としょかんせんなりびょうたん
(資料紹介のページ)
2006年4月掲載
 ☆他の号はこちら としょかんせんなりびょうたんINDEX
 
「こどもの読書週間」にちなんで〜みんなのためのこどもの本
 4月23日から5月12日は「こどもの読書週間」です。こどもたちはもちろん、こどもといっしょに読む本を探している人や、こどもの本を久しぶりに読んでみたい人に、司書からいくつかおすすめの本を紹介します。
 
<書名(タイトル)の部分をクリックすると、蔵書検索の書誌詳細表示画面を見ることができます>
 
みんなあかちゃんだった(えほん・こどもとともに)
鈴木まもる作 小峰書店 2000年5月刊
「みんなあかちゃんだった」表紙画像  生まれてから3歳くらいになるまでのこどもの百態を、やさしく、かわいく、ユーモラスなイラストで表現した絵本。この年頃のこどもの動きかた、話しかたがよく観察されています。子育ての経験のある人は「そうそう、うちもこうだった」と思い出しながら、ない人は「へえ、こんな風なんだ」と思いながら楽しんでいただけると思います。
   
  
あかちゃんが教室にきたよ(いのちのえほん)
星川ひろ子写真 寺田清美文 鈴木良東文 岩崎書店 2006年2月刊
「あかちゃんが教室にきたよ」表紙画像  小学校に赤ちゃんが遊びに来る。赤ちゃんとそのお母さんをむかえて行われた「ふれあい授業」の様子を記録した写真絵本。赤ちゃんが笑ったり、泣いたりし、すくすく大きくなっていくさまを見守りながら、小学生は「育てる」ということを知り、自分もまた育てられてきたことに気づきます。
 同じ星川氏による写真絵本『あかちゃんてね』(星川ひろ子著 星川治雄著 小学館 2005年12月刊)もあります。
 
かあさん(こどものとも0・1・2 124号)
たしろちさと作 福音館書店 2005年7月刊
「かあさん」表紙画像  こどもの読書週間ということで、赤ちゃんでも楽しめる絵本を1冊。
 「かあさん」と呼べば、「はい、ここよ」と答えてくれるかあさん。単純な繰り返しですが、こどもにはそれがとっても楽しいようです。
 言葉を発するようになったこどもは、絵本と一緒に「かあたん(かあさんというのは難しいようです)」と声をあわせ、絵本がなくても「かあさん」「はい、ここよ」と言葉のやり取りを楽しむことができます。
 「なんで、とうさんじゃないの?」と世のお父さんの声も聞こえてきそうですが、母の日も近いことですし、「はい、ここよ」とこたえてくれたお母さんを思いながらやさしいタッチのこの絵本を手に取られてはいかがでしょうか? 
 
さびしさの授業(よりみちパン!セ)
伏見憲明著 理論社 2004年12月刊
「さびしさの授業」表紙画像  自分が自分であることの「意味」ってなんだろう? 「この世界になんとかして自分の「生きられる場」を作りだそうとする」僕たち・私たち。
 映画『シックス・センス』や『]−メン』、『千と千尋の神隠し』、小説『赤毛のアン』など、話題の映画や本の登場人物の生き方をヒントに、「生きられる場」を探しだす旅に読者をいざなってくれます。
 著者は強調します。自分が感じた「さびしさ」を手放さないこと。それが、「他者に対しての想像力や共感」につながるんだ。
 「ふつう」であることの意味を問いなおすきっかけにもなる一冊です
 
アリーテ姫のぼうけん
ダイアナ・コールス原作 ロス・アスクィス原画 グループ ウィメンズ・プレイス訳・布絵本製作 学陽書房 1992年12月刊
「アリーテ姫の冒険」表紙画像  アリーテ姫は、「相手を傷つけたり争ったりせず、その勇気とかしこさで次々と問題を解決してしまう(物語あとがきより)」お姫さま。そんなお姫さまの物語がまだ少なかった頃に発表され、反響を呼びました。その物語をアップリケやキルトで布の大きな絵本にし、撮影したのがこの絵本です。
 お話自体はものすごく凝っている訳ではありません。が、面白いんだけどなんか違うな、ということに出会った時、読み返すと新鮮です。
 出版社によると、残念ながらこの絵本は品切れですが、物語版はまだ入手可能だそうです。
 物語版は『アリーテ姫の冒険』(ダイアナ・コールス作 ロス・アスクィス絵 グループ ウィメンズ・プレイス訳 学陽書房 1989年12月刊)です。
 
おかしいやんか
原田一美著 未知谷 2005年1月刊
「おかしいやんか」表紙画像  「おかしいやんか。」生徒の一言で、学校中いや学校の外まで動き出した。
 かつて戦時中に学童疎開先で亡くなった小学校の先輩たち。「よその土地の人が毎年お祭りしてくれてはるのに、生まれた地のこの小学校には何もない。」
 慰霊碑を建てようと、ひたむきにがんばるこどもたちが引き起こす感動の波
 
野菜・果実の花図鑑(CD-ROM)
全国農業協同組合連合会 2006年刊
「野菜・果実の花図鑑」表紙画像  「読書」といっても、今はいろいろな「本」がありますね。今回ご紹介するのは、小学校5年生から中学生向けに作られたCD-ROMです。50音順や種類別に検索できるメニューのほかに、「おたのしみコーナー]として、植物の苗を選ぶと一瞬のうちに成長していって実る姿を見せてくれる[この苗なあに?]や、同じ植物の花と実をペアにする[神経衰弱]のゲームメニューもあり、楽しく遊んでいたらいつのまにか野菜博士?! 大人も結構楽しめるCD-ROMです。
その他にも・・・
当HP内「こどものページ」 → 0・1・2歳向け絵本リスト「だっこでよんで」 3・4・5歳向け絵本リスト「よんでよんで

作成:資料情報課


ボール中央図書館のページへ
ボール大阪府立図書館のページへ