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「はらっぱ」 No.31 高校生のための図書館講座「りぶこ」について

更新日:2024年2月21日


「はらっぱ」 No.31 高校生のための図書館講座「りぶこ」について

掲載日:2018年3月31日更新

大阪府立中央図書館 協力振興課

 大阪府立中央図書館(以下、「当館」とします)では、「図書館やインターネットの上手な使い方などを学び、調べる力をつけることができる」と銘打った高校生向けの講座付き見学プログラムを実施しています。これが高校生のための図書館講座です。Library Courseから造った通称で「LibCo:りぶこ」と呼んでいます。
 「りぶこ」は必ず参加していただく基本コースと選択コースに分かれています。基本コースは当館の概要説明とWEB-OPACの使い方説明、および館内見学です。
 選択コースは次の4つのメニューを用意しています。
1.インターネット情報の使い方
 図書館員も利用するインターネット情報について説明します。
2.調べかたのコツ
 図書館で調べものをするときの方法や、調べものに役立つ本を紹介します。
3.本のおはなし
 本の歴史や種類について説明します。
4.本棚に本が並ぶまで
 図書館にどのようにして本が入ってくるかを説明します。
 基本コースと選択コース(2つまで選択可能)を組み合わせてお申込みいただき、講師は当館職員が務めています。
 コースの一例を紹介しますと、最初に20分間で当館の説明をし、公立図書館としては日本一となる約280万冊の本を所蔵していることや、大阪府立図書館の役割についてお話します。次に、20分間でその大阪府立図書館の本を検索するためのテクニックをお伝えします。その後50分かけて4階から地下書庫までの館内見学です。地下の広い書庫をみるとさすがに驚きの声が上がります。10分間の休憩を挟んで、40分の選択コースです。2組に分かれ、日々カウンターでレファレンスを担当している職員が、よく使う信頼できるインターネット情報についてレクチャーし、もう一方の組では、昔の本、巻物や袋綴じの本などについてお話した後、現代の「目で読む」だけでない本の数々(「手で読む」点字本やマルチメディアDAISYなど)の現物をお見せしながら説明します。さまざまな形態の「本」が次々に紹介され、高校生たちも興味津々のようです。
 時間がある場合は、選択コースで2組に分かれずに全員が2コース連続の80分間の講座に参加する場合もあります。
 申込みは高校生5人以上で、随時受け付けていますが、必ず教諭または学校司書等の付添が必要です。実施日は火曜から金曜までの開館日(スクールサービスデイは要調整)、午前9時から午後5時までです。一般的な所要時間はおよそ2時間30分です。当館で他のイベント等を開催している場合もありますので、実施日や当日のスケジュールについては、お申込み時に調整しています。
 「りぶこ」は平成27年に試行を開始し、平成28年度から本格実施しました。これまでのところ好評で、先に挙げた書庫の広さや色々な種類の本に興味を持ち、刺激を受けてもらっています。
 高校時代は、大学生や社会人になって必要となる自ら調べる力を養うためにも大切な時期だと思います。図書館で様々なことを調べることができること、図書館が使えるところであることを高校生に知ってもらいたいと考えて始めました。2年間で6校から参加いただきましたが、今後更に多くの高校生に利用してほしいと考えています。
 社会見学や委員会活動・クラブ活動の一環に、ぜひ高校生のための図書館講座「りぶこ」をご活用ください。以下のURLでも紹介しています。
〔高校生のための図書館講座「LibCo(りぶこ)」〕
https://www.library.pref.osaka.jp/site/central/libco.html


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