2004年12月7日（火）午後2時から、中之島図書館3階文芸ホールにおいて第3回中之島図書館ビジネスセミナー「知的財産の活用で事業に活力を！」を開催いたしました。
最初に奈良先端科学技術大学院大学教授の久保浩三氏による講演「経営にすぐに役立つ『知的財産権』」を行いました。久保氏は現在の日本がプロパテントの時代と位置付け、国の政策も知的財産を重視する方向に向かっていることを指摘されました。こうした中で、知的財産権の侵害による損害賠償額も増加傾向にあり、特許については「調査」と「権利化」が重要であるとされました。また、特許は目的ではなく手段であることを明確にして、事業に取り組む姿勢の大切さを訴えられました。
ついで、大阪府立特許情報センター主査の神木隆夫氏によるプレゼンテーション「特許活用で新規事業にチャレンジ」を行いました。同センターの取り組む特許流通事業を中心に、知的財産に関する様々な支援策について紹介がありました。
両氏とも実践に基づいた流暢な口調でお話され、聞く者を引き付けたセミナーとなりました。
配布資料 ： 大阪府立図書館所蔵 特許・知的財産関係資料リスト
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