン 著 さくまゆみこ 訳 | あすなろ書房 | 2007.12 | J933/3996N/セ | イギリスを離れ、祖母のいる南アフリカの鳥獣保護区で暮らすことになった11歳の少女マーティーン。孤独を感じていたマーティーンがある夜目にしたのは、池のほとりに立つ白いキリンだった。しかし、密猟者が現れて・・・ 不思議な力を持つ少女が野生動物を守ろうとする姿を描いたアフリカン・ファンタジー。 |
アントン ―命の重さ― | エリザベート・ツェラー 著 中村智子 訳 | 主婦の友社 | 2007.12 | J943/706N/ツ | ナチスはユダヤ人だけでなく、障がい者にも「生きるに値しない生命」と烙印をおし、抹殺をおこなっていた。 人の弱さが生む悲劇、それらは過去の歴史の出来事ではなく、私たちの身近に起こりうることかもしれない。集団心理の恐ろしさ、人間の弱さと強さ、そして命の尊さと重さが記されている。実在した障がい者アントンと家族の物語。 |
詩・昔話
書名 | 著者名 | 出版社 | 出版年 | 請求記号 | 書評 |
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ぱぴぷぺぽっつん (詩はともだち) | 神沢利子 [ほか]著 市河紀子 編 西巻茅子 絵 | のら書店 | 2007.3 | J911/618N | まど・みちお作の表題詩ほか、神沢利子、工藤直子、阪田寛夫、谷川俊太郎など8人の詩人のこども向きの46編を集めた詩集。 どれも声に出して読んでみると、ことばのリズムを楽しめて元気がでる詩ばかりです。 |
いちばんたいせつなもの ―バルカンの昔話― | 八百板洋子 編・訳 ルディ・スコチル 画 | 福音館書店 | 2007.3 | J908/346N | かしこい娘はきこりの父親を助けるために、王さまの出した問題に次々と答えていき・・・。「いちばんたいせつなもの」とは?表題のセルビアの昔話は、読んだあと心が温かくなります。 編・訳者が採録したルーマニアなどバルカン半島の昔話集。スロベニアの画家によるさし絵が雰囲気をいっそう盛り上げています。 |
知識の本/社会
書名 | 著者名 | 出版社 | 出版年 | 請求記号 | 書評 |
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いっしょにあそぼう ―アフリカの子どものあそび― | イフェオマ・オニェフル 作・写真 さくまゆみこ 訳 川口澄子 画 | 偕成社 | 2007.4 | J384/35N | いとこのンゴニからエベレに、いちばん好きで得意なあそびは何って手紙がきた。返事を書くために、エベレはいろいろなあそびの中から、どれがいちばん好きで得意なのか考えてみたけれど決められない・・・。 あそびかたの説明もあるので、おもしろそうだと思ったら、みんなであそんでみてごらん。(低学年~) |
トイレのおかげ | 森枝雄司 写真・文 はらさんぺい 絵 | 福音館書店 | 2007.10 | J383/62N | みんなが毎日お世話になっているトイレ。そんなトイレにもいろいろあるのを知ってた?壁からつき出した出窓のようなトイレ、修行するためのトイレ、飛行機の中のトイレなどなど、古今東西、いろんなトイレのウンチクについて知ることができるよ。(中学年~) |
国旗と地図 ―世界がみえる251の旗― | フレーベル館 | 2007.12 | J288/47N | 国際連合に加盟している192か国を中心に、世界各国の国旗とその他の国や地域を合わせた合計251の旗を、それぞれの地域の地図と一緒にフルカラーでを紹介している。旗のデザインだけではなく、その由来や制定年、旗の大きさの比率などもわかりやすくまとめられている。(中学年~) | |
ボクたちの値段 | 荻原博子 監修 坂本綾子 構成・文 | 講談社 | 2007.3 | J591/2N | 「みんなはおこずかいを1ヶ月にどれぐらいもらっているんだろう」、というとても気になることから、「学校の1時間の授業はいくらぐらいかかっているのか」とふだんあまり気にしないようなことまで、お金のことについてQ&A方式で書かれている。 お金とのじょうずなつきあいかたを考えてみるために参考になる本。(高学年~) |
社会の不思議 だれが決めたの? | 橋爪大三郎 著 | 朝日出版社 | 2007.10 | J307/11N | なぜ勉強しないといけないのか、神さまは本当にいるのか、戦争はなぜなくならないのか、などのいろいろな社会の不思議がある。この本では、そんな疑問を実際に小学生の人たちが著者の橋爪先生に質問して、それらを先生が今まで研究してきたことを元に答えている。 授業の実況中継みたいにわかりやすくまとめられているよ。(高学年~) |
友だちになれたら、きっと。 ―イスラエルとパレスチナの少女の文通― | ガリト・フィンク&メルヴェト・アクラム・シャーバーン 作 リツァ・ブダリカ 編 いぶきけい訳 | 鈴木出版 | 2007.6 | J228/8N | イスラエルとパレスチナでは紛争が続いている。そんな中で、1988年にイスラエル人の少女ガリトと、パレスチナ人の少女メルヴェトが、おたがいを知るために文通をはじめることにした。家族のことや将来の夢、みじかなできごとなどを話題に二人は友だちになろうとする。でも、イスラエルとパレスチナの争いは終わらない・・・。平和とは何か、共存とは何かを考えさせられる。(高学年~) |
おばあちゃんが、ぼけた。 | 村瀬孝生 著 100%ORANGE 装画・挿画 | 理論社 | 2007.2 | J369/163N | 現在宅老所という施設で働いている、老人福祉の仕事をしている著者が出会った、たくさんの「ぼけ」を抱えたお年寄り。そんな人たちの大変だけどどこかおかしくて楽しい、でも時には少し物悲しいエピソードが書かれている。 お年寄りと過ごす機会が少なくなってきている私たちが、気楽に読みながらも、生きること、老いることについて考えることができる一冊。(高学年~) |
知識の本/生物・科学
書名 | 著者名 | 出版社 | 出版年 | 請求記号 | 書評 |
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やさいはいきている ―そだててみようやさいのきれはし― | 藤田智 監修 岩間史朗 写真撮影 | ひさかたチャイルド | 2007.2 | J626/59N | にんじん、キャベツ、だいこん、じゃがいも・・・などなど、いつもは捨ててしまっている料理の後のやさいのきれはし。でも、そんなきれはしだって生きている。だから、水を入れた皿におくと葉っぱがでて育っていく。 やさいの生きる力の強さ、育つことの楽しさがわかる写真絵本。(幼児~) |
まちのコウモリ | 中川雄三 写真・文 | ポプラ社 | 2007.5 | J489/273N | コウモリを実際に見たことがあるかな?意外にみんなの近くにいるよ。どんなところに住んでいて、どんなすがたをしていて、どうやって生きているのかが写真を見ながらわかる。コウモリのことをみじかに感じることができる本だよ。(幼児~) |
オーロラの向こうに | 松本紀生 著 | 教育出版 | 2007.11 | J295/15N | オーロラの写真を撮りたくて、冬のアラスカまで行って過ごした1ヶ月を写真と文章でまとめた本。 一人きりで待つためにかまくらを作り、食事はいつもラーメン。昼間は眠って、夜は一晩中起きて、オーロラが出るのをひたすら待つ・・・。さて、オーロラの写真を撮影することはできたのでしょうか…。(中学年~) |
ミツバチ | 栗林慧 写真 | アスク | 2007.10 | J486/472N | 花から花へいそがしく飛びまわって、あまいみつや花粉を集めているミツバチはどんな生活をしているのだろう?はたらきバチや女王バチの仕事や、なぜハチの巣の形は六角形なのかなど、カラー写真を用いて説明されている。(中学年~) |
こども鉱物図鑑 | 八川シズエ 著 | 中央アート出版社 | 2007.11 | J459/9N | 「鉱物」と言う言葉を聞くと難しそう!って思うかもしれないけれど、決してそんなことはないんだ。みんなが使っている鉛筆の芯は石墨という鉱物でできているし、塩も岩塩という鉱物なんだ。 この本はいろいろな鉱物をカラー写真とわかりやすい解説で紹介している。他にも鉱物の成り立ちとして、地球のことや岩石のことなどについても書かれているよ。(中学年~) |
鳥のくちばし図鑑 ―たべる・はこぶ・つくる― | 国松俊英 文 水谷高英 絵 | 岩崎書店 | 2007.3 | J488/193N | 鳥のくちばしと言っても、いろいろなものがある。アオサギのとがったくちばし、クマタカのするどいかぎ形のくちばし、ハシブトガラスの太くてじょうぶなくちばしなど。それはたべものの種類やとり方、とる場所が鳥によってちがうから。 この本では、いろいろな鳥がくちばしをどのように使っているのかを、絵を使って紹介している。(中学年~) |
世界のおもしろ地形 ―その不思議な姿のナゾに迫る!― | 白尾元理 著 | 誠文堂新光社 | 2007.3 | J454/17N | 世界中にはとても不思議な姿をした地形がいっぱいだ。火山がつくった、まるでバームクーヘンのような地層や貝殻で埋めつくされてしまった砂浜、自然にできたとは思えない球の形をした石。 いろいろな地形が迫力あるカラー写真とわかりやすい解説で紹介されている。自然の持つ奥深さと雄大さを感じることができる。(中学年~) |
わたしのノラネコ研究 | 山根明弘 著 | さ・え・ら書房 | 2007.9 | J489/281N | この本の著者は福岡県にある相島という小さな島で、200匹ものノラネコの調査・研究を7年間にわたって行った。そして、そのことを通じてわかったノラネコの意外な行動や社会がいきいきと再現されている。また、観察・調査のコツもわかりやすく紹介しているので、この本を読んで興味をもったなら、自分でもやってみれば面白いかも。(高学年~) |
知識の本/産業
書名 | 著者名 | 出版社 | 出版年 | 請求記号 | 書評 |
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街で見かけるナゾの機械・装置のヒミツ | 造事務所 編 | PHP研究所 | 2007.8 | J510/14N | 電信柱のまるいつつや四角い箱、家の外にあるメーター、建物の屋上にあるタンク・・・街中ではいろいろな不思議なものを見かけるけれど、それらはいったい何だろう? そんな気にはなるけどわからなかった機械や装置について、写真やイラストを使って解説している。この本を持って、ナゾのものを探しにいくのもおもしろいかも。(中学年~) |
うどんの絵本 | おだもんた へん あおやまともみ え | 農文協 | 2007.2 | J596/208N | うどんとぎょうざや春巻が同じ仲間だって知ってた?この本にはうどんについてのいろいろなことが書かれている。どうして細長いのか、うどんの歴史、日本全国のいろいろなうどん、そして、うどんの打ちかたまで。さあ、おいしいうどんを自分でつくって食べてみよう。(中学年~) |
棚田を歩けば | 青柳健二 文・写真 | 福音館書店 | 2007.3 | J616/42N | 棚田とは、山の斜面や谷間に階段状につくられた田んぼのこと。 この本ではそんな棚田を舞台にして、1年間の米づくりと季節の移り変わりを追いかけている。米づくりの大変さと棚田に流れるゆったりとした時間を感じることができ、その中でも、田んぼをまもるために子どもたちがつくったかかしが楽しい。また、日本だけでなくアジアやアフリカの棚田も紹介されている。(中学年~) |
花火の図鑑 | 泉谷玄作 写真・文 | ポプラ社 | 2007.7 | 575.9/39N | 夜空を彩る打ち上げ花火。そんな花火のいろいろな種類や、花火各部の分類が写真とアイコンを使ってわかりやすくなっている。他にも花火写真の撮りかたや、全国のおもな花火打ち上げ一覧が載っていて、この一冊をあれば打ち上げ花火のことなら何でもわかる。 カラー写真がきれいで見ているだけでもあきない本。(高学年~) |
こんなふうに作られる! | ビル&ジム・スレイヴィン 文 ビル・スレイヴィン 絵 福本友美子 訳 | 玉川大学出版部 | 2007.11 | J500/5N | ビー玉や本、チョコレート、プラスチックなど、日常生活でおなじみの69品がどうやってつくられているかを、イラストでわかりやすく説明されている。ふだん何げなく使っているけれど、どのようにしてできあがったのか、ふと疑問に感じたらこの本を見てみると解決できるかもしれないよ。(高学年~) |