ほんだな 2018 音声対応版

赤ちゃん絵本

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
せん (すこやかあかちゃんえほん 5) あらいひろゆき 作・絵 岩崎書店 2017.9 E1/6675N/ア  一本のまっすぐな線が、ページをめくるとすみっこで「ぴょん」と半円になり、次のページでは、勢いよく「ぴょーん」と飛んでいきます。線は「が」とギザギザになり、「ががががが」と長いギザギザになったり、「ちゅるん」と回転したりします。最後は、いろんな色がついた線が花火のように「ぱー」と広がります。  音のひびきと一緒に線の動きが楽しめます。
ひよこさん (0.1.2.えほん) 征矢清 さく 林明子 え 福音館書店 2017.3 E1/6549N/ハ  ひよこさんがひとりでお出かけしますが、だんだんと暗くなってきて、帰れなくなってしまいました。星が見える空の下、葉っぱのおふとんでねむるひよこさんをお母さんが見つけ、朝まであっためてくれました。  夕暮れからいちばん星が出て夜になり、また朝がやってくるという、時間とともに変わる風景も楽しめます。

絵本

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
あかですよあおですよ(福音館の幼児絵本) かこさとし さく 福音館書店 2017.2 E0/19098N/カ  タコの学校では、絵の勉強の時間です。先生に「赤ですよ」と言われたら、みんなは赤い物の絵を、「青ですよ」と言われたら、青い物を描きます。でも、「黒ですよ」と言われて黒い物を考えつかないみんなは、困ったあげく、ろくちゃんをまねして汽車の絵を描きました。ぽっぽっと口からスミをはきながら描いたので、さあ大変。あたりは真っ黒になってしまいました。
ウサギのすあなにいるのはだあれ? ジュリア・ドナルドソン 文 ヘレン・オクセンバリー 絵 とたにようこ 訳 徳間書店 2017.10 E2/2103N/オ  ウサギの巣穴におそろしい「はらぺこぴょんがぶりん」がいます。ネコ、クマ、ゾウが追い出そうとしますが、こわくてできません。そこへ母さんガエルがやってきて、いとも簡単に追い出してくれました。「はらぺこぴょんがぶりん」の正体は何だったのでしょう?  テンポのいい文章で声に出して読んでも楽しい絵本です。
うし 内田麟太郎 詩 高畠純 絵 アリス館 2017.7 E0/19422N/タ  牛が後ろをふりかえると、そこに牛がいました。その牛も後ろをふりかえるとまた別の牛がいて、そのまた後ろにもまた別の牛がいます。牛はどこまでも、どこまでも続いていて、そこらじゅう牛だらけです。あきれはてた牛たちがつぶやいた言葉とは?  思わずぷっと吹き出す楽しい詩に、牛の表情もゆかいな絵がつきました。
しずかにあみものさせとくれー! ベラ・ブロスゴル さく おびかゆうこ やく ほるぷ出版 2017.11 E0/19739N/ブ  おばあさんは、寒くなる前にあみ物を仕上げようとしますが、大勢のまごにジャマをされて、ちっともはかどりません。そこで、静かにあみ物ができる場所を求めて、森の奥、山の上へと行きますが、どこでもジャマが入ります。やっと一人になれた宇宙の穴の中で、まごのセーターができ上がります。でも、今度はさみしくなり、まごたちの待つ家へと帰っていきます。
ねこのさら -柳家小三治・落語「猫の皿」より- (らくごえほん) 野村たかあき 文・絵 柳家小三治 監修 教育画劇 2017.7 E0/19390N/ノ  昔、男がある茶屋に立ちよると、とても価値のあるおさらでねこがご飯を食べているのを見つけました。おさらを手に入れたい男は、店の主人に「ねこが気に入ったのでゆずってほしい、ついでにねこのさらもいただきたい」とお願いします。男のたくらみはうまくいくのでしょうか? 落語で人気のお話が、力強い木版画の絵本になりました。
イードのおくりもの ファウズィア・ギラニ・ウィリアムズ 文 プロイティ・ロイ 絵 前田君江 訳 光村教育図書 2017.4 E0/19156N/ロ  イスラム教のお祭りであるイードの前の日、イスマトは家族への贈り物と、自分には売れ残ったズボンを買いました。ズボンは少したけが長いのですが、おかみさんやお母さんはイードの準備で大忙しで、誰も短くしてくれません。ところが次の朝、なぜかズボンはつんつるてんに短くなっていました。  家族の思いやりが感じられる絵本です。
クマと森のピアノ (ポプラせかいの絵本) デイビッド・リッチフィールド 作 俵万智 訳  ポプラ社 2017.10 E2/2095N/リ  森でピアノと出合い、美しい音をかなでるようになったクマのブラウンは、たくさんの音楽をきき、おおぜいの人の前で演奏するために街へ出ました。ブラウンは大スターになり、夢はぜんぶかないますが、何かが足りないと感じて森へ戻ります。むかえてくれたのは大切な友だちと森のピアノでした。光あふれる森の光景がブラウンたちのよろこびを表しています。
なずずこのっぺ? カーソン・エリス さく アーサー・ビナード やく フレーベル館 2017.11 E2/2112N/エ  昆虫はどんな言葉で会話するのでしょうか。地面から生えた緑の芽をみて一匹の昆虫がもう一匹に「なずずこのっぺ?」と聞きます。返事は「わっぱどがららん」。芽は段々と大きくなり、昆虫たちははしごをかけて、葉っぱの上で休んだり、家を作ったりして楽しそうです。   初めはさっぱりわからない昆虫語も、読んでいるうちに、想像できるようになります。
エンリケタ、えほんをつくる リニエルス 作 宇野和美 訳 ほるぷ出版 2017.8 E0/19465N/リ  新しい色えんぴつセットをもらったエンリケタは、自分で絵本を作ることにしました。まず、だい名を『3つのあたまと2つのぼうしのモンスター』ときめ、ネコのファリーニといっしょになやんだり、ワクワクドキドキしたりしながらお話を書いていきます。できあがった絵本はカラフルではくりょくまんてん。読んでいると絵本作りがしたくなってきます。
ドームがたり (未来への記憶) アーサー・ビナード 作 スズキコージ 画 玉川大学出版部 2017.3 E3/3875N/ス  1915年に生まれた広島のドームくんは、戦争でバクダンが落ちた時、「ウランのカケラ」がちらばった光景を目にしました。原爆ドームと呼ばれるようなった後も、実験や原発のせいで「カケラ」はふえています。10000年も残り続けるという「カケラ」がみんなにささらないか、ドームくんは心配しています。過去の戦災と、未来にまでつながる問題を語る絵本です。

昔話絵本

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
なんにもせんにん -日本民話- (チューリップえほんシリーズ) 唯野元弘 文 石川えりこ 絵 鈴木出版 2017.8 E0/19451N/イ  昔、なまけてばかりいるわかものがつぼをひろいました。その中にいた小さな男は「なんにもせんで遊んでるもんがすきなんじゃ」と言います。わかものが遊べば遊ぶほど男の体は大きくなり、家からはみ出るほどになってしまいました。家に入ることができない中、頼まれて仕方なくはたらき始めると、今度は男が小さくなっていきました。山口県につたわる昔話です。
ごちそうの木 -タンザニアのむかしばなし- ジョン・キラカ 作 さくまゆみこ 訳 西村書店 2017.8 E0/19407N/キ  お腹をへらした動物たちは、おいしそうな実を食べようと木をゆすりますが、落ちてきません。そこで、かしこいカメにどうすればいいのかを聞きに行くことになりました。自分が行くと言ったノウサギは、みんなから小さすぎるのでダメだと言われます。大きなゾウやキリンたちが、カメのところに行きますが失敗ばかり。  明るい色使いで動物の表情も楽しい1冊。

知識絵本

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
モノレールのたび (かがくのとも絵本) みねおみつ さく  福音館書店 2017.9 E3/3976N/ミ  レールにぶらさがって走るモノレールを見たことがありますか? この絵本ではある町からとなり町へと走るモノレールのいろいろな姿が描かれています。まるで空中を走るみたいに進んでいくところ、レールのポイントをきりかえてほかのモノレールとすれちがう時のことや車庫の中のようすなど、モノレールのみりょくがつまった1冊です。
このあいだになにがあった? (かがくのとも絵本) 佐藤雅彦 作 ユーフラテス 作 福音館書店 2017.5 E3/3908N  毛がふさふさだった羊が、ページをめくるとすっきり短くなっています。ほかにも、おたまじゃくしがカエルになったり、港にいた船がいなくなったり、お風呂のお湯がとつぜんへったりしています。いったいこの間に何があったのでしょうか?  予想しながらページをめくってみるのが楽しい写真絵本です。
ぼくのもものき 広野多珂子 文・絵 福音館書店 2017.3 E3/3874N/ヒ  母ちゃんと小さな桃の木を買ったぼくは、ベランダの植木鉢で育てることにしました。本で調べて花粉をめしべにつけたり、実を虫から守るため袋をかぶせたり、と大切に育てます。でもとれた桃の実は少しいたんだひとつだけ。それでも、いたんだところを取って、母ちゃんと半分ずつ食べたぼくは、来年に期待します。  桃の木の育て方がぼくと一緒に学べます。
絵本江戸のまち (講談社の創作絵本) 太田大輔 作 講談社 2017.5 E3/3906N/オ  ようかいこぞうといっしょに、昔の江戸のまちをめぐってみよう。隅田川や浅草はどんなところ? 火事がおきたらどうしてた? お正月や雪の日のすごし方は? ページいっぱいに広がる江戸の風景と、そこで暮らしている人々を描く12まいの絵は、見ていてあきません。各場面にいるようかいこぞうもさがしてみましょう。巻末には絵の説明もあります。

低学年向きよみもの

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
サンタクロースのはるやすみ (こころのほんばこシリーズ) ロジャー・デュボアザン ぶん・え 小宮由 やく 大日本図書 2017.2 J933/5369N/デ  冷たい風と雪にあきたサンタクロースは、春休みをとります。赤いサンタの服ではなくふつうの服で、春の町をうきうきと散歩しますが、子どもたちから「白いひげと赤いお鼻をサンタクロースから盗んだ」とさわがれ、けいさつにつれていかれます。さて、サンタクロースはどのようにして自分が本物のサンタクロースだとしょう明するのでしょうか?
きらきらシャワー (とっておきのどうわ) 西村友里 作 岡田千晶 絵 PHP研究所 2017.6 J913/15565N/ニ  1年生の広矢は小学校のプールのシャワーが怖くて、一人で通りぬけることができません。公園の水たまりでおぼれているアリを上級生が葉っぱにのせて助けるのを見た次の日、アリがのった葉っぱがシャワーで穴に流されていくのを見つけます。友達も先生もシャワーの向こう側。勇気を出して助けた後のシャワーのきらきらがまぶしい1冊です。
小さな赤いめんどり (こぐまのどんどんぶんこ) アリソン・アトリー 作 神宮輝夫 訳 小池アミイゴ 絵 こぐま社 2017.3 J933/5327N/ア  ずっと一人ぐらしのおばあさんの家に赤いめんどりがやってきて、おばあさんは楽しくくらしますが、元の飼い主の男が取りもどしにきます。おばあさんは宝物をわたし、めんどりを守りますが、男がまた来て、連れて行ってしまいます。男は役に立たないめんどりを食べようとしますが、めんどりはふしぎな力で男をやっつけるのでした。
とうふやのかんこちゃん (福音館創作童話シリーズ) 吉田道子 文 小林系 絵 福音館書店 2017.10 J913/15732N/ヨ  かんこちゃんのお父さんがとうふやさんをはじめます。とうふの味になやんでいるお父さんのために、かんこちゃんはとうふの絵を描いてお客をよびます。とうふ作り名人のばっさまキツネと小さなキツネがやってきておいしいとうふのひみつがつまった「とうふのうた」を教えてくれます。お父さんもなっとくできる味になるでしょうか?

中学年向きよみもの

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
メリーメリーおとまりにでかける ジョーン・G.ロビンソン 作・絵 小宮由 訳 岩波書店 2017.3 J933/5344N/ロ  メリーメリーは5人兄弟のすえっ子です。みんなに「まだ小さいからむり」と赤ちゃんあつかいされても、めげません。ある日、兄弟たちは友だちと出かけたのに、メリーメリーはお誘いがありません。でも、お気に入りのおもちゃと遊んでいるとお隣の家の人にお茶に誘ってもらい、大人になったような気持ちがします。ゆかいなお話が5つ入ったシリーズの1巻目。
アルバートさんと赤ちゃんアザラシ ジュディス・カー 作・絵 三原泉 訳 徳間書店 2017.5 J933/5351N/ケ  アルバートさんはある村の海辺で、親をなくした赤ちゃんアザラシと出会います。動物園に引き渡そうと行ったものの、様子を見て考えなおし、アルバートさんが住むペット禁止のアパートのバルコニーで飼うことになりました。下の階の女の人が動物にくわしく手伝ってくれますが、とうとうきびしい管理人さんにみつかります。アザラシはどうなるのでしょうか。
口ひげが世界をすくう?! ザラ・ミヒャエラ・オルロフスキー 作 ミヒャエル・ローハー 絵 若松宣子 訳 岩波書店 2017.11 J943/836N/オ  オーストリアに住むヨーヨーのおじいちゃんは、おばあちゃんがこの世を去ってから、すっかり元気をなくしていました。けれども、世界ひげ大会に出てチャンピオンになると決めてから、おじいちゃんはヨーヨーといっしょに作戦を立て、目標に向かって進んでいきます。 細かく描かれたイラストをじっくり見るのも楽しいです。
わたしも水着をきてみたい オーサ・ストルク 作 ヒッテ・スペー 絵 きただいえりこ 訳 さ・え・ら書房 2017.10 J949/562N/ス  ソマリアからスウェーデンに移住したファドマは、週に一度の水泳の授業を見学します。ソマリアでは女性はヒジャブという布で髪や肌を隠し、男女一緒にプールに入ることもできないからです。泳いでいる子たちは、とても楽しそう。ファドマはこっそり貸出用の水着を着てみたところを先生に見られますが、先生がお母さんにある提案をしてくれます。
くじらじゃくし (わくわくライブラリー) 安田夏菜 作 中西らつ子 絵 講談社 2017.4 J913/15517N/ヤ  むかしむかしの大阪の、落語のような面白いお話です。わがままに育てられたイトはんが、誰も飼ってないペットがほしいと言い出し、大騒ぎ。でっちの定吉がみつけたのは、自称クジラの子というオタマジャクシでした。スキを見てつかまえ、「くじらじゃくし」と名づけて育てていると、どんどん大きくなりますが、やはりカエルの子。足が出て、ばれそうになります。
図書館にいたユニコーン マイケル・モーパーゴ 作             ゲーリー・ブライズ 絵 おびかゆうこ 訳 徳間書店 2017.11 J933/5420N/モ  山と森をかけまわるのが好きな少年トマスは、母さんに無理やり図書館に連れて行かれます。そこにおかれていた木のユニコーンに引きつけられ、おはなし会でユニコーンのおはなしを聞いてから、図書館が大好きになります。ある日、司書さんの大切な1冊の話を聞いた後、村にも戦争がやってきて爆弾で火の手があがります。平和について考えさせられる1冊です。
ホテルやまのなか小学校 (みちくさパレット) 小松原宏子 作 亀岡亜希子 絵 PHP研究所 2017.7 J913/15602N/コ  卒業式の3カ月後、廃校になった小学校に卒業生のミナ、うさ子、コンタの3人が戻ってきます。3人は、人間に化けることができる動物です。ミナが学校をホテルにし、他の2人もお手伝い。そこへ気むずかしいお客さんのシャープさん(音楽家)、コスモさん(宇宙観測家)がやってきます。ホテルで過ごすうちに、2人の心にも変化がうまれます。
キワさんのたまご (ポプラ物語館 73) 宇佐美牧子 作 藤原ヒロコ 絵 ポプラ社 2017.8 J913/15643N/ウ  4年生のサトシは弁当屋の息子です。父さんの仕入れ先の畑でキワさんのまぼろしのたまごのことを知り、それを手に入れることをこの夏の目標にします。そのたまごで作ったたまご焼きを両親にごちそうしたいサトシは、畑仕事やニワトリの世話を一生懸命手伝います。サトシのがんばりをおうえんしたくなる1冊です。
拝啓、お母さん (ものがたりの庭) 佐和みずえ 作 かんべあやこ 絵 フレーベル館 2017.7 J913/15619N/サ  4年生のゆなは、お母さんが切迫早産のおそれがあり入院したので、九州の活版印刷屋のじいじの家に一人で預けられます。それまでお母さんを手伝ってきたゆなですが、さびしさのあまり、がまんできずに「赤ちゃんなんていらない」と言ってしまいます。じいじのお手伝いをしていく中で、自分の今の思いを伝えるために活版印刷で作ったハガキを両親に送ります。
レイナが島にやってきた! 長崎夏海 作 いちかわなつこ 絵 理論社 2017.10 J913/15726N/ナ  島の4年生は和真、俊哉、優愛の3人だけでしたが、女の子が転校してくると聞いて、優愛は楽しみにしていました。でも、転校生のレイナは始業式の日に遅刻したり、のぼってはいけないガジュマルの木の上で歌ったり、ちょっと変わっています。転校後、1回しか登校していない若葉ちゃんや、実は里子として島にやってきたレイナをめぐる子どもたちのお話。

高学年向きよみもの

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
タイガー・ボーイ (鈴木出版の児童文学 -この地球を生きる子どもたち-) ミタリ・パーキンス 作 ジェイミー・ホーガン 絵 永瀬比奈 訳 鈴木出版 2017.6 J933/5371N/パ  インドの島に住むニールは、成績優秀で奨学金をもらって都会の中学校へ進むことを期待されていますが、本人は乗り気ではありません。ある日、保護区にいるはずのトラの子が逃げ出し、それをつかまえてお金にしようとする欲張りグプタからトラの子を守るために、ニールは姉のルパと一緒に奮闘します。その中で学ぶことの意味を知ります。
さよなら、スパイダーマン アナベル・ピッチャー 著 中野怜奈 訳 偕成社 2017.11 J933/5406N/ピ  5年前にイスラム教徒のテロで姉のローズを亡くした10歳の少年ジェイミー。父は悲しみに暮れ、母は家を出ました。母から送られてきたスパイダーマンの服を毎日着るジェイミーは学校でいじめられますが、イスラム教徒の少女スーニャが助けてくれます。ジェイミーは家族の絆を取り戻すため、ローズと双子の姉ジャスと一緒に行動を起こします。
メキシコへわたしをさがして パム・ムニョス・ライアン 作 神戸万知 訳 偕成社 2017.5 J933/5347N/ラ  ひいおばあちゃんと弟とトレーラーハウスで暮らす、内気で声の小さなナオミの元に突然、小さい頃自分たちを捨てた母スカイラが現れます。無理やりナオミだけを引き取ろうとする身勝手な母から逃げ、ナオミたちは父が暮らすメキシコへ向かいます。メキシコでの彫刻の祭りや父との出会いを通して勇敢な心を持ち、成長していくナオミの姿が描かれます。
ソーリ! (くもんの児童文学) 濱野京子 作 おとないちあき 画 くもん出版 2017.11 J913/15750N/ハ  1年生のときに「そうりだいじんになりたい」という夢を笑われた照葉は、目立たないよう過ごすようになりました。でも5年生で学級委員に立候補し、クラスの仲間や区議会議員をめざす田中さんたちと交流していきます。そして社会のいろいろな問題について知るうちに、自分も声を上げづらい人に目を配り行動できる人になりたいと思うようになります。
助っ人マスター (フレーベル館文学の森) 高森美由紀 作 フレーベル館 2017.11 J913/15766N/タ  頼まれごとを引き受けるクラスの助っ人マスター係として、苦手なマラソン大会に出場することになった5年生の砂羽。同じく大会に出る足が遅い良平を毎日引っぱり、父の再婚相手のルミさんの指導で走る練習をします。ルミさんとの距離が縮まる様子や砂羽が頼みを断れない理由が描かれます。空気を読まない良平とのコミカルなやりとりも楽しいお話です。
ジュビリー パトリシア・ライリー・ギフ 作 もりうちすみこ 訳 さ・え・ら書房 2017.10 J933/5412N/ギ  小さい頃に母に捨てられ、しゃべることができなくなったジュディス。島で一緒に暮らす伯母さんは彼女のことを「最高の喜び」と言う意味の「ジュビリー」と呼びます。大好きな伯母さんや力になりたいと言ってくれる担任の先生、島の生き物について一緒に調べるおしゃべりなメイソンたちに囲まれ、彼女は最高の喜びを知ることができるでしょうか。
ぼくたち負け組クラブ (講談社文学の扉) アンドリュー・クレメンツ 著 田中奈津子 訳 講談社 2017.11 J933/5431N/ク  6年生のアレックは「本の虫」とケントにバカにされるほど本が大好き。静かに本を読むために、放課後のクラブ活動で本好きのニーナに声をかけ、わざと誰も入りたがらない「負け組クラブ」という名前のクラブを結成します。ケントとニーナの仲が気になったり、入部希望者の世話をしたりと忙しくするうちに、本だけ読めればよかったアレックに変化が訪れます。
はっけよい! 雷電 (文学の扉) 吉橋通夫 著 講談社 2017.3 J913/15522N/ヨ  相撲観戦をしていた12歳の太郎は、投げ飛ばされた力士の下敷きになり江戸時代へタイムスリップ。有名な力士・雷電為右衛門に助けられ、雷電の家族や天ぷら屋の千香たちと交流し、現代の天ぷらのコツを教えたり、雷電と因縁の相手との事件に巻きこまれたりします。 実在した雷電の、今を精一杯生きて全力で相撲にぶつかっていく熱い想いが伝わります。
狐霊の檻 (Sunnyside Books) 廣嶋玲子 作 マタジロウ 絵 小峰書店 2017.1 J913/15445N/ヒ  12歳の千代は阿豪の家に買われ、屋敷の奥に長年とらわれている狐霊「あぐりこ」の話し相手になります。阿豪家を強く憎む、きれいな少女の姿をした、人ではないあぐりこを恐ろしく感じる千代ですが、少しずつ心を通わせていくうちにあぐりこを助けたいと思います。二人は強欲な阿豪の人たちをあざむいて結界の外へ脱出しますが、追手が近づいていました。
次元を超えた探しもの -アルビーのバナナ量子論- クリストファー・エッジ 作 横山和江 訳 ウチダヒロコ 絵 くもん出版 2017.10 J933/5405N/エ  科学者の両親を持つアルビーは母の死が受け入れられず、量子物理学を応用して母が生きている別の世界・パラレルワールドに行こうとします。何度もためす中で、自分そっくりだけど性格が悪そうな悪アルビーや優秀な女の子のアルバ、理想的な父親などがいる様々なパラレルワールドを旅し、元の世界で父が自分を必要としていることに気付きます。

昔話

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
グリムのむかしばなし 1 グリム [著] グリム [著] ワンダ・ガアグ 編・絵 松岡享子 訳 のら書店 2017.7 J943/832N/グ  『100まんびきのねこ』で有名な絵本作家のワンダ・ガアグが、グリムの昔話を集めました。1巻には、「ヘンゼルとグレーテル」など7話のお話が入っています。「シンデレラ」もありますが、みんなの知っているお話と同じかな?2巻には「ブレーメンの音楽隊」など9話が入っています。今にも動き出しそうな、お話の世界にぴったりな絵も楽しめます。
絵物語古事記 富安陽子 文 山村浩二 絵 三浦佑之 監修 偕成社 2017.12 J913/15763N  神様が生まれ、日本列島を生み出すという神話から始まる「古事記」は、日本最古の歴史書と言われています。「見てはいけない」と言われたのに見てしまったり、お母さんがいなくてさびしくなったりと、みんなのそばにもいそうな神様が出てきます。すべてのページに添えられた絵も不思議な神話の世界を親しみやすく伝えてくれます。

知識の本/社会

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
アジアの道案内 トルコ まちの市場で買いものしよう 鈴木郁子 文・写真 玉川大学出版部 2017.7 J292/59N  アジアの国の生活や文化を写真で紹介するシリーズの1冊。鈴木さんは、トルコに住むネルギスさんと火曜市に出かけました。食べ物だけでなく洋服、下着、かつらとなんでもそろう市場はとてもにぎやか。買い物をして家に帰ったら、夕ごはんの準備です。ほかに南インドの女の子のダンスの初舞台、中国の男の子の鉄道の旅を伝える2冊もでました。(中学年~)
イスラームってなに?  シリーズ1 イスラームのおしえ 長沢栄治 監修 後藤絵美 著 かもがわ出版 2017.9 J302/49N/1  イスラームについて、宗教や文化などテーマに沿って紹介するシリーズの1巻目です。この巻では「ムハンマドってだれ?」「コーランってなに?」など基本的な事がらが、3択クイズやイラストを用いてわかりやすく書かれています。 2巻では、インドネシアや日本に住むムスリム の子どもたちがどのように暮らしているのかわかります。(中学年~)
いくらかな? 社会がみえるねだんのはなし 1 自然と生きもののねだん 藤田千枝 編 新美景子 著 大月書店 2017.6 J337/28N/1 さまざまなものの値段から社会のしくみについて考えるシリーズ(全5巻)の1巻目です。この巻では、キリン1頭のねだんや、マグロのねだんを紹介しながら、動物園の課題や日本の 漁業問題について考えます。ほかの巻では、「いのちと福祉のねだん」(2巻)や「スポーツと楽しみのねだん」(4巻)について知ることができます。(高学年~)
日本の戦争と動物たち 1 戦場に連れていかれた動物たち 東海林次男 著 汐文社 2017.11 J210/470N/1  戦争の犠牲となった動物たちについて書かれたシリーズ(全3巻)の1巻目です。すぐれたきゅう覚や頭脳を持つイヌは、戦場で見張りをしたり、兵士や地雷を探して命を落とすこともありました。「生きた兵器」といわれたウマ、スパイをしたハトなど動物たちも戦争に巻き込まれていったことが、当時の新聞や雑誌の記事を通してわかります。(高学年~)
介護というお仕事 (世の中への扉) 小山朝子 著 講談社 2017.8 J369/260N  10年間祖母を介護した著者が、本人ができることはなるべく自分でしてもらうことを基本とした介護について語ります。食事や入浴の時に便利な道具の使い方や手助けの仕方をイラスト入りで説明したり、小学生からできるお手伝いも紹介されています。相手の立場にたって考え行動することが何よりも大切という著者の思いが伝わります。(高学年~)
髪がつなぐ物語(文研じゅべにーる) 別司芳子 著 文研出版 2017.11 J369/262N  長くのばした自分の髪を寄付する「ヘアドーネーション」。大阪の美容師の渡辺さんは、切った髪の毛を、髪を失くした子どもたちのために役立てたいと考えました。1つのウィッグを作るには31cm以上の髪の毛が20~30人分必要です。子どもでも参加できる取組みと、寄付した側とされた側の思いも伝わります。(中学年~)
わたしらしく、LGBTQ 1 多様な性のありかたを知ろう ロバート・ロディ 著 ローラ・ロス 著 上田勢子 訳 LGBT法連合会 監修 大月書店 2017.1 J367/183N/1  からだの性とこころの性が違うなど多様な性のありかたをLGBTQといいます。誰もが自分らしく生きるためにLGBTQを理解しようと出版されたシリーズ(全4巻)の1冊です。1巻では、LGBTQについて基本的なことがらを知ることができます。2巻では、周りとの違いを感じ悩んでいる人へのアドバイスが書かれています。(高学年~)
いじめから脱出しよう! -自分をまもる方法12か月分- 玉聞伸啓 著 小学館 2017.1 J371/65N いじめを解決するために活動し800人以上の相談に乗ってきた玉聞さんは、学級で起こるいじめには月ごとに型があることに気づきました。4月のいじめは短期間で自然に終わり、9月以降に始まるいじめは要注意など、経験した人たちの例が書かれています。いじめが起こるしくみを理解し行動できるようになるヒントがいっぱいです。(高学年~)
ぼくらがつくった学校 -大槌の子どもたちが夢見た復興のシンボル- (感動ノンフィクションシリーズ) ささきあり 文 佼成出版社 2017.7 J372/14N  東日本大震災で被災した子どもたちが、学校を新しく建てる活動に参加しました。父と祖父母を亡くした小学5年生の晴音くんは、地元の木材を使ったり、町の人が集まれるように井戸端会議室を作るなど、未来の教室を考えるうちに思いを形にすることの楽しさに気づきます。4年後に完成した校舎は、町の復興のシンボルとなりました。(高学年~)

知識の本/生物・科学

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
さかなのたまご -いきのこりをかけただいさくせん- (ふしぎいっぱい写真絵本 31) 内山りゅう 写真・文 ポプラ社 2017.7 J487/219N  魚にとって最も大切な仕事は、卵を産んで子どもを残すこと。日本の川にすむ10種類の魚たちが生き残るために行うさまざまな工夫が迫力ある写真で紹介されています。ニッポンバラタナゴは貝に管を差しこんで卵を産み、ムギツクは、オヤニラミの卵を食べ代わりに自分の卵を守ってもらいます。淡水魚のすむ環境を守る大切さも伝わってきます。(低学年~)
はじめて見たよ! セミのなぞ 新開孝 写真・文 少年写真新聞社 2017.6 J486/633N  昆虫写真家の新開さんは、種類や場所によって暮らし方の異なるセミの幼虫を観察しました。土の中では、どのセミも同じくらいの深さにいることや、セミの天敵は生育時期ごとに異なることを発見します。家の中でセミの羽化を観察する方法も写真でくわしく教えてくれます。巻末には、セミのぬけがら図鑑もあります。(中学年~)
教科で学ぶパンダ学 -歴史 地理 政治 経済 生物 自然 環境 雑学- 稲葉茂勝 著 小宮輝之 監修 今人舎 2017.10 J489/436N  動物園の人気者パンダは、どんな動物なのでしょうか。この本では、ジャイアントパンダの先祖や来日したパンダについてわかる「歴史」、食べ物や気性がわかる「生物」など、教科ごとに学ぶことができます。里親制度や命名についても書かれています。  理解が深まると、ますますパンダが好きになるかもしれません。(中学年~)
さくら研究ノート 近田文弘 著 大野八生 絵 偕成社 2017.3 J479/87N  日本で一番多く植えられている桜、ソメイヨシノ。花や芽の断面や葉の様子を通して季節ごとに変化する桜の姿が、親しみやすいイラストで描かれています。花が散った後に出てくる葉に「みつせん」や「たく葉」があること、秋に花が咲くことがあるのはなぜかなど桜の秘密もわかります。桜もちなどで食べる桜も紹介されています。(中学年~)
科学の実験大図鑑 -理系アタマがぐんぐん育つ- ロバート・ウィンストン 著 西川由紀子 訳 新星出版社 2017.7 J407/326N  イギリスの科学者が身近にあるものでできる28の実験を紹介しています。砂糖の結晶で作るキャンディー、いろんな色の液体を重ねたタワー、飛び方がちがう3種類の紙飛行機、ゴムバンド惑星やスマートフォンスピーカーなど、作り方が写真つきでくわしく書かれています。なぜそうなるかイラストで説明があり、自由研究のヒントにもなります。(中学年~)
おもしろい! 料理の科学 (世の中への扉) 平松サリー 著 講談社 2017.1  J498/212N  たまごをゆでると固まるしくみや、ミニトマトを30回かむと感じる味の正体、おいしい焼きいもの作り方など、さまざまな食べものにかかわる科学について紹介しています。 料理は台所でできる科学実験だと気づきます。たくさんの調べ方や作り方が書かれているので、食べもののことにくわしくなるのはもちろん、料理上手になれそうです。(高学年~)

知識の本/技術・産業

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
もしも月でくらしたら 山本省三 作 村川恭介 監修 WAVE出版 2017.12 J446/13N  未来の世界で月にくらす満が、月のいろいろなことを教えてくれます。月では太陽の光が強すぎるため、穴の中のマンションに住み、家の中で植物や昆虫を育てて食べています。地球より軽くなった体で高くジャンプしながらするテニスは楽しそう。月でおこなわれている研究についてもよくわかり、もし月で住めるようになったら、と想像がふくらみます。(低学年~)
イチからつくるカレーライス (イチは、いのちのはじまり) 関野吉晴 編 中川洋典 絵 農山漁村文化協会 2017.12 J610/17N  探検家の関野さんと大学生たちがカレーライスの材料をイチから作り、調理して食べることにしました。米、野菜、スパイス、塩、うつわやスプーンまで、すべて手作り。育てた鳥を材料にしたくない人がいて、いのちを食べることについても話し合いました。店で売っている食べものが、多くの人たちによって大切に作られたものだということがわかります。(中学年~)
世界を救うパンの缶詰  菅聖子 文 やましたこうへい 絵 ほるぷ出版 2017.10 J588/63N  パン職人の秋元さんは、災害の時においしく食べられるようなパンの缶詰を作りたいと思いました。100回以上失敗をくり返し、ついにふわふわのまま3年間保存できるパンの缶詰が完成しました。飢えで苦しむ海外の地域へ缶詰を送り届けるしくみも考えました。人々を助けたい秋元さんの思いがつまったパンの缶詰は、宇宙でも人気だそうです。(中学年~)
Mr.トルネード -航空事故を激減させた気象学者藤田哲也- 佐々木健一 著 小学館 2017.8 J289/925N  30年前までは、飛行機の墜落事故が多くありました。アメリカで有名なたつまきの研究者だった藤田哲也さんは、急降下する強い風が地上にぶつかることで起こる「ダウンバースト」が原因であると発見し、劇的に事故は減りました。もし気象の分野にノーベル賞があったら受賞まちがいなしと言われていた藤田さんの、研究にかけた生涯を紹介しています。(高学年~)
マングローブ生態系探検図鑑 -日本にもある! 亜熱帯のふしぎな森をさぐる- 馬場繁幸 監修 長島敏春 取材・撮影 偕成社 2017.7 J653/58N  西表島にやって来た「ぼく」が、昼木先生とカヌーにのって、水中から伸びているマングローブの林を探検します。マングローブの木が海の中でも元気に育つ理由や、林になるしくみ、潮が引いた干潟にあらわれる生きものとの関係についてなど、たくさんの写真からくわしく知ることができます。自然の中のマングローブ林の大切な役わりもわかります。(高学年~)

知識の本/芸術

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
美術ってなあに?- “ なぜ? ”から広がるアートの世界- スージー・ホッジ 著 小林美幸 訳 クレア・ゴーブル イラスト 河出書房新社 2017.9 J700/6N  美術館に飾ってある芸術作品の中には、なにが描いてあるのかわからない絵や、なんの形かわからない彫刻などがありますよね? この本では、子どもでも作れるように見える作品のよさや、なぜ果物や風景を描いた絵が多いのかなど、美術に感じる「?」について、答えのヒントを教えてくれます。いろんなアートを見るのが楽しくなりそうです。(中学年~)
文様えほん 谷山彩子 作 あすなろ書房 2017.9 J727/23N  文様とは、着るものや身の回りのもの、建物などを飾るために描かれたもようのことです。生きものや植物のすがた、太陽や海など自然の形を描いた文様の種類をたくさん紹介しています。春にはサクラ、秋にはシカ、冬には富士山など季節をあらわす文様もあります。 かき氷のお店の旗にはどんな文様が描かれているか、見つけてみてください。(中学年~)

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