大阪府立中之島図書館要覧 2011 各種文庫
更新日:2013年12月31日
大阪の団体や個人から寄贈され、コレクションとして活用する意義のある貴重な資料群
石崎文庫 | 11,478冊 | 奈良市で戦前私設図書館を開設していた漢方医石崎勝蔵氏旧蔵書。歴史、本草学、医学、神道、文学などが多いが他分野にもおよぶ。漢籍では、元版明版をふくみ、江戸時代初期の写本など貴重なものが多い。1951年(昭和26)譲受たもの |
朝日新聞文庫 | 18,523冊 | 朝日新聞社調査部に収集され活用されてきた資料。近世文芸書、中国・日本地誌類、昭和前期の中国・台湾・朝鮮関係の資料が充実している。1968年(昭和43)に寄贈された |
韓本雑書 | 5,083冊 | 佐藤六石(漢詩人)氏収集の朝鮮本を大正4年、住友家の寄付金で購入したもの。李氏朝鮮時代の板本、活字本、写本などのコレクションである |
浄瑠璃本 | 702冊 | 元禄から幕末までの浄瑠璃本で近松門左衛門の著作も含む。大正7年、西田仲右衛門氏の旧蔵書(当館購入)に昭和10年朝日新聞社主村山龍平氏寄贈分を加えたもの |
近世後期小説類 | 937冊 | 草双紙といわれるもので特に近世後期に流布した合巻物と呼ばれるものが中心。明治43年、当時高等工業学校教授で大阪人文会員でもあった今川一氏寄贈 |
道修町三丁目文書 | 約15,000点 | 元禄から明治初年までにおよぶ大阪道修町の町方文書。道修町三丁目会所に旧蔵のもの |
柏原家文書 | 約11,000点 | 河内志紀郡太田村、柏村新田の近世村方文書。大和川の治水・水利関連の文書など、江戸時代から明治中期までの庄屋としての公務にかかわるものがほぼ完全に保存されている。また上田秋成自筆稿本類、近世初期連歌書など特筆すべき資料もある。16代当主柏原仁兵蔵氏とご子息利章氏寄贈 |
平野町二丁目文書 | 74点 | 天明期から明治期にかけての平野町の町方文書 |
織田文庫 | 1,509点 | 織田作之助の旧蔵資料、図書、雑誌、書簡、草稿など。竹中タツ氏〔故織田作之助氏実姉〕寄贈 |
川田文庫 | 1,368点 | 川田順の旧蔵資料、図書、原稿、書簡など。川田俊子氏〔故川田順氏夫人〕寄贈 |
森田文庫 | 2,311冊 | 漢方医学の研究家、森田幸門氏旧蔵の漢方医学関係書。森田敦子氏〔故森田幸門氏息女〕寄贈 |
三井文庫 | 1,583冊 | 元国立大阪南病院長三井駿一氏旧蔵書。中国医学関係書。三井宣夫氏〔故三井駿一氏長男〕寄贈 |
藤澤文庫 | 3,147冊 | 藤澤桓夫の旧蔵資料、図書、書簡、書画など。藤澤典子氏〔故藤澤桓夫氏夫人〕寄贈 |
中西文庫 | 約4,500点 | 河内郡喜里川村の庄屋、中西家関係資料。近世文芸書、書簡、詠草など。中西宗吾氏寄贈 |
玄武洞文庫 | 1,070冊 454点 | 近世の書目、砲術関係書、田結荘千里翁ら代々の自筆稿本・書画、蓮月尼自筆書簡など。田結荘金治氏、哲治氏寄贈 |
大和銀文庫 | 4,078点 | 旧大和銀行からの寄付5千万円を基に公益信託大和銀文庫基金が発足、約5年間で収集した近世から現代にわたる大阪関係の商工業、金融、経済分野を中心とした資料 |