だっこでよんで 0・1・2歳と楽しむ絵本のリスト「2歳になったら」

更新日:2014年1月3日


だっこでよんで 0・1・2歳と楽しむ絵本のリスト
「2歳になったら」

りんごです 川端誠・作 文化出版局 ページをくっても、くっても、「りんごです」の文字。絵にストーリーがあり、最後の「いただきます」で、子どもの手が伸びて、口に入れるまねをしてしまう、という身近な果物の本です。
他に『いちご』『バナナ』があります。
もうふ ジョン・バーニンガム・作
谷川俊太郎・訳
冨山房  いつも寝るときには手放せないもうふ。ある晩、もうふがみつからない!お母さんも、お父さんもおおあわて・・・。バーニンガムは本当に子どもの心がわかる人です。
本書の他にも『ゆき』『がっこう』『いぬ』などがあります。
じどうしゃ 寺島龍一・画 福音館書店  道路にカメラをすえて、動く車をとらえたような構図で、文字がないのに、ストーリーを感じさせます。自動車が正確な絵で描かれていて、車の大好きな子どもに愛される絵本です。
ずかん・じどうしゃ 山本忠敬・絵 福音館書店 乗用車、バス、トラック、働く自動車等、自動車を種類別に図鑑としてえがいた絵本。分かりやすく、精緻な絵は幼い子どもにぴったりです。のりもの好きの子どもたちを夢中にさせるでしょう。
のせてのせて
(松谷みよ子のあかちゃんの本)
松谷みよ子・文
東光寺啓・絵
童心社  まこちゃんの自動車がブブーと走っていくと、「ストップ」と、うさぎが手をあげています。自動車は次々と動物を乗せて走ります・・・。
スピード感があり、子どもも一緒にドライブした気分になることでしょう。
できるかな?あたまからつまさきまで エリック・カール・さく
くどうなおこ・やく
偕成社  ペンギンのように、あたまをくるんとまわせる?あざらしのように、りょうてをぱんぱんならせる・・・?
わたしのすきなどうぶつは・・・ フローラ・マクダネル・さく
こだまともこ・やく
冨山房  わたしのすきなどうぶつは、いぬ、あひる、にわとり・・・。「みんなみんなわたしのだいすきなどうぶつ。みんなもわたしのことすきだといいな。」
大きな画面いっぱいに描かれた動物とともに、繰り返される「「だいすき」の言葉に、きっと引きつけられるでしょう。
おさじさん
(松谷みよ子のあかちゃんの本)
松谷みよ子・文
東光寺啓・絵
童心社  おさじさんは、おいしいものをおくちへはこぶきしゃぽっぽ。おくちのトンネルへポッポ・・・。幼児が手づかみから、スプーンへ移行する時期に、スプーンを持って食べる事が楽しくなる絵本です。
きんぎょがにげた 五味太郎・作 福音館書店  「きんぎょがにげた」「どこににげた」次から次へと逃げていくきんぎょ。幼児にも、絵の中にきんぎょを見つける遊びの楽しみがあります。
くろねこかあさん 東君平・さく 福音館書店  くろねこかあさんと、しろねこ3匹、くろねこ3匹のお話。黒い紙だけの切り絵でリズム感のある文が、心地よい世界に誘う。
ぼりぼりにゃんこ
(にゃんこちゃんえほん)
ひがしくんぺい・え/ぶん 小学館  鼻くそをほじくる、ぼりぼりにゃんこ。今日もあさからぼりぼりぼり。ありが見つけて鼻くそちょうだいと、やってきた・・・。
幼児の行動をあらわしていて愉快な『にゃんこちゃんシリーズ』は、他にもあります。
かおかおどんなかお 柳原良平・作/絵 こぐま社 笑った顔、怒った顔・・・。全ページ、単純な線だけで表現している、顔だけの絵本。子どもは真似て、百面相するかも。
めのまどあけろ 谷川俊太郎・ぶん
長新太・え
福音館書店  「めのまどあけろ、おひさままってるぞ」「みみのまどあけろ、だれかがうたってる」こんな朝のめざめがあったら、一日が楽しいものになるでしょう。
詩人の文は、わらべうたのように、耳に心地よく響くでしょう。
みんなうんち 五味太郎・作 福音館書店  いろんな動物は、いろんなうんちをして、その形、色、匂い、する場所もいろいろ。「いきものはたべるから、みんなうんちをするんだね」
うんちについて、いろいろ知ることができる楽しい科学絵本。子どもにたいへん人気がある一冊です。
うんちがぽとん アロナ・フランケル・え/ぶん
さくまゆみこ・やく
アリス館  おむつにうんちをしていたまあくんに、おばあさんがおまるをくれました。それからまあくんのおまるの練習がはじまります。
「バイバイあかちゃんシリーズ」として、おむつを卒業する子どもの様子がユーモアあふれる絵で描かれていています。
だーれもいないだーれもいない 片山健・さく/え 福音館書店  コッコさんがお昼寝から目をさますと、だれもいません。部屋の中も、お庭にも、だーれもいない・・・。
幼児の心理を絵と文であらわしていて、主人公と共に、感情をゆさぶられることでしょう。
うずらちゃんのかくれんぼ きもとももこ・さく 福音館書店  うずらちゃんとひよこちゃんが、かくれんぼして遊んでいます。うずらちゃんがかくれたところは、どこ?2匹はお互いにかくれっこして、最後におかあさん達が、2匹を「みーつけた!」
幼い子も一緒に、絵の中のかくれんぼを楽しめる絵本です。
たまごのあかちゃん かんざわとしこ・ぶん
やぎゅうげんいちろう・え
福音館書店  「たまごのなかでかくれんぼしてる、あかちゃんはだあれ?でておいでよ。」「こんにちは」と出てきた動物は・・・。
リズム感のあることばのくりかえしと、次々出てくるどうぶつの鳴き声が楽しい。絵もユーモラス。
そらはだかんぼ 五味太郎・作 偕成社  「おふろですよ、はだかんぼになりなさい」貴ぐるみ脱いでいくと・・・。
表紙、見返しからお話がはじまっていて、子どもの変身願望を見事についています。
ぞうくんのさんぽ なかのひろたか・さく/え 福音館書店  きょうはいいてんき。ぞうくんがさんぽにいくと、かばくんにあいました。「せなかにのせてくれるなら、いっしょにいくよ」と、かばくんはぞうくんのせなかにのって・・・。次々と出会った動物をせなかにのせたぞうくんは・・・。
単純にデザイン化された絵が楽しく、愉快な絵本です。
おなかのすくさんぽ かたやまけん・作 福音館書店  ぼくは、どうぶつたちと一緒に遊びます。叫んだり、どろんこになったり、おもいっきり遊んだらおなかがすきました・・・。
どうぶつになった気分で、夢中で遊ぶ子どもの姿に、共感できるでしょう。
へびくんのおさんぽ いとうひろし・作/絵 すずき出版  へびくんがさんぽにでかけて、大きな水たまりを越えようと、頭を向こう岸につけて、橋のようになりました。その上を「ちょっとわたらせて」ち、次々に動物が通っていきます。小さいものから、だんだん大きいものになってきて、ついにそうまで渡って、へびくんフラフラ・・・。
絵もお話も、笑いをさそう愉快な絵本。
タンタンのハンカチ いわむらかずお・作 偕成社  おさるの坊やのタンタンはふしぎなあかいハンカチを持っています。おまじないをすると・・・。なにげない物から、想像の世界に入って遊ぶ子どもの姿が生き生きと描かれ、どの子もきっと気に入るでしょう。
他に『タンタンのぼうし』『タンタンのすぼん』などがあります。
あめこんこん
(ちいさいモモちゃんえほん)
松谷みよ子・文
武田美穂・絵
講談社 まっかなかさと、ながぐつを買ってもらったモモちゃんは、うれしくて、お庭であめふりごっこをしました・・・。新しい物を身につける喜びにあふれる子どもが、いきいきと描かれています。
幼児の心理を巧みに描いた『ちいさいモモちゃんえほん』は、他にもたくさんあります。
わたしのワンピース にしまきかやこ・えとぶん こぐま社  まっしろなきれがそらからおちてきて、うさぎさんはワンピースをつくります。ラララン、ロロロン、うさぎさんがおはなばたけにいくと、ワンピースがはなもように。「はなもようのワンピースわたしににあうかしら」
次々に、ワンピースのもようが変わっていき、いっしょにワクワクできる楽しい絵本です。