| としょかんせんなりびょうたん (資料紹介のページ)
 2008年3月掲載
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            | 山の本 | 
          
            | 大阪府立中央図書館では、3月14日(金)〜3月23日(日)まで、1階の展示スペースにおいて「山・岳・嶽 新収蔵・日本山岳会関西支部寄贈資料展」を開催します。それにちなんで、今回は当館の「本の山」から、様々な角度から探した山に関する資料を選んでみました。 | 
          
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            | <書名(タイトル)の部分をクリックすると、蔵書検索の書誌詳細表示画面を見ることができます> | 
          
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      | 雲から学ぶ天気予報 登山者におくる観天望気 (DVD) | 
      | 村山貢司監修・解説 NHKエンタープライズ 2006年3月刊 | 
            |  | 町ならたいしたことのない通り雨ですら、山では、命に関わる危険に直結するかもしれません。そこまでいかなくても、野外活動を充分に楽しむためには、正確な天気予報は重要です。このDVDには、さまざまな形の雲やその変化が克明に収録されています。映像資料ならではの分かりやすさです。 
 図書では、ずばり、「天気の悪い時には山歩きをしない」という基本の基本から始まる、「山歩きはじめの一歩 5巻 山の天気」 もお勧めです。Q&A編と解説編の二本立てで、イラストや図解も多く、モノクロですが、雲の写真もたくさん掲載されています。
 
 実際の山の現場では、地元の人の意見やガイドの人の注意を大事にして、安全に山をお楽しみください。
 
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      | 崩壊の場所 大規模崩壊の発生場所予測 | 
      | 千木良雅弘著 近未来社 2007年10月刊 | 
      |  | 『動かざること山の如し』といいますが、山は動かないわけではありません。むしろ、火山やプレートの動きによって盛り上がったり、大雨や地震によって崩れたりと激しく動き、それによってさまざまな災害を引き起こしています。 本書は、そのような山の動的な面のうち山崩れや地すべりなどの崩壊現象について、2003〜2005年の豪雨による崩壊や、2004年新潟県中越地震、1999年の台湾地震、2005年のパキスタン大地震などで発生した崩壊を事例に、現地での調査により、そのメカニズムなどの分析をしています。
 
 また、似たような現象として冬山で起きる雪崩がありますが、そのメカニズムや対策については下記の本が詳しいです。
 『雪崩ハンドブック』(デビッド・マックラング・ピーター・シアラー著 日本雪崩ネットワーク訳 東京新聞出版局 2007年12月刊)
 
 
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      | カメラの山旅 山の写真とカメラハイク12ヵ月 | 
      | 川口邦雄著 実業之日本社 1986年6月刊 | 
      |  | 山に行けば、自然を背景にパチリと記念写真を撮りたいものです。本書は多くの山岳写真を手がけている著者がオートマチック・カメラで誰でも便利に山の写真が撮れるようにという願いから書かれた本です。 日本の山の魅力を紹介した月別のハイキング・ガイドも掲載されていますので、四季折々の山の景観を楽しみたい方は参考になることでしょう。
 著者が撮影した山や自然の写真も満載で、こんな場所に行ってみたい!という衝動に駆られます。
 春はもうすぐ!カメラを持って春山に出かけて、思い出になる写真を撮りましょう。
 
 以下のような関連本もありますので、あわせてご覧ください。
 『白籏史朗の山岳写真撮影テクニック』 白籏史朗著 山と渓谷社 1997年7月
 『目からウロコの山岳写真術 ベテラン山岳雑誌カメラマンのアドバイス』 川崎博著 山と渓谷社 2000年5月
 『富士山四季の撮影入門 Best 100 selections』 中村修著 大泉書店 2003年4月
 
 
 
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      | 山の温泉へ行こう | 
      | 平野恵理子著 東京書籍 2000年7月刊 | 
      |  | 酸ヶ湯(すかゆ)、微温湯(ぬるゆ)、下呂、道後。「山登り」と聞くとしんどそうで敬遠したくなる方もおられるかもしれませんが、この本にはバスなどでゆっくり行ける温泉がたくさん出て来ます。 山で温泉に入ると、山をまさに五感で感じることができるので、心も身体も癒されるといいます。また、山の湯は古くから地元の人に親しまれ大切にされてきており、その長く費やされてきた時間を感じると、なおさらに楽しくなるようです。
 著者のイラストにも、花や湯や山や人へのあたたかい眼差しにあふれています。読んでほっこり、見てにっこり。ぜひご覧になってください。
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      | 大きな巨きな木 月刊たくさんのふしぎ 第270号 | 
      | 加藤則芳 文・写真  笹沼真人 絵 福音館書店 2007年09月刊 | 
            |  | この本に出てくる木達は、半端な大きさではありません。何しろ世界一背が高かったり、長生きだったり、太かったりするのです。例えば、メキシコにあるトゥーレ・サイプレスという木の根元周囲は57.9メートル。木の周囲を走ると50メートル走より長いのです。山火事が起きないと子孫を残せないジャイアントセコイアの木や、2007年現在で樹齢4773年も生きているブリッスルコーン・パインなど、次々と驚きの「大きい巨きい」木達が登場して飽きることがありません。「世界は広いなおおきいな」とずんとお腹に力がはいってくるような、小さいことにくよくよするのがばかばかしいような晴れ晴れとした気持ちにさせてくれる、迫力ある写真満載の本です。 
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