科学(ノンフィクション)絵本の選び方

 ものがたりでないノンフィクション絵本の中にも優れて面白いものがたくさんあります。
自然界の不思議はお話の世界に負けず劣らず興味深いものでもあります。
まだ、小さいから科学は難しいのではと思っていらっしゃるかも分かりません。初めは自然観察的な身近な動物や植物をとりあげたものや、 乗り物などの図鑑的なもの、『年少版かがくのとも*』(福音館書店)、 『かがくのとも』(福音館書店)のシリ−ズなどが初めて出会う科学の本としてはよいでしょう。
 けれども、どうか、知識の詰め込みのためには使わないでください。読んだ後で、「はい、葉っぱの数は何枚でしょう」なんて、知識が身についたかどうか試したりしないでください。そんなことをしたら、却って逆効果になってしまいます。
興味をもってこそ、楽しいでこそ、本当の智恵が身につくものだと思います。
 科学絵本ではありませんが、『わたしとあそんで』(エッツ作/福音館書店)は自然との接し方を教えてくれる絵本です。