お城の絵



大阪の歴史と文化
〜見つけませんか「あなたの大阪」〜



 古来より大坂の地は多くの人をひきつけてきた。
蓮如はその布教の拠点として大坂の地を選び、次いで織田信長は「そもそも大坂はおよそ日本一の境地なり」(『信長記』)と述べている様に天下統一のための拠点として大阪の地を選び、その意志は秀吉により引き継がれていった。 また後年大久保利通による「大阪遷都論」の建白など、大坂のもつ地の利には、何者にも替えがたい魅力があった。
 また江戸時代に日本を訪れたロドリゲスが大坂の地をパリになぞらえたように、江戸時代の大坂は巨大な経済力と、時の権力者の直接支配を免れたこと等を背景として、自由闊達な文化が花ひらいた。 官学・林家の一門以外は学ぶに足らずとされた江戸に較べ、大坂の地では懐徳堂を始め、含翠堂、梅花社、絲漢堂、洗心洞、先事館等々それぞれの学問で一家をたてるおおらかさがあった。 世に言う町人学者の輩出も大坂独自のものである。また学問に限らずあらゆる面において、いわゆる上方文化を形成し得たのも、大坂の地ならではといえよう。 今回は大阪再発見の想いもこめて大阪の歴史と文化を紹介する資料を集めてみた。
(府民講座『めざせ返上!「大阪人」の大阪知らず』の演題、講師にちなんだ資料の展示も行っています。)


 場所 中央図書館1階 展示コーナー

 期間 平成18年6月21日(水)〜7月16日(日)まで


関連資料一覧
大阪の歴史と文化

  □ 大阪の風土・歴史

  □ 古代・中世の大阪

  □ 近世の大阪

  □ 近現代の大阪

府民講座関連資料

  ○ 上田正昭氏の著作に見る古代の日本

  ○ 大阪をつくった企業家たち

  ○ 文楽



大阪府立図書館トップページ > 資料展示一覧 > 資料展示 大阪の歴史と文化 のお知らせ