としょかんせんなりびょうたん
(資料紹介のページ)
2007年3月掲載
 ☆他の号はこちら としょかんせんなりびょうたんINDEX
 
 ひとごとじゃない!裁判、選挙〜さまざまな住民参加〜
 政治や法律、身近ですか? 統一地方選挙や裁判員制度導入などの動きの中、住民参加をどこからはじめようかと考えていらっしゃる方へ。さまざまな関連資料をとりあげました。
 
<書名(タイトル)の部分をクリックすると、蔵書検索の書誌詳細表示画面を見ることができます>
 
評議 裁判員制度広報用映画 (ビデオ)
最高裁判所企画
「評議」外観画像  数ある住民直接参加の活動の中でも、制度開始予定を約2年後に控え、脚光を浴びている「裁判員制度」。「賛成するにも反対するにも、なんだかイメージがわかないよ」という方も多いのではないでしょうか。そんなときは、図書館へ。
 当館でも、平成19年3月13日(火)〜25日(日)に「裁判員制度に関する資料展示」を行います。また、3月24日(土)には大阪地方裁判所と当館の主催により、「裁判員制度セミナー」を開催します。

 ここで紹介する裁判員制度広報用映画「評議」は、最高裁判所のホームページで、予告編、本編のインターネット配信も実施されていますが、当館でもビデオで所蔵していますので、どうぞご利用ください。

 裁判員関連の映像資料では、他にも、『あなたも参加する刑事裁判 裁判員制度が始まります』(DVD)(最高裁判所企画・制作)、『裁判員 決めるのはあなた』(DVD)(実教出版 2004年12月刊)などを所蔵しています。
  
ガイドブック裁判員制度
河津博史・池永知樹・鍜治伸明・宮村啓太著 法学書院 2006年4月刊
「ガイドブック裁判員制度」表紙画像  裁判員制度の意義や概要を、弁護士の立場からわかりやすく解説してくれた一冊です。
 実際の法廷を髣髴させるシミュレーションや、さまざまな疑問に答えるQ&Aは、裁判員制度を知るための一助になるでしょう。裁判員制度に不安を感じている方は、ぜひご一読を。
 
裁判員制度はいらない
高山俊吉著 講談社 2006年9月刊
「裁判員制度はいらない」表紙画像  裁判員制度は賛成の人ばかりではありません。本書は裁判員制度のやり方云々ではなく、裁判員法の施行そのものに真っ向から反対した本です。裁判員制度の問題点、裁判員制度登場までの経過、アメリカの陪審員制との違い、崔洋一、さだまさし、嵐山光三郎、渡辺えり子、蛭子能収各氏の特別寄稿も収録された本書を読んで、裁判員制度について考えてみませんか。
 
子ども国会 21世紀子どもたちは発言する
肥田美代子著 ポプラ社 1998年3月刊
「子ども国会」表紙画像  1997年7月29日、国会議事堂に子ども国会議員がやってきました。大阪府出身で元衆議院議員の著者は、子どもたちが自分の存在をアピールしたいという気持ちを持っていることを感じ、大人顔負けの意見を堂々と発言する様子を記録しています。子どもたちの声が政治の場に届いていないのは、意見を表明する機会や場がないだけなのかもしれません。

 大阪府では、平成6年度から毎年夏休みに「子ども議会」を開催しています。府内の小学5、6年生なら応募できますので、参加してみてはいかがでしょうか。その記録である『子ども議会おもいでアルバム』(平成18年度)(大阪府政策企画部広報室府民情報課編集・作成)は館外貸出しはできませんが、館内でご覧になれます。
 
かく闘えり!! 2003年統一地方選挙
甘利てる代編 新水社 2003年10月刊
「かく闘えり!!」表紙画像  日本ではまだまだ少ない女性候補。一括りに女性と言っても、動機も背景もさまざま。けれど皆何かに突き動かされての立候補なのだと、一つ一つの体験談が重みを持って響いてきます。政治、まだ他人事でいいですか? 一票を投じる側も気合が入る一冊です。
 
国土技術政策総合研究所資料 No.139-MBR方式による-住民参加の生きもの調査ガイドブック
国土技術政策総合研究所 2003年12月刊
「国土技術政策総合研究所資料No139」表紙画像  裁判員制度や選挙以外にも、住民参加によるさまざまな取り組みは昔からあります。本書は武蔵野市の住民と自治体が行ったケーススタディを元に作成されたガイドブックで、生きもの調査の記録や手法などが紹介されています。個人貸出のできない資料ですが、他の自治体でも同様の調査ができるように、ポイントや観察事例がわかりやすく記載されています。
 このように各自治体では、住民と協力して道路、河川、森林の調査や緑化活動などを行うアドプトプログラムをスタートさせています。アドプトプログラムに関する詳細は大阪府「こころの再生」のホームページをご覧ください。

作成:資料情報課


ボール中央図書館のページへ
ボール大阪府立図書館のページへ