子どもゆめ基金助成活動事業 「大阪子どもの読書フェスティバル『本の世界へいざなうために』」
 
 上演 人形劇団クラルテ「小さな山神スズナ姫」
スズナ姫の原作者
富安陽子さんをかこんで

平成14年9月1日(日) 大阪府立中央図書館にて

<当日のプログラム>
10:00〜12:00 「おはなし会」
当館内 おはなしのへや にて
対象:子ども(参加自由)
10:00〜11:00 「読み聞かせ講座」
当館内 会議室にて
対象:大人(参加自由)
13:00〜15:30
「人形劇」&「フリートーク」
当館ライティホールにて
   《同時開催》
    「てづくり絵本の展示」
     (出展:梅花女子大学 児童文学科)
    8月20日〜9月1日9:00〜19:00
    (ただし、土・日は17:00まで、8/26,8/31は休館日)
 主催:大阪子ども読書活動支援事業実行委員会
 後援:大阪府子ども文庫連絡会
 問合先:
大阪府立中央図書館[こども資料室]
〒577-0011 東大阪市荒本北57-3
TEL 06-6745-0170(代)  FAX 06-6745-0262


ものがたり(小さな山神スズナ姫) 
1986年に『やまんば山のモッコたち』(福音館書店)でデビュー。
第2作『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)により、第40回小学館文学賞ならびに第24回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『小さな山神スズナ姫』(偕成社)で新美南吉文学賞を受賞。『かくれ山の冒険』(PHP研究所)で自ら挿絵も手がける。作品に妖怪など、異世界の生き物がよく登場するが、異質なものに暖かい目を注ぎ、ともに助け合い、ともに育ち合う独特の富安ワールドを築きあげる。ストーリーの展開も面白く、読みやすい文体で多くの子ども読者を魅きつけている。
上記以外の主な作品としては、「小さなスズナ姫」(偕成社)と「ムジナ探偵局」(童心社)がシリーズで刊行されて人気が高い。単行本としては「キツネ山の夏休み」(あかね書房)、「ほつこ」(偕成社)、「キツネのマイモン屋」(新日本出版社)、「ねこじゃらし商店へいらっしゃい」(ポプラ社)、「空へつづく神話」(倍成社)、「幽霊屋敷貸します」(新日本出版社)など多数ある。
「お父さん、三〇〇歳のお誕生日のお祝いに、あのスズナ山を下さい」
「山をおさめるのは山に生きるすべての命を司ることだぞ。おまえにできるかな」
大巌の尊の一人娘、スズナ姫は、三〇〇歳の誕生日を迎えるというのにスズナ姫は雲の御殿に閉じ込められて、一人で留守番ばかり・・。
スズナ姫は、いつまでも子ども扱いをするお父さんに
「私はお父さんが教えてくれなくても、雲も呼べるし、雨降らしの呪文も知ってるし、雷だっておこせるわ」
「それなら一日でスズナ山の木々を秋の色に染めかえられるかね」
「できるわ」
次々に降りかかってくる難題を、果たしてスズナ姫は乗り越えることが出来るでしょうか。
神話の舞台を借りて、現代の子どもたちの世界を表現します。
 1948年創立。学校巡回公演のパイオニアとして知られ、関西一円はもとより、全国の幼稚園、保育所、学校を駆けめぐり、子どもたちに舞台を通して、「夢と感動」を届けている。「しずかなおはなし」(マルシャ−ク原作)等、作品の多くが厚生省中央児童福祉審議会推薦文化財として指定されており、劇団の質の高さを示している。
 一方大人も楽しめる人形劇の上演活動も行っており、大阪の人形劇団として、近松門左衛門に挑み、「女殺油地獄」で1973年大阪文化祭賞を受賞。「出世景清」、「国姓爺合戦」等の上演。上記作品を始め、上演した多くの舞台作品、公演は高い評価を受け、東京都児童演劇優秀賞等、数々の賞を受賞。
 1998年には創立50周年記念公演で、オーケストラの生の音楽による宮沢賢治作の「セロ弾きのゴ−シュ」、2001年公演の「ハムレット」等数々の話題作を生み出している。人形劇の他に人形の製作、人形劇の講習会、ぬいぐるみの製作、貸し出し、各種イベントの企画・出演等、人形劇を中心とした多彩な活動を展開している。



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