としょかんせんなりびょうたん
(資料紹介のページ)
2007年1月掲載 |
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「ザ・団塊!」特集号
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2007年、団塊の世代が定年を迎える時期がいよいよやってきました。そこで、団塊世代の歩みきた道を振り返りつつ、今後の展望の一助となるような資料を選んでみました。
なお、2007年1月16日(火)〜2月7日(水)まで、中央図書館1階展示コーナーにおいて、【資料展示】「ザ・団塊!−見て!読んで!語ろう!団塊の世代と!!」を開催しております。ぜひ、ご来館お待ちしております。 |
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<書名(タイトル)の部分をクリックすると、蔵書検索の書誌詳細表示画面を見ることができます> |
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団塊世代60年 どう生きてきたか |
北城恪太郎[ほか]著 社会経済生産性本部編 生産性出版 2006年6月刊 |
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各分野で活躍している執筆者が、団塊世代の人生と社会の歩み、労働環境、団塊世代や団塊世代ジュニアの教育問題、家族環境、消費行動、ライフスタイルなどの観点から、団塊世代の果たす今後の役割に期待しつつ、考察を加えた一書。
巻末には、主な出来事等のほか、話題の本も掲載された便利な年表が付いています。
団塊世代だけでなく、全ての世代の方々に読んでいただきたい一冊です。 |
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地域政策研究 第22号 特集●高齢者の就業・起業 |
地方自治研究機構 2003年3月刊 |
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退職後の素敵なプランを考えておられる方も多いと思いますが、「第二の人生」は、決して平坦な道のりばかりではないでしょう。
退職後の身の振り方もそのうちのひとつ。本書には「高齢者の就業・起業」の特集記事が載っています。
調査研究的な内容が主ですが、退職調査ボランティアの活動を経てその記録集を出版された男性の事例も紹介されており、この事例は、四十篇の手記を収録した『私の定年後』(岩波書店編集部編 岩波書店 2000年3月刊)でも読むことができます。退職後の選択肢の幅を広げるヒントがいっぱい詰まっています。 |
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女(リブ)たちの共同体(コレクティブ) 70年代ウーマンリブを再読する |
西村光子著 社会評論社 2006年11月刊 |
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今までは前へ前へと進んで来られたであろう団塊女性。ふと振り返りたくなった時に、この労作はいかがでしょうか。どっぷりリブの洗礼を受けた方にも、そうではない方にも、そしてリブを知らない世代にもおすすめです。
『いのちの女たちへ とり乱しウーマン・リブ論』(増補新装版)(田中美津著 パンドラ 現代書館(発売) 2004年11月刊)
この時代に大きな影響を与えた田中美津の名著、増補新装版。今読んでも新鮮な内容です。
『資料日本ウーマン・リブ史』1・2・3(溝口明代[ほか]編 松香堂書店 1992年11月〜1995年9月刊)
じっくりと振り返るならこれもおすすめです。時代をくぐり抜けて受け継がれ世に出された、資料の重みに圧倒されます。 |
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大阪の電車青春物語 |
橋本雅夫著 草思社 1997年12月刊 |
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私鉄をはじめとする関西の鉄道の歴史やエピソードが盛りだくさんで、電車好きの方はもちろん、関西在住の方なら興味をそそられてしまいます。
著者は、団塊の世代より年配ですが、自身が勤務していた阪急電車のみならず関西の電車の愛好家で、電車が「用事がなくても楽しみに乗りたくなる」存在であってほしいと願っています。団塊世代の方々にとって、数十年間、通勤の足であった電車は、これからの人生においても不可欠な存在であるのではないでしょうか。
同著者の姉妹編に『阪急電車青春物語』(草思社 1996年8月刊)があります。 |
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少年ケニヤ 1〜20 (角川文庫)
(書名の部分をクリックすると第1巻の書誌詳細表示画面にジャンプします) |
山川惣治[著] 角川書店 1983年9月〜1984年2月刊 |
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『少年ケニヤ』は、昭和26年から昭和30年までの4年間に渡り、産業経済新聞(現・産経新聞)に連載された絵物語です。当時は、少年少女だけでなく大人にも絶大な人気を得ました。本書は、昭和50年代に角川文庫として刊行されたものですが、文庫版発行にあたり、表紙カバーとカラー口絵3点が新たに書き下ろされました。作品には、“日本の子どもたちが正直で勇気があり、強くやさしく、どんな困難、苦しみも乗りこえて未来へ進む人間に育って欲しい“という作者の願いが込められています。
昔を懐かしんで読むも良し、少年の冒険に心躍らせるも良し、老若男女みなさん、お楽しみください。
なお、同じ著者の『少年王者』1・2(角川書店 1984年1月・2月刊)、『少年王者』1・2・3集(集英社 1977年刊)もあります。 |
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懐かしのこども番組 グラフィティー [1] 夕方六時セレクション1(DVD) |
NHKソフトウェア 2004年12月刊 |
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このDVDでは、団塊の世代の子ども時代、1950年代の作品として「玉藻前(リメイク版)」「テレビ天助漫遊記」「家なき子」「ホームラン教室」の名シーンが、1960年代の「ひょっこりひょうたん島」ほかとあわせて紹介されています。
このほか、DVDでは、
『チロリン村とくるみの木』(NHKソフトウェア 2003年刊)
表題作の1964年最終回のほか、テレビ天助漫遊記1955年第4回、家なき子1955年最終回などを収録
『昭和こどもキネマ』1(KC・ワークス 2004年刊)
昭和24年から昭和25年にかけての「こどもグラフ」などを収録
『昭和こどもキネマ』2(KC・ワークス 2004年刊)
昭和24年の「機関車小僧」ほかを収録
『昭和こどもキネマ』3(KC・ワークス 2004年刊)
昭和25年の「ああこの一球」ほかを収録
ビデオでは、
『怪傑ハリマオ 初回と最終回』(げんごろお)
『月光仮面 初回と最終回』(げんごろお)
『隠密剣士 初回と最終回』(げんごろお)
などもあります。 |