子どもの読書活動の推進に関しては、各地でおはなし会やブックリスト作成のほか、ビブリオバトルなど様々な取組みが実施されています。子どもたちには、おはなしの世界を存分に楽しみ、想像の世界へと冒険に出かけるとともに、疑問や不思議に思ったことなど自らの課題を解決する方法も身に着けてほしいと思います。学校図書館法が2014（平成26）年改正され、初めて「学校司書」の名称が法制化されました。さらに学校図書館への配置が、「努力義務」として地方自治体などに課せられ、少しずつですが学校司書の配置が進んできています。そこで今号では、「子どもの探究心を育む」として、調べ学習に対する取組みを特集し、公共図書館、子どもたちに関わる大人、団体や機関は、どうあればよいのかを考える機会にしたいと考えています。

目次

・特集にあたって

・・・・・1p.

・探究心育つかな？　調べる学習と「おためし読書」

　　清教学園中・高等学校　学校図書館リブラリア館長　探究科教諭　片岡則夫

・・・・・2p.

・大阪府域　調べ学習支援についての実態調査報告

・・・・・6p.

・大阪府立中央図書館における調べ学習支援　自由研究応援団について

・・・・・14p.

・スクールサービスデイの作り方について

・・・・・25p.

・高校生のための図書館講座「りぶこ」について

・・・・・26p.

・国際児童文学館イベント紹介

・・・・・27p.

・平成29年１月～12月　児童サービス関係活動記録

・・・・・31p.

・おはなし会プログラム　～その７～

・・・・・34p.