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「はらっぱ」 No.32 大阪府域 ブックリストについての実態調査報告

更新日:2024年2月21日


「はらっぱ」 No.32 大阪府域 ブックリストについての実態調査報告

掲載日:2019年3月31日更新

「はらっぱ No.32」を作成するにあたり、府域市町村の現状を把握するため、実態調査を実施した。あわせて作成したブックリストを送付いただくなど、お忙しい中、ご担当の方々には多大なご協力をいただき、誠にありがとうございました。

調査概要

・調査対象:大阪府域市町村図書館および公民館図書室(複数館ある場合は中心館のみ)
・調査時期:平成30年12月
・回収率:100%(43市町村)
※( )内の数字は同様の回答があった市町村数
 なお、今回調査の【ブックリスト】は、紹介文が付与された資料紹介リスト(書影はあってもなくてもよい)を対象とした。紹介文なしの資料紹介リストは、回答対象に含まず回答を求めた。

問1.こどもを対象としたブックリストを発行していますか
問1の回答の円グラフ

問2.発行しているリストについて、対象ごとに詳しく教えてください(複数回答可)。

問3.問2で回答いただいた作成ブックリスト(ア)~(ケ)を配布していますか。それぞれについて、配布先(どこで)、配布方法(どのような方法で)を教えてください(複数回答可)。配布先が同じであれば、まとめて回答していただいてかまいません。

(ア)乳幼児(0~3歳)向けブックリスト
発行の有無:
あり(27)、なし(16) 6市町は複数作成
問3(ア)の回答の円グラフ
乳幼児向けブックリストの紹介文執筆者:
執筆者 回答自治体数
リスト担当職員 14
児童サービス担当職員 17
委員会形式 0
利用者 0
その他 0
発行頻度:
毎月(1)から毎年(8)、数年ごと(4)など定期的に発行しているリストが多い。一方、掲載タイトルが入手不可になった際に差し替えを検討するリストもあった。
形態・大きさ:
リーフレット(15)、冊子(13)でA4サイズを二つ折にしたものも含めA5サイズのものが多い。
色・印刷:
カラー(11)、モノクロ(17)。カラー印刷の場合は外注印刷が多い。自館印刷でカラー印刷している館もある。中には自館印刷の際、図書館内ではなく市役所の事務機械室で印刷という館もあった。また1年目のみ外注で2年目以降は自館印刷の例もあった。
イラスト:
職員(20)、フリー素材(6)が大半を占める中、講座講師に依頼、市内在住の絵本作家、著作物利用許可申請をし絵本のカットを使用するリストもあった。
書影:
なし(2)
選書方針:
あり(21)、なし(13)
配布先:
配布先 回答自治体数
館内利用者 16
小学校 1
中学校 0
高等学校 0
特別支援学校 0
各種検診 17
見学者 3
その他 11

「その他」の内訳:ブックスタート事業3、出生届提出時1、子育て関連課へ委託2、出前講座参加者1、市内保育所幼稚園1、認定こども園1、小規模保育事業所1、子育て関連施設1

配布方法:
「4か月児健診のブックスタート時に配布」というように、ブックスタート時または健診時に配布が18件と多く、続いて館内設置の11件だった。乳幼児向けおはなし会などの行事での配布、また館内のみならず他の教育施設での配布、「出生届提出後の子育て支援課の窓口での手続きの時」など他機関と連携して配布しているケースもあった。

羽曳野市立図書館の赤ちゃんと楽しむ絵本のリストの表紙

高槻市立図書館のあかちゃんと楽しむはじめての絵本の表紙

枚方市立図書館のあかちゃんといっしょにはじめてのえほん

和泉市立図書館のえほんだいすきはじめてであう絵本の世界

(イ)幼児(1~6歳)向けブックリスト
発行の有無:
あり(19)、なし(24)
問3(イ)の回答の円グラフ
幼児向けブックリストの紹介文執筆者:
執筆者 回答自治体数
リスト担当職員 9
児童サービス担当職員 14
委員会形式 0
利用者 0
その他 3

「その他」の内訳:市広報1、絵本の紹介文執筆担当者1、図書館ボランティアとの連携1

発行頻度:
毎月(3)から毎年(7)など定期的に発行している館が多い。予め発行回数を設定しているリストもあった。
形態・大きさ:
リーフレット(13)、冊子(7)でA4サイズを二つ折にしたものも含めA5サイズのものが多い。
色・印刷:
カラー(6)、モノクロ(16)、カラー印刷の場合はすべて外注印刷だった。1年目のみ外注で2年目以降は自館印刷の館もあった。
イラスト:
職員(15)、フリー素材(4)が大半を占める中、教育委員会が市内在住中学生以下より公募して決定したイメージキャラクターを利用するリストもあった。
書影:
あり(20)、なし(1)、「あり」だがホームページでは削除している(1)
選書方針:
あり(12)、なし(10)
配布先:
配布先 回答自治体数
館内利用者 13
小学校 3
中学校 1
高等学校 0
特別支援学校 0
各種検診 8
見学者 1
その他 20

「その他」の内訳:こども園3、保育園4、幼稚園3、小規模保育事業所1、子育て関連施設1、絵本出前講座1、図書館ボランティア1、体験学習の中学生1、出前講座参加者1、市役所関係課1、市立公共施設1、病院の図書コーナー1、市民ホール1

配布方法:
館内設置が10件と多く、保育所(園)・幼稚園を通しての配布も4件あった。また健診時、各種講座を通しての配布が3件ずつ、各施設への配布が庁内逓送便の利用が2件あった。

1歳から3歳のお子さんと楽しむ絵本の表紙

豊中市立図書館のこんにちはえほんの表紙

高槻市立図書館の親から子へよみつがれる絵本の表紙

(ウ)小学生(以上も含む)向けブックリスト
配布の有無:
あり(22)、なし(21)
問3(ウ)の回答の円グラフ
小学生(以上も含む)向けブックリストの紹介文執筆者:
執筆者 回答自治体数
リスト担当職員 14
児童サービス担当職員 12
委員会形式 1
利用者 0
その他 5

「その他」の内訳:学校図書館司書3、司書全員1、全図書館職員1

発行頻度:
毎月(1)から毎年(15)など定期的に発行しているリストが多い。読書ノートの読了冊数達成時に渡すリストについては開始時に作成したものを継続利用しているとの回答もあった。
形態・大きさ:
リーフレット(25)、冊子(8)でA4サイズ(10)二つ折にしたものも含めA5サイズ(11)のものが多い。
色・印刷:
カラー(12)、モノクロ(6)、表紙・裏表紙のみカラー(1)自館でカラー印刷の館もあった。
イラスト:
職員(26)、フリー素材(10)が大半を占める中、学校図書館司書(2)、カット集(2)の利用もあった。
書影:
あり(32)、ありだがホームページでは削除している(2)
選書方針:
あり(23)、なし(11) 「あり」の内訳:出版期間(1年間の新刊より)や紹介冊数の制限
配布先:
配布先 回答自治体数
館内利用者 16
小学校 19
中学校 5
高等学校 0
特別支援学校 0
各種検診 1
見学者 5
その他 4

「その他」の内訳:申し出た児童1、図書館ボランティア1、幼稚園1、保育園1

配布方法:
館内設置による配布が13件あり、特徴的なのは「夏休み」に集中的に配布されていること。また学校を通じての配布も13件あったが、新入生に絞っての配布、図書館見学時の配布などは小学生向けリストならではの配布方法であった。また「小学校全クラスに25冊の本を毎月届ける(年間9回)巡回文庫の通信として小学生に配布」などの回答もあった。
(エ)中学生向けブックリスト
発行の有無:
あり(8)、なし(35)
問3(エ)の回答の円グラフ
中学生向けブックリストの紹介文執筆者:
執筆者 回答自治体数
リスト担当職員 3
児童サービス担当職員 6
委員会形式 0
利用者 0
その他 5

「その他」の内訳:学校図書館司書2、司書全員1、全図書館職員1、市内市立中学校生徒1

発行頻度:
毎年(7)など定期的に発行されている。
形態・大きさ:
リーフレット(10)が多く、A4サイズ(3)A5サイズ(3)のものが多い。
色・印刷:
カラー(5)、モノクロ(6)、外注(4)、自館(7)
イラスト:
職員(7)、フリー素材(4)など。
書影:
あり(10)、ありだがホームページでは削除している(1)
選書方針:
あり(4)、なし(4) 「あり」の内訳:出版期間の限定(1年間の新刊より)
配布先:
配布先 回答自治体数
館内利用者 9
小学校 5
中学校 8
高等学校 1
特別支援学校 0
各種検診 0
見学者 0
その他 1

「その他」の内訳:市役所関係課1

配布方法:
館内設置による配布、中学校を通じての配布。新入生全員をはじめ全校生徒に配布など大量発行を必要とするケースもあった。

ブックリストの表紙の写真

(オ)高校生向けブックリスト
発行の有無:
あり(1)、なし(42)
問3(オ)の回答の円グラフ
高校生向けブックリストの紹介文執筆者:
執筆者 回答自治体数
リスト担当職員 1
児童サービス担当職員 1
委員会形式 0
利用者 0
その他 0
発行頻度:
毎年(1)
形態・大きさ:
冊子(1)
色・印刷:
モノクロ(1)自館(1)
イラスト:
職員(1)
書影:
あり(1)
選書方針:
あり(1)
配布先:
配布先 回答自治体数
館内利用者 3
小学校 0
中学校 2
高等学校 2
特別支援学校 0
各種検診 0
見学者 0
その他 1
「その他」の内訳:市役所関係課1
配布方法:
「パンフレット架等に配架」などの館内設置による配布。「必要に応じて会議・研修等で配布」などの回答があった。
(カ)YA(10代全般)向けブックリスト
発行の有無:
あり(13)、なし(30)
問3(カ)の回答の円グラフ
YA(10代全般)向けブックリストの紹介文執筆者:
執筆者 回答自治体数
リスト担当職員 7
児童サービス担当職員 4
委員会形式 1
利用者 1
その他 4

「その他」の内訳:YAサービス担当職員3、YAボランティア1

発行頻度:
毎月(1)、年4回(1)、毎年(4)など、短いスパンで発行されているリストが多い。
形態・大きさ:
リーフレット(10)、冊子(1)など。
色・印刷:
カラー(1)、モノクロ(9)など。 外注(4)、自館(6)、市役所の他部局に印刷依頼する館、本庁の事務機械室で印刷をしている館もあった。
イラスト:
職員(6)、フリー素材(4)以外に、近隣高校の美術部、YAボランティアや職員家族等の協力もある。
書影:
あり(11)、号によって異なる(1)
選書方針:
あり(8)なし(3)
配布先:
配布先 回答自治体数
館内利用者 9
小学校 4
中学校 7
高等学校 6
特別支援学校 0
各種検診 0
見学者 4
その他 4

「その他」の内訳:図書館近隣の施設や書店、コンビニ等1、青少年向け公共教育施設1、病院の図書コーナー1、市民ホール1

配布方法:
「カウンターや展示コーナー等に設置し自由に持ち帰りいただく形式」といった配布方法以外に、「近隣の施設や書店、コンビニへはYAボランティアと職員が手渡しで配布」、「学校司書の研修会で学校司書に配布して、学校図書館に設置してもらう」、「職業体験等で来館の際」などの回答もあった。
(キ)学校向けブックリスト
発行の有無:
あり(5)、なし(38)
問3(キ)の回答の円グラフ
学校向けブックリストの紹介文執筆者:
執筆者 回答自治体数
リスト担当職員 2
児童サービス担当職員 1
委員会形式 0
利用者 0
その他 0
発行頻度:
毎年(1)から年5回(1)、不定期と発行頻度に傾向は見られなかった。
形態・大きさ:
リーフレット(1)、冊子(1)など。
色・印刷:
カラー(2)、モノクロ(2)など。自館印刷(3)
イラスト:
職員(1)、フリー素材(1)など。
書影:
あり(3)
選書方針:
あり(3)
配布先:
配布先 回答自治体数
館内利用者 1
小学校 4
中学校 2
高等学校 1
特別支援学校 0
各種検診 0
見学者 0
その他 1

「その他」の内訳:図書館(本館・分館)に掲示

配布方法:
「校園長会で配布 必要に応じて会議・研修等で配布」、「館外に設置。学校へは市役所の連絡箱を通じて配布してもらう」、「ブックトークの開催時」、「連絡便にて小学校に配布、本館・分館で掲示」の回答があった。
※具体的なブックリストの名称
「LGBTを中心とした小学校教員向けブックリスト」、「LGBTを中心とした中学校・高等学校教員向けブックリスト」、「しょうがっこうのブックトーク」
(ク)特別支援学校向けブックリスト
発行の有無:
あり(0)、なし(43)
(ケ)その他のブックリスト
発行の有無:
あり(8)、なし(35)
問3(ケ)の回答の円グラフ
その他のブックリストの紹介文執筆者:
執筆者 回答自治体数
リスト担当職員 0
児童サービス担当職員 7
委員会形式 2
利用者 1
その他 6

「その他」の内訳:子ども司書1、幼稚園・学校の教諭1、書店員1、おはなし・読みきかせボランティア2、地域・家庭文庫や読書会等の団体1

発行頻度:
毎年(4)、毎月(1)、不定期(3)、その他・未記入(2)
形態・大きさ:
A5サイズ(5)が多く、リーフレット(3)、冊子(6)など。リスト対象年齢が広範囲にわたるため、冊子体になるものが多い。
色・印刷:
カラー(4)、モノクロ(6) 外注(6)、自館(4)
イラスト:
職員(3)、フリー素材(1)など
書影:
あり(10)
選書方針:
あり(6)、なし(4)
配布先:
配布先 回答自治体数
館内利用者 5
小学校 3
中学校 1
高等学校 0
特別支援学校 0
各種検診 2
見学者 0
その他 6

「その他」の内訳:イベント参加者1、出前講座1、市立公共施設1、ブックスタート時1、保育所1、こども園1

配布方法:
対象年齢幅の広いブックリストが多いためターゲットをしぼった配布方法は少なく、館内設置による配布が多かった。

問4. ホームページ公開のみのブックリストに関して、ホームページ公開のみとしている理由を教えてください(複数回答可)
(ア)印刷予算がない
(イ)インターネット、スマホの普及
(ウ)その他(      )

※ホームページ公開のみの館は0だったが、(ウ)として、「コストをかけずに広く資料紹介ができる」との記入が1件あった
※ホームページに関しては書影の著作権の関係か、問2で公開の際に画像を省くと回答した館もあった。

問5. ブックリストを発行する目的は何ですか?(問5以降の意見は抜粋)

〇読書活動推進:(15)
・子どもの読書活動推進事業の一環として中学生、高校生を含めた子どもの読書活動を支援し子どもの読書意欲の喚起を図るため。
〇本選びのきっかけ:(13)
・本選びの参考にしてもらうため、子どもや保護者からの「おすすめの本」についての問い合わせにこたえる。
〇来館のきっかけ:(10)
・市立小・中学校を通じ、児童・生徒に配布することで、既存の来館者以外にも図書館をPRし、来館の機会としてもらう。
〇貸出促進:(2)
〇その他:(3)
・あかちゃん絵本を紹介するときに参考になるリストとして活用するため。
・リストを見て、あかちゃんといっしょに、心安らぐときや絵本を共有して楽しむ時間を気楽に持ってもらうきっかけにするため。
・ボランティアグループの認知

問6.ブックリスト作成時に参考とした資料、ブックリストを発行して役に立った事例(レファレンスに役立った等)やブックリストを活用したイベントなどの事例があれば教えてください。

<作成時の参考情報>
〇他館の活動事例:(4)
・他館のホームページやブックリスト
〇各種書評誌:(2)
・『この本読んで!』『母の友』『MOE』
〇ボランティアの意見:(2)
・長年、乳児向け行事を共催しているボランティアさんの協力
・乳幼児向け絵本リストは、ボランティアと連携して発行している(ボランティアが毎月テーマを決めて保護者向けに絵本の紹介をしており、その中から司書がピックアップ)。
〇教科書:(1)
・小学校1年生向けのブックリストを作成する際に、市内小学校で使用している教科書を使用。
〇具体例:(6)
・『赤ちゃんの本棚:0歳から6歳まで』(ドロシー・バトラー/著 のら書店 2002.12) 2件
・『人生ではじめて出会う絵本100(別冊太陽)』(横山真佐子/[ほか]編 平凡社 2002.1)
・『学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本300(なるにはBOOKS)』(東京・学校図書館スタンプラリー実行委員会/編著 ぺりかん社 2017.7)
・『豊かな心をはぐくむこども0~7才絵本ガイド』(さわださちこ/絵本セレクト 主婦の友社 2010.7)
・『赤ちゃんが大好きな絵本:妊娠中から0,1,2歳まで』(赤木かん子/著 ポーラスタァ 2011.10)などより130冊程度をピックアップし、おはなし会担当職員による投票により25冊を掲載
<役に立った事例>
〇研修時の資料として:(4)
・図書館ボランティアや学校図書館ボランティア研修を開催する際に、選書をする際の資料として活用してもらうよう提供している。
・ブックリストがあるので、出前講座の時に絵本の紹介などやりやすかった。
〇親・親子への支援:(3)
・夏休み等に、本選びに困っている親子に、本を紹介するのに役立っている。
・乳幼児をもつご両親様から問い合わせや、「どのような本を子供に読み聞かせたらいいのか教えてほしい」との読書相談が多くあったことがきっかけで各リストを発行した。
〇貸出増・来館誘致:(3)
・リストを見て利用者からの予約・貸出が増加したこと。また、リストを活用した利用者からのリクエストでYA用コーナーをあらたに設置し、YA本を集中配架したことにより、市内の小学校・中学校等の図書フロア見学の際に、効率よく本を紹介することが出来、個人貸出、及び学校への団体貸出も増加した。
・リストの本を借りるため来館して他の本にも親しめたこと
〇ボランティアへの支援:(2)
・小学校などで読み聞かせをしている保護者が、本選びに活用している。
〇その他:(2)
・中学生向けのブックリストは、市内市立中学校(全3校)に依頼し、図書委員等にイラストとお薦めの図書をそれぞれ書いていただき、掲載している。各中学校に持ち回りでお願いし、学期ごとの発行を行っているが、他校の生徒による紹介文等に興味をもってもらえているようである。
・レファレンスに役立った。
<活用事例>
〇特集展示:(5)
・「もうよんだかな?」「てくてく」・・・夏休み文庫として、毎年、夏休みの宿題(読書感想文等)で読書相談を受ける際に紹介している。また、年間を通じて展示コーナーを設置し、読書相談等で活用している。
・ブックリストで紹介した本を集めた特集コーナーの設置。夏休みに、課題図書は予約が多数になるため、ブックリストに紹介した本も案内している。
〇その他:(3)
・「市民が選ぶ子どもたちに読ませたい100+5冊の本」・・・冊子作成時に記念講演会を開催した。
・「ブックリストを活用」ではないが、6月ごろに中学生を対象に“本が読みたくなるイラスト”を募集し、夏休みに館内で展示会を開催。その中から、夏のブックリストの表紙を決定した年もある。
・図書館内ではないが、各小中学校でのイベント(スタンプラリーや読書ビンゴなど)で活用している。
〇特になし:(1)
 

問7. ブックリストを発行していない理由を教えてください

※複数回答あり
<回答内訳>
(ア)執筆する時間がない:(8)
(イ)執筆者がいない:(3)
(ウ)発行する予算がない:(4)
(エ)必要ない:(0)
(オ)その他:(2) ・発行したいがニーズの有無が不明。ノウハウもない。本館以外に児童館があり、本館ではニーズが少ないため

問8. ブックリストの発行をやめた理由を教えてください

<回答内訳>
(ア)業務多忙:(1)
(イ)予算逼迫:(0)
(ウ)利用がない:(0)
(エ)その他:(1) ・大阪府立中央図書館啓発リーフレット「親と子が楽しむはじめての絵本」を活用

問9.ブックリストの発行に関して、課題と感じていることがあればお書きください。

●内容に関する課題:(11)
〇選書:(4)
・本を読んで選定するため、スタッフの負担が大きい。
・大人が読ませたい本に偏っていないか。
・中高生が好きそうなテーマだからと入れていないか。
・じっくり時間をかけて作ることができない。ほぼ一人の主観で作られてしまうため、偏ったりしないように気をつけてはいるが、人員的に難しい面もある。
〇クオリティの問題:(4)
・ブックリストの維持(内容の見直し、改訂等)
・利用者に対して丁寧なリストの発行ができない。
・紹介文・書評を書くスキルや選書の難しさ
〇新規リストを作りたい:(3)
・乳幼児向け以外のブックリストも発行したいが、体制が整っていない。乳幼児向けブックリストについても、掲載資料の冊数が適当か、外国人向け・バリアフリー版などを追加するか、また用紙(現状は色上質紙)の材質選び、カラー印刷がよいかなど課題と感じている。
●予算:(8)
・発行はしたいが、予算の確保が厳しい状況にある。
・すでに様々な機関がカラー刷りのものを発行されていて、活用させてもらっている。当館の予算の都合上、モノクロ仕上がりのものしか作成できず、利用者に手に取ってもらいにくい。
●作成体制に関する課題:(8)
〇人員不足・人材不足:(6)
・児童サービス担当職員が減ってきているので、冊子に掲載する図書の選定方法や執筆の分担等の事務分担を見直す必要がある。
・職員数の減少などにより、選書や執筆の時間が圧迫されている。
・発行に関してノウハウがない。
〇業務多忙:(2)
・業務多忙により、内容の更新ができないまま、毎年同じものを配布していること。
●発行後の課題、ニーズの把握:(7)
〇YA世代のニーズ把握:(2)
・YA世代に向けたブックリストは、こちらが考えるテーマとニーズが一致しているか検証するのが難しい。
〇ニーズ・活用状況把握:(5)
・発行したブックリストの利用状況、リストに対する利用者の反応や感想等を確認できていない。
●その他:(4)
・配布事務の煩雑さが利用に結びついているか。
・認知度を上げる。
・ブックスタートと連動による配布先限定と紹介絵本の限定
・非来館利用者へのアプローチ
●特になし:(3)

問10.ブックリストに関して、これから取組んでみたい、取組予定があれば教えてください

〇YA向けリスト:(7)
・YA向けに気軽にネット(図書館ホームページ)で見ることができるテーマ別のミニリスト
・YAに向けたおすすめ本のPOP(紹介文)を2ケ月に1度作成し、本と一緒に展示している。ブックリストにするなど、今度活用できるように検討中。
・ティーンに向けたもの(町民、中学生の協力を得て司書が編集する予定)
〇学校との連携:(5)
・学校(学年別)向けブックリスト
・学校司書と協力したブックリスト作成
・学校図書館ボランティア向けの読み聞かせ用ブックリストの発行を検討していきたい。
・学校の先生や読書活動支援者(学校司書)に向けた冊子
〇乳幼児向けリスト:(2)
・乳幼児から幼児向けにハロウィン、クリスマスなど季節の行事のリスト
・乳幼児向けの冊子
〇その他:(6)
・「親から子へ よみつがれる絵本 Part5」の発行(年次発行のものを複数年まとめて冊子とすること)
・パスファインダーをつくれたらよいなと思っている。
・ブックリストをホームページの充実につなげていきたいと考えている。
・新しく入ってきた本を年齢別におすすめするものなど
・紹介する本を増やす(ページ数を増やす)
・紹介文なしのリストなら大型絵本紙芝居のものは作成している。今後パネルシアター、エプロンシアターのリストも作成予定であるが、紹介文付きのリストは今後作成する予定はない。

※ブックリストの画像は、紙面の都合上すべてを紹介することができませんでした。ご了承ください。


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