フェリックス・ホフマン

 
おおかみと七ひきのこやぎ(せたていじ訳/福音館書店)

 おかあさんの言いつけを守って、るすばんをしていたこやぎたちですが、悪賢いおおかみにだまされて食べられてしまいますが‥‥‥。
 有名なおはなしで、この本以外にもたくさんの『おおかみと七ひきのこやぎ』がありますが、すみずみまで配慮の行き届いた絵と文で、この絵本にかなうものはありません。
 ホフマンの絵は一見、子ども向きではないような地味な抑制のきいた絵ですが、構成がしっかりしていて、細部までよく考え抜かれています。読む人のイメ−ジを喚起させ、お話の世界に引き込んでしまう力のある絵本作家です。


 おやゆびこぞう(大塚勇三訳/ペンギン社)
 しあわせハンス(せたていじ訳/福音館書店)
 七わのからす(せたていじ訳/福音館書店)
 つぐみのひげの王さま#(大塚勇三訳/ペンギン社)
 ながいかみのラプンツェル#(せたていじ訳/福音館書店)
 ねむりひめ#(せたていじ訳/福音館書店)