大阪府立中央図書館だより はるみや 1997.4 No.2 目次 変わらぬライブラリアンの使命 美原町教育委員会参与 加藤和基 上海図書館新館落成記念式典に参加して 「電子図書館」の実用化に向けて オーディオ・ビジュアル室(AV室)光ディスク・マイクロリーダー室のご案内 ホール・会議室における生涯学習事業の開催状況 府立中央図書館主催事業 ホール・会議室における生涯学習事業の開催状況 大学・文化団体等との共催事業 特別整理期間(蔵書点検)における休館のお知らせ 編集後記 変わらぬライブラリアンの使命 美原町教育委員会参与 加藤和基  大阪府立中央図書館は開館1年目を迎えます。自治体最大級の図書館ということで、日本国内はもとより外国からも大勢の方々が見学に来られ、その数6千人を超えました。  来館された皆さんの印象をお聞きすると、まず重厚な外観に圧倒され、次に館内のゆったりとした広さに感心し、大図書館の風格と格調の高さを感じるということが多くの人々の感想でした。  また、障害を持つ方々が健常者と同様に利用できるよう配慮された数々の設備と図書館サービスは、これまでの図書館にはなかった総合的な生涯学習の場のあり方を考えさせられるとお褒めの言葉をたくさん戴きました。  さらに、380席の席数と親子室を持つライティホールは、間口12.5m、奥行き10mの本格的な舞台と豪華な錦絵の緞帳を備え、多様な文化を発信する場として、府立中央図書館のもう一つの大きな目玉であり、この様なホールを図書館がもっていることに驚かれます。  我が府立中央図書館は、いま最もグレードの高い公共図書館として全国から注目を浴びていますが、それだけに責任の大きさを痛感せざるを得ません。  一昔前の図書館は、調査研究等を目的とする一部の限られた人々か学生たちの場でしたが、今日の図書館は幼児からお年寄りまで多くの人たちが気軽に利用する施設となっています。  めまぐるしく変化する社会の進展と国際情勢の中で、生涯学習の場として図書館が果たす役割はますます大きなものとなってくるでしょう。  府立中央図書館には人類の歴史と知識がぎっしりとつまっています。  偉大な先人たちの思想や哲学、その時代の世相や史実を具体的に語り継いだ貴重な文献が知恵の山並みを築き、その数130万冊にものぼっています。  昭和40年代から全国に公共図書館は続々と建設され、サービスのあり方も随分変わってきました。しかし、図書館の使命が資料の提供にあることだけは不変のものであり、多くの資料を広く収集して、利用者の要求にいかに応えられるかでその評価は下されます。  そのためには、利用者に迅速で的確な情報を提供できる有能な司書職員の育成が必要であることはいうまでもありません。  府立中央図書館の誇りえることとして、図書館業務に携わる職員が全員司書であるということもあげられます。  司書としてキャリアの差はあるにしても、図書館が好きで専門職としての誇りと熱意は、若い職員もベテランの職員も同じように持っています。  司書の軍団を率いる司書部長として、タ陽丘図書館そして昨春から中央図書館の舵をとってまいりましたが、この春を以て34年間の司書生活に終止符を打ちます。  図書館は、永い歴史の道程の上に一歩一歩築かれていく知識の殿堂であり、後世に引き継がれる人間の知恵の館であります。  年々職員は変わっても、府立図書館のよき伝統であるライブラリアンとしての誇りとサービス精神を持ち、職員同士が切磋琢磨することによって、府立図書館は府民から信頼される図書館として永遠に活用されるでしょう。“年々歳々花相似、歳々年々人不同”(唐の詩人劉廷芝(りゅうていし)「代悲自頭翁(はくとうをかなしむおきなかにかわる)」より)(当館前司書部長) 上海図書館新館落成記念式典に参加して  蔵書l,000万冊を誇る上海図書館の新館オープニングセレモニーに上海市からの招聘を受け、暮れも押し迫った12月19日から23日まで訪中した。  北京国家図書館に次ぐ中国で2番目に大きい上海図書館は、地上25階、延床面積83,000uの巨大図書館で、国際都市上海を象徴する堂々たる白亜の殿堂である。  正面向かって右側は25階建106m、左側は13階建56mのタワー式ビルで、各々5階まではスカート型に広がっており、両翼を結ぶ中央はエントランス・ホールとなっている。  館内は、A、B、C、Dと4つに区分され、A区は古典籍、近代史資料、マイクロ資料部門の閲覧室と行政管理部門、B区は玄関ホールと300席の多目的ホール、C区は中国語、外国語の新刊が開架されている閲覧室、コンピュータ室等、D区は320席の移動式多国語同時通訳設備を有する学術活動室(会議・研究室)、824席の講演ホール、500uのギャラリー、AVコーナーと視聴覚編集作業室となっている。  資料の検索は、コンピュータ入力が未だ20万冊程度ということで、目録カードが各室に整然と配列されている。  5階から上は全て書庫で、各閲覧室への図書搬送はドイツ製のテレ・リフトが導入されており、天井から何台もの箱がゆっくりと上下左右に昇降している光景は圧巻であった。  各種一般閲覧室38室、研究閲覧室24室、AV資料研究室8室、総閲覧席数3,036席で、開架冊数は約80万冊という各国の国立図書館に匹敵する大規模な図書館である。  中国ではいま続々と図書館が建設されており、府立中央図書館にも上海はもとより、北京国家図書館、河北省、遼寧省などの図書館からの視察が相ついでいる。  中国は世界で最も早く図書館を有した国の一つであり、貴重な古代資料を保存し、中国のみならず世界の文化に貢献した国である。  上海図書館が世界的な図書館としてますます発展されるとともに、今後長期にわたって府立中央図書館との友好交流が促進されることを期待してやまない。(松本、加藤) 「電子図書館」の実用化に向けて 誰でも参加できる−電子図書館システムの実証実験  府立中央図書館は、「電子図書館システムの実証実験」に全国の公立図書館で唯一利用評価館として参加しています。  実験は、京阪奈学研都市の新世代通信網実験協議会(BBCC)が国立国会図書館と連携して実施、当館と、BBCC、国立国会図書館(東京)、国際日本文化研究センター(京都)間をB‐ISDNの高速ネットワーク環境で結び、竹久夢二等の児童書や葛飾北斎、安藤広重らの版画等、デジタル(電子)化された資料を当館2階に置かれた専用端末で呼び出して、どなたでも自由にご覧になることができます。  回線の伝送速度は、現在使用されているISDN回線の100ないし400倍の伝送容量をもつBBCC実験網が使われ、高速かつ鮮明に画像や文字情報が伝送される電子図書館の世界を体験していただけます。 実験の目的  2002年度中に京阪奈学研都市に開館予定の国立国会図書館関西館(仮称)は、「電子図書館」の実現を指向しています。  世界の主要な国立図書館の将来構想にも、同様な動きが見られ、21世紀の情報ニーズに対応するための国家的な政策課題として位置づけられています。  電子図書館システムは、どのような資料をデジタル化しどのようにデータベースを構築していくかといった入力系の実験とともに、利用者にとって使いやすく、目的とする情報が精度良く検索でき、見やすく表示する機能が研究されております。  本実験への当館の参加は、利用者の方々に広く利用していただき、電子図書館実現のための課題や理想的なユーザーインターフェースの姿等を浮き彫りにすることにあります。  実験は平成11年3月31日まで続けられます。この間、アンケート調査やヒアリング調査等も行なう予定です。その際にはご協力をお願いいたします。 閲覧できるコンテンツ(情報の内容)  現在提供されている資料は次の通りですが、実験期間中にはおよそ2万点に拡大される予定です。 1.国立国会図書館から提供される資料(児童書)    竹久夢二「夢二絵手本」など11点    島崎藤村「日本童話集」など11点    鈴木三重吉「象の鼻」など25点  以後、芥川龍之介や宮沢賢治等の作品も追加される予定です。 2.国際日本文化研究センターから提供される資料 (l)外像データベース 江戸時代末期から明治期の日本について世界各国で出版された日本文化に関する研究資料から抽出された写真や挿絵6点。 (2)古写真データベース 江戸時代末期から明治期に撮影されたモノクロ写真に彩色を施した6点。 (3)日本美術データベース 海外に流出した絵画、版画、陶磁器等の日本美術品のうち東欧の美術館(下記の3館)が所蔵する資料。    プーシキン美術館(モスクワ)    絵画・版画約1、620点    エルミタージュ美術館       (サンクトぺテルブルク)     絵画・版画約920点、他500点    フェレンツ・ホップ東洋美術館(ブタペスト)     絵画・版画約800点、他600点 (4)フォーラムデータベース センターの研究員等によるフォーラムの報告書の全文情報47件。 3.BBCCから提供される資料    西陣グラフ 1995年5月号〜1996年4月号    茶道雑誌  1996年4月号〜1996年6月号 電子図書館−未解決の問題点  このように、デジタル化の技術とデータ通信技術の発達は、遠隔地にある図書館等の機関に所蔵されている資料を検索し閲覧できる仮想(バーチャル)図書館を現実のものとしてきています。  大学図書館等の世界では、学術情報センターが2年間の試行を経て本年4月から学術雑誌を対象とした電子図書館システムの本格的なサービスを開始しました。今年は、わが国の電子図書館時代の幕開けの年といってもよいでしょう。  デジタル情報をネットワーク環境の下で幅広く利用者の方々に使っていただくようにするには、著作権処理の問題等まだまだ未解決の間題が残されています。また、各図書館で、高速・大容量の通信回線等の基盤をどのように整備していくのか、また回線使用料の費用負担にどう取り組むのか、いずれも今後の課題です。  「情報の貧者」をつくらぬよう、誰でもが等しく電子図書館の恩恵を受けられるようにすることが、公共図書館が全体で取り組まなければならない重要な課題と考えています。 オーディオ・ビジュアル室(AV室) 光ディスク・マイクロリーダー室のご案内  最近の図書館では何らかの形でAV資料によるサービスが一般的になってきています。当館でも昨年の開館にあたりオーディオ・ビジュアル室を設け、府立図書館として初めてAVサービスを始めました。音響資料としてCD、カセットテープ、MD(ミニディスク)を、映像資料ではビデオテープ(VHS)、ビデオディスク(LD)を所蔵し、貸出や館内視聴を行っています。  現在、およそ7千点のAV資料を所蔵。(発注済み、受入整理中の資料を含めると約l万点になります)。資料の収集は、平成7年度から始めました。このため、購入できた資料の範囲に片寄りも見られますが、評価の高い芸術作品やドキュメンタリー、ハウツーもの、語学学習、調査研究用等々、幅広い資料の収集に努めています。音響・映像資料ならではの世界を十分にお楽しみ下さい。 38のブース(46席)があります  オーディオブースは窓に向かって11ブースあります。その中の1ブースは椅子を設けず車椅子のままでCDやカセットテープなどが聴けます。  ビジュアルブースは1人用が16ブース、2人用が4ブース、多人数用(5人席)が1ブースの合計21ブースあります。  それぞれ15インチ、21インチ、33インチのモニターテレビでビデオテープやLDが視聴できます。1人用、2人用ブースは車椅のまま利用できる設計となっています。また難聴者や高齢者のために音の高低を調節できる補聴装置や特別な字幕の入ったクローズド・キャプション付きソフトを再生できるデコーダーを設置するブースも用意しています。  各ブースでは液晶パネルに残時間が表示され、音量調節、早送り、巻戻しが手元で操作できます。  また5分問席を離れると音声・映像が自動的に止まる離席センサーの機能も備えています。  ウェイティングブースは、ブースが満席の時、順番待ちのためなどに使う席です。6ブース(6席)あり、ここでは常時CDとLDを流していてその中から好きなプログラムを選べます。 使い方はいたって簡単  今のところAV資料はすべてAV室に開架していますので、視聴したいソフトのケース(ジャケット)を館内利用受付にお持ち下さい。受付ではコンピュータに入力してブースを指定します。あとは席に座り液晶パネルを押すだけでAVシステムから音声・映像が送出されます。ブースの便用時間はソフトの再生時間プラス5分としています。  ブースが満席になれば「館内視聴予約票」をお渡しします。予約票には予約番号と最大待時間を印字していますのでウェイティングブース等でお待ちください。実際の待時間は途中で終了される利用者がいるため通常短くなります。ウェイティングブースの予約案内モニターには予約番号と待時間が逐一表示され、ブースに空きがでるとチャイムとモニターでお知らせします。 ソフトの送出にはロボットも活躍  自動送出と手動を併用しています。自動送出はあらかじめAVシステムのカートにソフトを収納しておき、コンピュータ制御でロボットがカートからソフトを取り出し、プレーヤー(デッキ)に装着し映像・音声を送り出すシステムです。  カートに収納していないソフトは、職員が手動で行っています。 AV資料を探すには  各階にある利用者用端末かAV室のAV資料専用利用者端末でお探し下さい。ホストコンピュータとAVシステムのコンピュータは相互に通信していますので、いつも最新の資料状態(在籍、利用中)が分かります。  AV資料専用利用者端末では、カートに収納しているビデオテープ・ビデオディスクの内容(映像)を3分間モニターすることもできます。  また、オーディオ資料、ビジュアル資料別にタイトル順と分類順の冊子目録を用意しています。 モニター機で内容を確認  本をパラパラとめくって内容を確かめるように、CDやカセットテープ、ビデオテープの視聴もできます。 貸出もできます  館内視聴用のビデオテープ、ビデオディスクと著作権の承諾のとれていないビデオテープを除き貸出もおこなっています。  貸出点数は1人2点までです。  貸出期間は図書と同じで3週間です。 紛失・破損にご注意!弁償には補償金が上乗せ  図書館のビデオ資料は、利用者の皆様に貸出をするため、著作権者への補償金を含めて購入しています。紛失・破損された場合は、この補償金を含めて弁償していただくことになりますので、十分ご注意ください。 光ディスク・マイクロリーダー室  AV室のとなりの室には、ニューメディアによるサービスの一つとして光ディスクシステムと9台のマイクロリーダーを設置しています。 光ディスクとは  光ディスクシステムは、ビデオディスクやCDと同様にレーザー光を使って光ディスク盤に大容量の書類や図面を画像情報として記録できる記憶装置です。  図面や文書等紙媒体を光ディスクで電子化することにより、資料の保存性が高まり、多様な検索、連続ページめくりや表示画像の拡大・縮小等が簡単におこなえます。中之島図書館の貴重書など直接出向かなければ見ることのできない資料も当館で気軽に閲覧できます。現在、中之島図書館の資料は近世の大阪関係の貴重書40タイトルと織田作之助文庫の草稿全点(170点)を取り込んでいます。当館所蔵では貴重書の、ディドロ、ダランベール監修『百科全書』(1751−1781刊、初版本)の図版集の取り込みをはじめており、その一部をご覧いただけます。 マイクロ資料の利用は  従来から親しまれているマイクロフィルムには、新聞各紙のほか国会会議録や官報などがあります。マイクロリーダーでは16mmフィルムやマイクロフィッシュも見ることができ、コインキット付きのリーダープリンターで複写もできます。料金は1枚70円になっています。  利用のお申込み、操作方法については、AV室の職員にご相談ください。 ホール・会議室における生涯学習事業の開催状況 府立中央図書館主催事業 平成8年度大阪府立中央図書館府民講座 −ライティカレッジ−「司馬遼太郎の世界」  東大阪市で長く執筆活動を続けてこられた国民的作家である司馬遼太郎氏の作品や思想、人となりなどに触れる講座を4回にわたり実施し、府民の生涯学習を推進するとともに、読書活動の振興を図りました。 (H8.10.27/11.24/H9.1.12/1.26) @シンポジウム「司馬遼太郎の文学と歴史」  コーディネーター 大阪女子大学学長 上田正昭氏  パネリスト 国際日本文化研究センター教授 山折哲雄氏        大阪人権博物館館長 平野一郎氏        産経新聞大阪本社編集局次長 上村洋行氏 A講演「司馬遼太郎の宇宙観」  講師 帝塚山学院大学国際理解研究所所長     国際日本文化研究センター名誉教授 中西進氏 B講演「朝鮮文化と司馬遼太郎」  講師 大阪女子大学学長 上田正昭氏 C講演「司馬遼太郎讃」  講師 関西大学法学部教授 山野博史氏 特別展示 @「司馬遼太郎氏の『菜の花忌』に寄せて」  司馬遼太郎氏の一周忌に寄せて氏の命日である2月12日を中心に、絵画・図書資料等を展示し、司馬遼太郎氏を偲びました。 (H9.2.8〜2.16) 「菜の花忌」は氏の命日である2月12日を司馬遼太郎氏が好んだ菜の花にちなんで、名付けられています。 A「宇宙への誘い〜宇宙が見えてくるよ〜」  次世代を担う青少年を始め、広く府民一般に未知なる世界である、宇宙の魅力や宇宙開発の現状等についての学習機会を提供するため、向井干秋・若田光一両宇宙飛行士のパネルや宇宙食、書籍展示とビデオ上映を実施しました。 (H8.8.27〜9.14) ホール・会議室における生涯学習事業の開催状況 大学・文化団体等との共催事業 @大阪商業大学スライドカルチャー「仏像の誕生と東漸」  講師:元大阪商業大学教授・  栗東歴史民俗博物館館長 宇野茂樹氏 (H8.11.2/ll.9/11.16) A大阪府立大学水曜講座特別請義  統一テーマ「生活の中の情報」  講師:大阪府立大学工学部教授 姫野洋司氏     ほか2名(H8.ll.27) B大阪女子大学  おおさか・ウィメンズ・オープンカレツジ  統一テーマ「現代を生きる女性」  講師:大阪市市民局女性施策推進課長 西澤由美子氏     (財)大阪社会運動協会 谷合佳代子氏 (H9.1.11/1.18/1.25) C大阪商業大学公開講座 「変わるアジア市場と製造企業の海外戦略」  講師:大阪商業大学教授 王城芳治氏ほか5名 (H9.2.22/3.8) Dなにわ塾文化講漬会「日本のSFと私」 (共催:大阪府立文化情報センター)  講師:眉村卓氏 (H8.6.20) Eライティホール・コンサート (共催:(財)大阪21世紀協会・(財)大阪府文化振興財団) 「ハンクジョーンズ・ジャズコンサート」  出演:ハンクジョーンズ、西山満、竹田一彦の各氏 (H8.11.28) 「フルートとハープの調べ」  出演:長山慶子氏、村上ひとみ氏 (H9.3.2) Fインドネシア・東ジャワのこども絵画展  テーマ:「わたしの家庭」 (共催:大阪インドネシア芸術交流会) (H9.3.25〜4.6) 特別整理期間(蔵書点検)における休館のお知らせ 蔵書点検のため、下記のとおり休館いたします。休館期間中は何かとご不便をおかけいたしますが、ご協力をお願いします。 1.期間 平成9年6月3日(火)〜6月19日(木)  なお、前日の6月2日は月曜休館日ですので、実質的には6月2日から休館となります。 2.館外貸出図書の返却取扱について (l)図書のみを「返却ポスト」ヘ入れてください。AV資料は「返却ポスト」ヘ入れないでください。 (2)郵送による返却は、書留扱いでお願いします。  (消印の日が返却日になります) (3)大阪府立中之島図書館でもお返しいただけます。  (中之島図書館は平常どおり開館しています。) 3.ライティホールは、平常どおりご利用いただけます。 (参考)中之島図書館の蔵書点検休館期間     平成9年5月15日(木)〜5月30日(金)     5月31日(土)は、月末休館日です。     6月1日(日)から開館します。 編集後記  中国(上海)図書館界との交流、電子図書館、光ディスクシステムなど、本号は時代のキーワード“国際化”“ニユーメディア”“マルチメディア”を反映する内容となりました。伝統のうえに蓄積された情報を提供し、最先端の情報を提供する。共に府立図書館の大切な使命です。  まもなく開館一周年を迎えます。5月9日から11日には、「マルチメディア講演会」、「わんばく文庫ふれあいコンサートLet’s 打楽器!」「みる★きく★うたう マザーグースの世界」などの記念行事を行います。  多くの方々のご参加をお待ちします。