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人文系資料室
資料案内 18
2009年6月

写真で楽しむ山


 数ある写真集の中から、山の写真集を集めました。時に荒々しく、時に気高く、四季折々の表情を持つ山。
 日々、あちこちの山にアタックされている方も、登山はしないけれど、山は好きという方もぜひ手にとってみてください。
 忙しい日常の中で、ほっとする一時に、あるいは今度登る山を一足先に楽しむために、ぜひご活用ください。



中部・関東地方の山   ○北海道・東北地方の山   ○近畿・中国・九州の山
富士山   ○日本の山   ○世界の山


     ○中部・関東地方の山                                             

タイトル 編著者 出版者 出版年 請求記号 内容紹介 備考
信州山岳大展望 日本の屋根 栗田貞多男 写真 信濃毎日新聞社 2004 291.52/120N 「日本の屋根」信州の85%を占める山岳地帯。登山や山岳写真の対象のみならず、自然の生態系としての山、氷河や火山活動により変貌する山、人々の生活と共にある山の姿を美しい写真で多面的に追う。山や動植物の解説付き。
北アルプス 四季の彩り 日本山岳写真協会松本支部 編 信濃毎日新聞社 1996 748/799N 地元のプロ・アマカメラマン32人が、四季折々の豊かな自然の表情を的確なカメラアイで表現。高精細で“日本の屋根”を描く。北アルプスに寄せる熱い思いを伝える写真文集。
北アルプス万華鏡 松本市立博物館所蔵 百瀬藤雄 [撮影] 郷土出版社 2001 291.52/75N 昭和戦前を中心に活動した写真家・百瀬藤雄によるガラス乾板写真約1200点(松本市立博物館所蔵)の中から、北アルプス及び戦前の松本を活写した秀作300点を収録する写真集。表情豊かなモノクロームの世界。 モノクロ
北アルプス黎明 穂苅三寿雄ガラス乾板写真集 穂苅三寿雄 著 信濃毎日新聞社 2002 748/1553N 槍ヶ岳の山小屋創設者・穂苅三寿雄が大正末から昭和戦前期にかけて撮影した山岳写真の精華100点を収載。 モノクロ
中央アルプス 山渓山岳写真選集 津野祐次 著 山と渓谷社 1992 748/259N 中央アルプスの世界に深い印象をうけ、20年間四季様々の表情を撮り続けてきた著者初の写真集。
南アルプス 中西俊明 撮影 時事通信社 1989 291.3/80

白馬岳 山渓山岳写真選集 中西俊明 著 山と渓谷社 1990 748/347N

白馬 菊池哲男写真集 菊池哲男 著 山と溪谷社 2005 748/1832N 白馬岳周辺を精力的に撮影してきた著者による白馬岳とその周辺の四季の写真集。新緑の山麓から、高山植物咲き乱れる夏、そして紅葉のブナの森から新雪期まで、四季を鮮やかに再現。
剣.立山連峰 山渓山岳写真選集 西田高生 著 山と渓谷社 1990 748/344N

天空の立山 写真集 森下恭 [撮影] みすず書房 2008 748/2249N 日本でも有数の多雨多雪によって、富山平野に豊饒をもたらす霊峰・立山。4mを越す積雪、梅雨の長雨、夏の青山、紅葉、そしてまた風雪に閉ざされ…。荒ぶる自然の立山マンダラを写す。
槍ガ岳 山渓山岳写真選集 穂苅貞雄 著 山と渓谷社 1991 748/218N

槍ケ岳讃歌 孤高の峰を見つめて 近藤辰郎 著 山と溪谷社 2005 748/1816N 「北アルプスのシンボル」として人気を集め、愛される鋭峰…。槍・穂高連峰を主な活動の場として撮影を続けている著者が、槍ケ岳の魅力を記録した写真集。山と溪谷社創立75周年記念出版。
上高地・槍・穂高 青野恭典写真集 青野恭典 著 日本カメラ社 1996 748/765N 新緑の明神池や、緑に映えるニリンソウの群落、雪の残る槍沢の浅い春、槍・穂高が夕映えや月明に浮かぶ様、輝かしい夏の日々、雨中の屏岩、雲の変化、錦秋の稜緑、晩秋の林、初雪から厳冬。いずれも美しい。
穂高 槍 三宅修 撮影・文 時事通信社 1991 748/169N 学生時代から40年近く付き合ってきた山、槍・穂高。山にかかわる仕事として山岳写真の世界に入り、山を凝視しつづけた目でとった、写真集。
穂高 その流れに沿って 写真フォーラム涸沢 著 東京新聞出版局 2000 748/1316N 長野県上高地から梓川、岐阜県新穂高から蒲田川、それぞれの流れに沿って溯り、流域の自然や山岳景観など四季折々の姿を撮影。メンバーの各作品を大切にしながら、グループとして全体で一つの「穂高」を表現した写真集。
3000mのドラマ穂高 小川誠写真集 小川誠 著 東京新聞出版局 1997 748/890N アルピニストにして気鋭の写真家・小川誠が活写した奥穂高岳、北穂高岳、前穂北尾根、滝谷、岳沢、洞沢…。四季折々に表情を変える岩と雪と空の美しさを登山家の目で捉えたドラマティックな写真集。植物たちも瑞々しい。
穂高光彩 鈴木悦子 著 山と溪谷社 2007 748/2121N 厳冬の西穂稜線、カールを彩るナナカマドの紅葉、春の陽に輝くアズキ沢…。北アルプスを中心に四季折々の山岳、自然を撮り続ける著者の、穂高連峰写真集。
赤石岳 山渓山岳写真選集 今野岳志 著 山と渓谷社 1991 748/167N 南アルプス南部に位置する赤石岳の四季を追った写真集。春には春の、秋には秋の美しい姿を紹介。また、赤石岳を楽しむためのベスト・コースも添える
黒部源流 山渓山岳写真選集 小池潜 著 山と渓谷社 1991 748/199N 山小屋経営のかたわら、好きな写真を撮って二十数年。残雪の雲ノ平、ミズバショウの咲く高天原、初夏の水晶池、赤木沢のナメ滝、ナナカマドの紅葉、凍てつく黒部五郎岳など黒部の四季の美しい写真集。
北岳 山渓山岳写真選集 中西俊明 著 山と渓谷社 1992 748/309N いま活躍中の山岳写真家がひとつの山とがっぷり四つに組んで展開する撮り下ろし作品集。富士山に次ぐ日本第2の高峰であり、高山植物の宝庫である北岳の魅力を山岳写真家中西俊明が伝える。
八ガ岳連峰 山渓山岳写真選集 近藤辰郎 著 山と渓谷社 1993 748/388N 豊かな原生林におおわれ多くの沼地をもつ北八ガ岳、急峻な岩稜と美しい高山植物に彩られる八ガ岳。この美しい山域が持つそれぞれの魅力をとらえた写真集。
組曲戸隠 赤城秀雄写真集 赤城秀雄 著 MBC21 1998 748/1386N 四季の彩り、一期一会の感動。早春の雪解け、新緑の芽吹き、樹木の鮮やかな緑、錦繍のあでやかさ、雪景色の白い世界荒々しい屏風のような岩肌の戸隠山。戸隠村の四季を切り取った写真集。
尾瀬 山渓山岳写真選集 木原浩 著 山と渓谷社 1993 291.33/6N/(2)    

浅間山 新井幸人 撮影 銀河書房 1988 748/97N

丹沢 山渓山岳写真選集 花畑日尚 著 山と渓谷社 1993 748/341N    

母なる森 白山・ブナ物語 曽我隆行 著 橋本確文堂出版部 2002 748/1475N 日本三名山のひとつ、白山。高山植物の宝庫として知られるこの山の山麓には、今では数少なくなった原生のままのブナの森が広がっている。日本屈指のブナ林を詩情豊かに綴る写真集。


    ○北海道・東北地方の山                                            このページのトップへもどる

タイトル 編著者 出版者 出版年 請求記号 内容紹介
大雪山 山渓山岳写真選集 奥田実 著 山と渓谷社 1992 748/226N 凍りつく山肌、雪解けのせせらぎ、残雪をかきわけて育まれる高山植物…。春と夏と秋と冬と、それぞれの自然の営みをうつしとった、大雪山・写真集。
大雪山母なる大地 市根井孝悦写真集 市根井孝悦 著 山と渓谷社 2000 748/1247N 豊かな広がりの中に、夏でも至るところに巨大な雪田を残し、その周辺を信じがたいほどの規模で高山植物が鮮やかな色で埋め尽くす大雪山。北海道の自然の、四季折々の姿を写した山岳写真集。
知床連峰 山渓山岳写真選集 谷口淳一 著 山と渓谷社 1992 748/281N 数々の思い出の中で撮り続けてきた知床の自然、知床山岳の素晴らしさを紹介。いま活躍中の山岳写真家が知床の山とがっぷり四つに組んで展開する撮り下ろし作品集。
日高連峰 山渓山岳写真選集 梅沢俊 著 山と渓谷社 1993 748/446N 北海道の南側に広がる日高連峰。そこには四季おりおりの景観や自然が展開される。いま活躍中の山岳写真家が、この峰々にがっぷりと取り組んだ撮り下ろし作品集。
飯豊.朝日連峰 山渓山岳写真選集 岩沢正平 著 山と渓谷社 1990 748/139N
八甲田山 山渓山岳写真選集 高寺志郎 著 山と渓谷社 1991 748/190N 残雪を割り、ミズバショウが息吹く5月下旬の山が、日をあび豊かな緑につつまれ、やがて赤く黄く葉を落とし、そして厳しい冬を美しく彩るまで、四季の八甲田を記録した写真集。
鳥海・月山 山渓山岳写真選集 石橋睦美 著 山と渓谷社 1992 748/248N “鳥海山は生れいづる山、月山は死後安住の地”鳥海山と月山という東北を代表する二山を堪能できる写真集。また、山歩きのための鳥海・月山を楽しむベストコースも併せて収録。
八幡平百景 写真集 関励 著
無明舎出版
1996 748/803N ダイナミックで繊細な自然を、瑞々しい感性が活写する。空や雲、土や水、木々と鳥のさえずり、風や匂いまでも写し撮ったオールカラー写真集。


    ○近畿・中国・九州の山                                        このページのトップへもどる

タイトル 編著者 出版者 出版年 請求記号 内容紹介
四季・大台ケ原 魅せられし山 山本治之 著 光村推古書院 2004 748/1710N 紀伊半島のほぼ中央に位置し、奈良県と三重県の県境、吉野熊野国立公園にある大台ケ原。豊かな雨は湿潤な気候を生み出し、原生林が形成されている。光と霧が織りなす大台ケ原の雄大で繊細な表情をとらえた写真集。
大峰山系の四季 疋田勉写真集 疋田勉 著 東方出版 2006 748/1978N 修験の聖地として名高い大峰山系。一般にあまり知られてないスケールの大きな美しい自然とその風景で世界遺産「大峰」のもうひとつの顔(自然美)を紹介する写真集。
伯耆大山 山渓山岳写真選集 吉田昭市 著 山と渓谷社 1991 748/133N
九重山 山渓山岳写真選集 足利武三 著 山と渓谷社 1990 748/56N
阿蘇くじゅう連山の四季 岩崎秀夫写真集 岩崎秀夫 著 東方出版 2004 748/1723N 阿蘇山は九州のほぼ中央に位置する、日本全国で知らない人のない世界一のカルデラ火山である。1700メートル以上の山が10以上聳え立つ九重火山群の四季折々の顔をとらえた写真集。


    ○富士山                                                       このページのトップへもどる

タイトル 編著者 出版者 出版年 請求記号 内容紹介
富士 大山行男 著 毎日新聞社 2001 748/1344N 大山行男が富士山を追い続けた精神の軌跡。富士山の厳しく、優雅な美しさ、恐怖と楽しさの同居する樹海、風穴、樹型溶岩など、132点を収録。神々の歌が聞こえてくる迫真の写真集。
富士山 紅陽会写真集 紅陽会 著 文一総合出版 2001 748/1410N 数十万年前の古来から何回も噴火を繰り返しながら、日本の国とその時代の人々を見つめてきた富士山。気高く、美しく、そして時には厳しく、悠久の姿を見せる富士山の姿を撮影した写真集。
晴れ着の富士山 富塚晴夫 著 小学館 2002 748/1496N さまざまな雲や光、湖、樹木、花々など、いつも美しく着飾っている富士山。これまでの代表作と最新作の中から、明け方から夕暮れ時、そして深夜と、時々刻々変化していく姿で構成した写真集。富士山撮影ガイド付き。
富士四季讃歌 白籏史朗 編 朝日新聞社 2005 748/1769N 山岳写真の会「白い峰」会員が写した富士山の写真集。朝日に輝き夕陽に燃える峰、梅や桜、つつじなど四季折々の花々と富士、鮮やかな紅葉、雲海から覗く頂、一面の雪景色…。浅春から夏、秋、冬へと富士山の四季の情景を辿る。
宇宙の富士山 大山行男 著 山と溪谷社 2006 A748/1637N 日本一星に近いこの場所は、まるで宇宙との交信所であるかのような神聖な場所に思えてくる-。夕暮れから払暁までの「宇宙の時間に遊ぶ富士山」の写真集。幻想的な光のグラデーションが、富士山のまったく新しい姿を映し出す。


    ○日本の山                                                     このページのトップへもどる

タイトル 編著者 出版者 出版年 請求記号 内容紹介 備考
日本の名山 写真家の視点で選んだ100山 日本山岳写真協会 編 信濃毎日新聞社 1999 291.09/417N 自然の山に人間が関わって別の生命を吹き込んだ登山文化の精華である、日本の山岳写真家たちによる写真集。利尻山から槍ヶ岳、富士山、宮之浦岳まで、とぎ澄まされた感性で迫る美しい峰々を集める。  
風景の鼓動 白い自然との出会い 菊嶌郁俊 著 菊嶌郁俊 2002 748/1424N 白が全てを覆い、山が自然の姿を取り戻す雪山。白い自然との出会いに魅せられたカメラマンが、ごく身近な山々を被写体とし、豊かな感性で雪山の造形の妙、自然のデティール、清澄な輝きを追う。モノクロダブルトーン120点。 モノクロ
私の一名山 日本山岳写真集団 著 河出書房新社 2003 748/1593N 剣岳、槍ヶ岳、白馬岳、尾瀬…。第一線で活躍する13人の山岳写真家が、最も愛し、知り尽くしたそれぞれの「心の山」を撮り、語る。日本山岳写真集団創立35周年記念出版写真集。
日本の山百景 写真集 山岳写真同人四季 著 東京新聞出版局 2004 748/1704N 日本の山の幽玄な味わいは濃厚な油彩では表現できない。アマチュアの山岳写真家たちが、あえてモノクロでとらえた山の四季100点。明から暗への微妙な階調、光と影の力強い描写力が伝わる写真集。 モノクロ


    ○世界の山                                                     このページのトップへもどる

タイトル 編著者 出版者 出版年 請求記号 内容紹介
世界百名山 白川義員写真集 白川義員 著 小学館スクウェア 2000 748/2083N    
エベレスト山群 佐藤孝三写真集 佐藤孝三 著 山と渓谷社 2001 748/1402N ヒマラヤという異次元世界を表現するには、普段と異なるほどの強烈な光が必要です。光は最高の演出家です…。地球上の高みの極点エベレスト。写真のみが表現できる最高の被写体を撮影した写真集。
ヒマラヤ百高峰 標高7000mを超える氷雪の山々 藤田弘基 著 平凡社 2006 748/1960N 山岳氷河の懐深く、静かにたたずむ雪と氷の殿堂。1956年5月9日、日本山岳会隊、マナスル初登頂を果たす。日本人による初めての8000m峰登頂から50周年を記念し、高所撮影の高峰群を厳選して紹介する、山岳写真集。
チョモランマへの道 小川誠写真集 小川誠 著 東京新聞出版局 2006 748/2039N 世界最高峰8848mの山頂に登った! 撮った! 登山家としての技量、写真家としての才能をすべてぶつけた、ヒマラヤの名峰・秀峰の素顔を収めた写真集。
The Karakoram Mountains of Pakistan 白籏史朗  著 山と渓谷社 1990 A748/89N/(2) 山と渓谷社創立60周年記念出版
ロッキー山脈 北米大陸の屋根 J.A.クラウリス 写真 ベースボール・マガジン社 1994 A748/672N 白く雪化粧した量感溢れる岩壁と深く澄み渡るオーサ湖、ソームストン山脈のアーベントロート、岩棚に憩うシロイワヤギ、岩に描く音の意匠、黄金色に輝く秋のアスペン、水辺のヤナギラン…この著者だからこそ捉え得たロッキー。

※内容紹介はTRCマークによる


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