Steinthal , H Grammatik , Logik und Psychologie , ihre Prinzipien und ihr Verhaltniss zu einander Berlin 1850年刊
著者は、ドイツの言語学者、哲学者。言語学と心理学の提携を最初に主張し、世界の諸言語の構造的タイプによる分類を試みた。本書の見返しにはイギリスの著名な音声学者 Sweet , Henry がこの書を入手するについての苦心の手記がある。
Collado , Diego Dictionarium sive thesauri linguae Iaponicae compendivm compositum Romae 1632年刊
コリャド著 「日本語辞典」 初版本
Ars grammaticae Iaponicae linguae
コリャド著 「日本語文典」 初版本
日本語をラテン語訳したもの。
コリャドはスペインのドミニコ会宣教師で、1619年(元和5)から1622年(同8年)まで長崎に住んでいた。上記の書はコリャドが日本での殉教書類を提出するためローマに使した滞在中、刊行した。僅か3年の、しかもキリスト教迫害下の日本にあって、どれほどの日本語に精通し得たかには疑問とされているが、稀書とされるべきものであろう。
Hori , Tatsunosuke Familiar method for those who begin to learn the English language 1861年刊
著者は長崎の通詞で、ペリー来航の際活躍し、後、開成所の英語教授となった。本書は教科書用としてR.van der Pijeの”英蘭対訳語学書(安政元年)”から英文のみを採って編纂したもの。日本英語学史上興味をそそられる。
Steinthal , H. Grammatik , Logik , Und Psychologie ihre Prinzipien und ihr Verhaltniss zu einander Berlin 1855年刊
著者はドイツの言語学者、哲学者。言語学と心理学の提携を最初に主張した。本書の見返しには、イギリスの著名な音声学者Sweet , Henry(1845-1912)がこの書を入手するについての苦心を記している。
Klaproth , Heinrich Julius Asia Polyglotta Paris 1823年刊
アジア諸民族を言語類似に従って分類したもの。言語分布図を付す。
著者はドイツの東洋学者、アジア地方の旅行家で、独学で中国語を習得し、また東シベリアirkutskの日本語学校教師、神昌丸の漂民伊勢の大黒屋光太夫一行の1人、新蔵(コロテギン)について日本語彙をつくった。
見返しに著者自筆の献詞あり。
Skinner , Stephano. Etymologicon linguae Anglicanae , seu explicatio vocum anglicarum etymoligica ex propriis fontibus , … London 1671年刊
Skinnerの代表的著作。イギリスの辞書編集者、語源学者、内科医。
Homoco , Bishop Exercises in the Yokohama dialect Yokohama 1879年刊
Copeは競売人で、横浜に永く住んでおり、本書はBishop Homoco(本牧僧正)という名で編集された。
これは、来日した外国人が、日本語(横浜弁)の必要に迫られ、聞き覚えの日本語を彼らの連想しやすい綴り方にしたもの。例えばdifficult : moods cashey(ムヅカシイ)、hot water : oh you(オユ)、I feel ill : am buy worry(アンバイワルイ)等々。これまた興味深いと言えるだろう。
イギリスの日本学者Basil Hall Chamberlain , 1850-1935の署名あり。
The poets of Great Britain complete from Chaucer to Churchill , 1-109 Edinburgh 1777-1787年刊

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