さわることでかんじる世界!(関連展示の案内はこちら) 国立民族学博物館(みんぱく)には、世界のさまざまな国と地域の人々が創り、使い、伝えてきた生活用品が展示されています。それ らのモノに実際にさわり 「世界の感触」を味わってもらうために、「さわっておどろくワークショップ『手学問のすゝめ』」を各地で開催してきました。 自分自身の手を動かして、「創る」「使う」「伝える」を追体験する。そして、さわらなければわからないことを指先、手のひら、全身で確かめる。これが 「手学問」の醍醐味です。本講演ではワークショップで使用している資料を紹介しながら、「ユニバーサル=だれもが楽しめる」博物館、図書館の可能性をみな さんとともに考えます。 <講師> 広瀬 浩二郎 さん 国立民族学博物館 民族文化研究部准教授。1967年、東京都生まれ。13歳の時に失明。筑波大学付属盲学校から京都大学に進学。 2000年、同大学院に て文学博士号取得。専門は日本宗教史、障害者文化論。2001年より国立民族学博物館に勤務。「触文化」「フリーバリア」などをキーワードとしつつ、「さ わる」ことをテーマとする講演、ワークショップを各地で行っている。おもな著作:「障害者の宗教民俗学」「触る門には福来たる―座頭市流フィールドワー カーが行く!」「さわる文化への招待」ほか多数 <日時> 5月 12日(土) 午後2時30分~午後4時 (受付は午後1時45分からおこないます)
<会場> 大阪府立中央図書館ライティホール ・地下鉄中央線(近鉄けいはんな線)荒本駅下車 1番出口より北西に約400m ・バスでお越しの場合は近鉄バス「東大阪市役所前(中央図書館前)」で下車すぐ 受講経費: 500円 (当日受付にてお支払いいただきます。つり銭のいらぬよう、ご協力をお願いいたします) ※受付にて身体障がい者手帳等を提示されたご本人とその介助者は無料です。 ※講演には手話通訳を準備しております 定員: 380人(申込み先着順) 締切日:延長いたしました。
【関連展示】 さわっておどろく!-触覚がひらく絵 画、読書の世界 ・場所 当館1階展示コーナー 講師:広瀬さんからのメッセージ 触覚に依拠して生活する人々は「触常者」と呼ぶことができます。一方、視覚に依拠して生活する人々は「見常者」ということになります。日常生活におい て、見常者は「さわる」といいながら、じつは目で見たものを触覚で「確かめて」いるだけです。それでは「さわっておどろく」ことはできません。 「さわっておどろく!」展覧会では、視覚障害者(触常者)の利用に配慮した「さわる絵画」「さわる絵本」などを集めました。これらは単なる福祉、バリア フリーの取り組みでなく、見常者に「さわっておどろく」感動をもたらすユニークな作品なのです。本展覧会が触常者と見常者の新たな交流の場となることを 願っています。さあ、優しく、ゆっくり一つ一つの作品にさわってみましょう! 展示作品の紹介
このHPで紹介している作品はほんの一例にすぎません。今回展示されるのは、全部で32点。大きなものも、小さなものも、硬いものも、柔らかいものも、どの作品も来てびっくり、さわっておどろくことうけあいです。 府立中央図書館で、さわっておどろいてください。 ※製作者のHPにもリンクしました
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高松塚古墳壁画(石創画) 雀(石創画)
モナリザ(立体作品) ヴィーナス誕生(和紙エンボス)
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