最終更新日:2013年2月9日
資料3-2

次期「基本方針と重点目標」(素案)


※「重点指標」の斜体は、要検討指標

<基本方針1>
大阪府立図書館は、市町村立図書館を支え、大阪府全域の図書館サービスを発展させます。


※現状分析・課題抽出
 ・協力貸出は、まだ伸ばす余地あり
 ・図書館未設置自治体の存在
 ・府域における「地域格差」の存在
 ・府域図書館ネットワークのハブとして、館種を超えた協力関係の構築 [H22外部評価]
 ・協力貸出、市町村間物流の利用資料分析 [H23外部評価]


  重点目標 重点指標
1-1 府域市町村立図書館へのより効果的な資料および情報の提供を行い、図書館間相互の連携・協力を強化します。 協力貸出冊数(市町村)
市町村間物流冊数
協力レファレンス件数
【次期の主な活動内容】
・協力貸出/市町村間物流の資料分析 [H23外部評価]
・(大阪市との連携強化)
・協力貸出の、貸出対象範囲に関する検討結果の実施

(参考)今期の該当目標
【1-1】市町村立図書館に関する情報の収集と提供を行い、図書館間相互のさらなる連携・協力を進めます。
【1-2】市町村立図書館・府立の学校図書館への協力貸出を促進するとともに、市町村立図書館相互の資料物流を支援します。 ※府立の学校図書館への貸出は、基本方針3へ
1-2 府域図書館職員のスキルの向上を図るため、研修事業を充実させます。 研修実施回数
出前講習実施回数
参加者満足度
【次期の主な活動内容】
・「出前講習」の拡充
・府域職員を対象とした研修の、体系的な計画の策定・実施

(参考)今期の該当目標
【1-3】府域図書館職員のスキルの向上を図り、職員間のつながりの場を提供します。
1-3 府域図書館活動を推進するため、学校図書館、大学図書館、国立国会図書館、専門図書館、類縁機関その他の社会教育機関・施設や行政機関等との連携・協力を広げます。 連携事業取組回数
【次期の主な活動内容】
・連絡調整に関わる会議等の実施
・新規連携事業の立ち上げ

(参考)今期の該当目標
【1-4】大阪公共図書館協会(OLA)、近畿公共図書館協議会(近公図)等の場を活用して府内図書館活動を推進し、学校図書館、大学図書館、国立国会図書館、専門図書館、類縁機関その他の社会教育機関・施設や行政機関等との連携・協力を広げます。
1-4 図書館サービスを充実させるための調査・研究活動を進めるとともに、職員の専門性を高める取組みを推進します。 研究発表件数(レポート数・講師派遣件数を含む)
研修のべ参加者数
【次期の主な活動内容】
・府域の図書館の現状把握等に関するアンケート調査の実施・結果の公表

(参考)今期の該当目標 [なし]


<基本方針2>
大阪府立図書館は、幅広い資料の収集・保存に努め、すべての府民が正確な情報・知識を得られるようサポートします。


※現状分析・課題抽出
 ・蔵書評価 [H22外部評価]
 ・書庫計画に基づく狭隘化対策の実施
 ・府域におけるデポジット機能の構築
 ・レファレンスに関する情報発信の強化
 ・障がい者支援の拡充
 ・電子書籍等デジタル化資料の提供


  重点目標 重点指標
2-1 大阪府域における「資料の保存図書館」としての役割をはたすため、効果的な蔵書の構築を行うとともに、資料収蔵能力確保に努めます。 蔵書満足度
【次期の主な活動内容】
・蔵書評価 [H22外部評価]
・(大阪市との連携強化)
・府域全域を対象とした資料保存体制の検討

(参考)今期の該当目標
【2-1】市町村立図書館や国立国会図書館との役割の違いを考慮しつつ、現在のニーズだけでなく将来の利用を見据えた資料収集・蔵書構築を行います。
【2-2】大阪府域における「資料の保存図書館」としての役割をはたすため、資料収蔵能力確保に努めるとともに、資料が利用できる環境を整えます。
2-2 図書館資料と検索技術に精通した職員(司書)の専門性を生かし、レファレンスや資料提供サービスを充実させます。 レファレンス受付件数
e-レファレンス受付件数
レファレンス満足度
レファレンス系コンテンツアクセス数
事例データベース新規登録数
利用者向け講座開催数
資料展示回数
政策立案支援サービス利用件数
【次期の主な活動内容】
・レファレンスサービス利用調査・分析
・レファレンス系コンテンツの利用実態の把握
・レファレンス事例公開の推進
・調査ガイド等コンテンツの作成・公開の推進
・利用者向け講座の開催
(参考)今期の該当目標
【2-3】図書館資料と検索技術に精通した職員(司書)の専門性を生かし、レファレンスや資料提供サービスを充実させます。
2-3 ビジネス支援サービスの新たな展開と強化を図ります。 連携の成果
ビジネスに限ったレファレンス件数、府域市町村図書館への出張セミナー回数
セミナー、講座等の開催回数
【次期の主な活動内容】
・大阪のビジネス活動等を支援するサービスの展開
府と府域市町村の関係部署、他機関との連携による支援
効率よく、スピーディなビジネス支援
・ビジネス支援サービスの推進 府民へのビジネス支援サービス広報活動、あるいは府域市町村図書館が展開するビジネス支援サービスへの支援
・就職・転職・再就職支援、起業・開業支援の推進

(参考)今期の該当目標
【2-5】ビジネス活動を支援するサービスを充実します。
2-4 情報収集・発信を強化し、大阪府域全体の障がい者サービス向上を図ります。 ホームページ更新回数
アンケート実施
研修等実施回数
【次期の主な活動内容】
・ホームページコンテンツの充実
・府域市町村図書館等への支援・協働
・障がい者関係団体・施設等との連携強化
・直接サービスの向上および対象拡大

(参考)今期の該当目標
【2-4】図書館利用に障がいのある人へのサービスを充実させ、すべての府民の情報アクセスの確保を進めます。
2-5 デジタル化資料の提供をはじめとする、情報通信技術の進展に合わせたサービス提供基盤の構築を進めます。 システムリプレイス
【次期の主な活動内容】
・電子書籍への対応(デジタル化した所蔵資料の提供を含む)
・NDLデジタル化資料配信への対応
・新たなウェブサービスの構築

(参考)今期の該当目標
【2-6】来館することなく利用できる遠隔サービスの利便性の向上を図ります。
【2-7】デジタル情報技術の進展に合わせて環境整備を進めます。


<基本方針3>
大阪府立図書館は、府域の子どもが豊かに育つ読書環境づくりを進めます。


※現状分析・課題抽出
 ・児童サービスの経験をさらに広く発信していく必要[H22外部評価]
 ・子ども・子ども読書活動にかかわる幅広い分野の人々との連携
[H22外部評価][H23外部評価]
 ・国際児童文学館機能の充実


  重点目標 重点指標
3-1 図書館利用が困難な環境におかれた子どもへのサービスを広げます。 新たな対象に関する事業の実施数
【次期の主な活動内容】
・図書館への来館が難しい子ども等への、新たなサービスの提供

(参考)今期の該当目標
【3-1】乳幼児、児童およびYA(ヤングアダルト)、障がいのある子どもなど、すべての子どもの読書やサービスに関する情報の収集と発信を行います。
【3-2】すべての子どもに対するサービスを推進し、取組結果を子ども読書活動の推進に活かします。
3-2 児童サービスの実践および情報収集の成果を広く発信し、子ども読書活動の推進に寄与するとともに、児童サービスに携わる人材の育成と交流を進めます。 研修実施回数
児童サービスホームページコンテンツ数
【次期の主な活動内容】
・児童サービスに関する研修の実施
・児童サービスホームページの拡充

(参考)今期の該当目標
【3-1】乳幼児、児童およびYA(ヤングアダルト)、障がいのある子どもなど、すべての子どもの読書やサービスに関する情報の収集と発信を行います。
【3-2】すべての子どもに対するサービスを推進し、取組結果を子ども読書活動の推進に活かします。
【3-4】市町村立図書館と連携し、児童およびYAに対するサービスに携わる人材(市町村立図書館職員、学校および学校図書館の司書、司書教諭、ボランティア等) の育成と交流を進めます。
3-3 学校のニーズ把握を進め、市町村図書館と協力しながら、学校支援サービスを推進します。 協力貸出冊数(府立学校)
学校団体利用数
特別貸出セット利用件数
【次期の主な活動内容】
・学校における図書館活用の普及・啓発の促進

(参考)今期の該当目標
【1-2】市町村立図書館・府立の学校図書館への協力貸出を促進するとともに、市町村立図書館相互の資料物流を支援します。
【3-3】学校のニーズ把握を行い、学校支援サービスを展開します。
3-4 国際児童文学館機能の充実に向け、資料の有効活用を図り、外部機関との連携を進めます。 資料デジタル化点数
国際児童文学館ホームページアクセス数
移転資料の再整理
連携事業数
【次期の主な活動内容】
・国際児童文学館ホームページの充実
・資料デジタル化の推進
・移転資料の再整理
・連携事業

(参考)今期の該当目標
【3-5】国際児童文学館機能の充実に向け、資料の収集・整備・活用を図ります。
【3-6】豊富な資料と児童サービスにおける専門性を生かして各種事業を行うとともに、外部機関との連携を強化します。


<基本方針4>
大阪府立図書館は、大阪の歴史と知の蓄積を確実に未来に伝えます。


※現状分析・課題抽出
 ・レファレンス事例公開の量的拡大[H23外部評価]
 ・人材育成[H22外部評価]
 ・外部連携の一層の拡充


  重点目標 重点指標
4-1 地域資料および古典籍の有効活用を図り、大阪の文化に関する情報発信を強化します。 大阪関係コンテンツアクセス数
事例データベース新規登録数
大阪文献データベース新規登録数
講演会・展示会実施回数、参加者数
【次期の主な活動内容】
・レファレンス事例公開・大阪文献データベースへのデータ登録の推進

(参考)今期の該当目標
【4-2】地域資料および古典籍に関する情報を整理し、提供します。
【4-3】大阪の文化に関わる情報を発信し、大阪への理解を広げます。
4-2 地域資料および古典籍サービスにおける専門性を活かし、外部人材・機関とのネットワークを形成します。 連携事業数
研修実施回数(講師派遣回数を含む)
【次期の主な活動内容】
・研修の実施
・連携事業
(参考)今期の該当目標
【4-4】地域資料および古典籍サービスにおける専門性を活かし、外部人材・機関とのネットワークを形成します。

《上記案にない今期の重点目標》
【4-1】地域資料を積極的に収集するとともに、古典籍を充実します。
 ⇒ 資料収集は、特に重点的に取り組むもの以外は、基礎指標で扱う。


<基本方針5>
大阪府立図書館は、府民に開かれた図書館として、府民とともにあゆみます。


※現状分析・課題抽出
 ・入館者数の減少
 ・サイトアクセス数の減少⇒ウェブページの利用分析[H23外部評価]
 ・図書館に対するさまざまな府民からの反応を受け止める工夫[H22外部評価]


  重点目標 重点指標
5-1 図書館が持つ資料や施設を活用し、府民の生涯学習活動を支援するとともに、地域の魅力づくりに貢献します。 利用者満足度
イベント実施回数・参加者数
【次期の主な活動内容】
・図書館利用実態の把握と分析

(参考)今期の該当目標
【5-3】図書館が持つ資料や施設を活用し、府民の生涯学習活動を支援するとともに地域の魅力づくりに貢献します。
5-2 広域自治体の図書館としての府立図書館の役割や活動についての理解を広げ、利用促進につなげるため、特にインターネットを活用した情報発信を推進します。 ホームページアクセス数
【次期の主な活動内容】
・ウェブサイト利用分析
・インターネットにおける広報手段の開拓[H23外部評価]
(参考)今期の該当目標
【5-1】府立図書館の役割や活動について理解を広げ、利用促進につながる情報発信を行います。

《上記案にない今期の重点目標》
【5-2】図書館運営やサービスに関わる情報公開を推進します。
【5-4】市場化テストによる効果を検証し、効率的な業務体制をつくります。