大阪府立工業高等専門学校・大阪府立中央図書館共催事業

| 大阪府立工業高等専門学校は、生徒・学生を高度な専門知識を持った技術者で、かつ良識ある社会人として育てるため、専門教育はもとより一般教養科目も大切にしています。このたびは一般教養科目の担当教員による「日本古代史」「和算」を素材とした公開講座を、大阪府立中央図書館と連携して開催いたします。 大阪府立中央図書館・大阪府立工業高等専門学校 |
日時:11月20日(土)
(1)午後1時〜2時20分
(2)午後3時〜4時
会場:大阪府立中央図書館 2階 大会議室
受講料:無料
※講座内容は、高校生から一般向けです。お気軽にご参加ください。
| 講座(1) 「説話と史実の間 ー『古事記』『日本書紀』を素材としてー」 時間:午後1時〜午後2時20分(会場での受付けは午後0時40分からです) 講師:黒田 達也 先生(大阪府立工業高等専門学校教授) 『古事記』『日本書紀』に記されている説話は、『風土記』が多く地名起源を語っているのとは違い、大和朝廷による地方平定、皇族反乱など、大きな政治的・思想的意図を持ってつくりあげられたものです。従って、説話は史実ではありません。しかし。無からではなく、登場人物など、実在した政治勢力を背景としてつくられています。今回の講座では、具体例をあげながら、『古事記』『日本書紀』の説話形成の一面をお話ししたいと思います。 |
| 講座(2) 「江戸時代の算数教育 ー丹波篠山藩の場合ー」 時間:午後3時〜午後4時(会場での受付けは午後2時40分からです) 講師:島野 達雄 先生(大阪府立工業高等専門学校非常勤講師) 丹波篠山藩は五万石の小藩ですが、江戸の上屋敷と下屋敷で約100人、篠山の藩校振徳堂で約200人の、藩士の子どもたちが学んでいました。とくに算数・数学教育に力を入れており、天元術(算木やそろばんによる高次方程式の解法)を習得すると、藩主からほうびがもらえました。成績優秀者は教師に取り立てられています。今回は、このような篠山藩の算数教育の実態が、どんな史料からわかったかをご紹介します。 |
| <学校紹介と講師プロフィール> ■大阪府立工業高等専門学校 Osaka Prefectural College of Technology 「高等専門学校」とは、中学校を卒業後進学する五年制の学校で、大学・短大と同じ高等教育機関の一つです。全国に58校あり、一般に「高専」と呼ばれます。大阪府内には1校しかありません。 「大阪府立高専」は、京阪電車の沿線の寝屋川市にあり、社会の即戦力になる実践的工業技術者を育てて40年以上になります。来年度(平成23年度)からは、大阪府立大学工業高等専門学校として組織改変される予定です。詳しくは、学校のHPをご覧下さい。http://www.osaka-pct.ac.jp/ |
| <申し込み方法等> ■往復はがき、FAX、来館のいずれかでお申込みください。 住所・名前(ふりがな)・電話番号(FAX申込の場合は、返信先のFAX番号も)・参加を希望する講座テーマ(両回あわせた申込も可)をご記入のうえ、下の申し込み先までお申込みください。 ※グループでの申込みも可です。その場合は、グループ全員の名前(ふりがな、代表者に○印)・各人が参加を希望する講演テーマと代表者の住所・名前・電話番号(FAX申込の場合は返信先のFAX番号も)を記入してください。 ■定員 各回70人(申込先着順) ※参加いただけるかどうかは、受講票等にてお知らせいたします。 ■申込締切日 11月17日(水)(必着) ※申込多数のため定員に達した場合は、締切日以前でも申込を締め切らせていただきます。 ご了承ください。 ※定員に達しない場合は締め切りを延長します。 ■参加費 無料 <申込・問合せ先> 大阪府立中央図書館 総務企画課 「府立高専公開講座」担当 〒577−0011 東大阪市荒本北1−2−1 電話 06−6745−0170(代表) FAX 06−6745−0262 (FAX申込の場合は、この番号宛にご送信ください) 会場までのアクセスはこちらをクリックしていただくと、地図が表示されます。 ※申込によって取得した個人情報は公開講座の参加の確認・連絡以外には使用いたしません。 |