としょかんせんなりびょうたん
(資料紹介のページ)
2006年7月掲載 |
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夏にちなんだ本 |
子どもたちは夏休み突入! 今回は「夏」をテーマにお届けいたします。夏の風物から、夏休みの宿題のヒントになりそうなもの、暑さを考えるきっかけになりそうなものなど、色々ご紹介しています。どうぞこれらを片手に夏をお楽しみください。 |
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花火師の仕事 |
池田まき子著 無明舎出版 2005年8月刊 |
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夏の空を彩るものといえば、なんといっても「花火」。花火の歴史や種類、打ち上げ花火ができるまでの工程など、写真入りで楽しく解説してくれます。
特に、花火師の仕事紹介は、興味深いもの。花火の製造はもとより、花火大会の「プロデューサー」としての仕事の様子が、インタビューを中心に詳しく紹介されています。
先人の知恵を受け継いだ花火師たちの創意工夫により、さまざまな魅力ある花火が誕生し、現代に生きる我々を幻想の世界へと導いてくれます。
「鍵屋」と「玉屋」の由来など、「豆知識あれこれ」も楽しいですよ。
この他、花火については、
『花火百華』(小野里公成著 丸善 2000年6月)
『日本の花火のあゆみ』(武藤輝彦著 リーブル 2000年10月)
『花火写真集』(冴木一馬写真 白石まみ文 ぶんか社 2003年8月)
『花火の本』(冴木一馬写真・文 淡交社 2004年6月)
『花火幻想』(ビデオテープ)(日本クラウン 1994年6月)
などがあります。
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アイスクリーム図鑑 |
黄建勲撮影 日本アイスクリーム協会 1996年刊 |
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夏のお菓子の代表格はアイスクリーム。スパゲティ、クロワッサン、ピザ、マシュマロ。これ全部アイスクリームの名前です。そばの実、かぼちゃ、桜の塩漬け。日本の独自の食材も採り入れられて、日本のアイスクリームは発展してきたのですね。万延元年(1860年)に始まる日本のアイスクリーム産業の歩みに思いを馳せつつ、世界中のアイスクリームの写真を眺めると楽しいです。見ているとますます食べたくなってしまいますが…。 |
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ものづくりハンドブック 1、2、3、4、5、6 |
「たのしい授業」編集委員会編 仮説社 1986年〜2003年刊 |
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夏休みの宿題で、親も子も頭を悩ますのが工作と自由研究。
そんな時は、この本を開いてみてください。プラバンでアクセサリーを作ったり、トイレットペーパーの芯で笛を作ったり…。長い夏休み、この本をみて子どもと一緒にお菓子づくりを楽しんだり、スライムを作って遊ぶのはいかがでしょう。 |
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大阪市立自然史博物館展示解説第7集 標本づくり |
大阪市立自然史博物館編集 大阪市立自然史博物館 1981年10月刊 |
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夏休み! 海へ山へとお出かけの方も多いのではないでしょうか? 夏休みの思い出に、また宿題の自由研究に「標本づくり」はいかがでしょうか?
25年も前の資料ですが、とてもわかりやすく「これなら、できそう!」という気分にさせてくれます。「標本」というと、昆虫を思い浮かべますが、葉や貝といったものも紹介されています。
残念ながら、すでに絶版ということで、大阪市立自然史博物館にお問い合わせいただいても入手不可能ですが、中央図書館所蔵分は貸出可能ですのでご利用ください。どうぞ、楽しい夏休みを!! |
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ジョニー君のレモネード屋台 |
ジェフ・M.ブラウン著 草鹿佐恵子訳 矢島眞澄絵 バジリコ 2006年6月刊 |
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児童図書の世界でも経済や職業に関する本が数多く出版されています。この本はレモネードを売る屋台を題材とした「ビジネス入門書」です。児童向けとはいえ、内容は初心者であれば大人でも読みごたえがあると思われます。
本書の「はじめに」の訳注によれば、レモネードはアメリカ・カナダでポピュラーな飲み物であり、催しごとの際あるいは夏休みに個人やグループがレモネード屋台を出すことは非常に多いようです。 日本では、レモンは高いし、真夏に道端で飲み物を販売することは安全上・慣習上どうか…などと考えてしまい、そのまま真似ることは難しいかもしれません。しかし、頭の中で考えてみるヒントとしてはよいでしょう。
レモネード売りを例とした経済の本は、以前にも出版されています。こちらは単純な言葉とさし絵を使った「経済学入門書」です 。
『レモンをお金にかえる法』(ルイズ・アームストロングぶん ビル・バッソえ 佐和隆光やく 河出書房新社 1982年4月)
『レモンをお金にかえる法 続』(ルイズ・アームストロングぶん ビル・バッソえ 佐和隆光やく 河出書房新社 1982年4月) |
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みんなで eco ACTION!はじめよう!地球を守るエコアクションCD版・DVD版 |
大阪府環境農林水産部みどり・都市環境室製作 |

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夏は暑くて当たり前とはいうものの、「酷暑」「猛暑」のせいで、クーラーの設定は最強、室外機から出る熱風で屋外はますます暑くなり、来年は、もっと暑い夏が待っているかもしれません。このCDには、エコアクションの歌が2曲と、FM大阪で放送されたラジオ番組を編集した「地球温暖化って何?」が収録されています。車を走らせながら、家事をしながら、何かしながら聴いてみることができるところが、音響資料の便利なところ。身近な環境問題を考えるきっかけに、いかがでしょうか。
また、同じタイトルのDVD版は、どちらかというと子どもむけ。こいぬのモットちゃんとおさるのキットちゃんが登場するDVD紙芝居と、テーマソング2曲にはアニメや実写の映像がついて、「みんなにできるエコなくらし」をよびかけています。
CD、DVDも中央図書館所蔵分は貸出可能ですのでご利用ください。 |