平成18年度第2回ビジネスセミナー「創業に知って得する法律」を 9月27日(水)開催しました。申込者80名と当初の募集予定50名を大幅に上回る申込が寄せられ、急きょ参加枠を増やしました。当日の参加者は67名でした。
「経営コンサルタントは夢を語りますが、弁護士はリスクを語ります。」と始められた弁護士の関根先生の語り口は非常に明快で、30年間の弁護士経験と(財)大阪産業振興機構の法律相談をされている中での具体例をまじえての、わかりやすいお話が最後まで飽きさせることなく聴衆をひきつけていました。
「どんな事業にもリスクはつきもの。経営者はリスクの存在を認識した上で先に進むか判断を下していかなければならない。」
「契約書を作るのは失敗した時のため。」
「手形はできるだけ、発行しないほうがよい。発行しなければ不渡りを出す心配がない。不渡りを避けようとして、高利貸しから借りてしまう。そうすると確実に会社倒産の道へ。そのなる前にできるだけ早く撤退し、事業を整理することが大事。そうすれば再チャレンジできる。新しい会社法は、より再チャレンジしやすいしくみになっている。」
「輸入製品に欠陥・健康被害が生じた場合、被害者は外国の製造会社ではなく、日本にある輸入会社を訴える。輸入会社は必ずPL保険の加入を。」
「貸倒れは避けることができない。貸倒れ率を見積もり、どう低くするか。内容証明の出し方や少額訴訟について」
「これからはどの業界も説明責任が大事で、何かあっても最初に明記をしておけば責任を問われることは少ないのではないか。特に相手・商品が見えないネットショップでは、より説明責任が問われる。」
「何か事を始める前には専門家に相談を、相談する前には必ず料金を確認してください」等々、窮状に立たされた経営者の相談を受けられてきた先生ならではの、有益なアドバイスがたくさんつまった講演会でした。

講演終了後の質疑応答では実際に事業されている中での質問が多数出されました。
参加者は20-30代の方が目立ち、既にご自分で事業をされている方もおられ、起業を志す若者が増えていることを実感できたセミナーでした。
ほぼ全員の方がアンケートに答えてくださり、役に立ったという方が90パーセント近くを占めました。「とてもわかりやすくて、大変役に立った」「法律の話は初めてだったが、すごく楽しいセミナーだった」「事業を行うに当たっての役立つ知識がたくさんあり、とてもおもしろかった」「自分にとって何が今必要かということがわかった」「具体的なリスクの存在を知ることができた」「失敗する人のパターンが興味深かった」「夢の実現が悪夢にならないよう、もっと勉強していつかは起業してみたい」「質疑応答が多く有意義だった」「当セミナーの続編を」等々多くの感想をいただきました。
今後とも創業・起業を考えている方を応援するセミナーを企画・開催していきたいと思います。
配布資料 : 「知って得する法律」関係資料リスト
新会社法 | 知的財産権 | 製造物責任法(PL法) | 消費者契約法
特定商取引に関する法律 | 電子商取引 | 薬事法 | 食品衛生法
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