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人文系資料室
資料案内 13
2008年11月

旅を読む



外で過ごすのが気持ちいい季節です。
旅に出るのは難しくても、本で旅してみませんか?




旅する作家     ○旅をたどる     ○テーマのある旅     ○テーマのあるたび:ご近所編



     ○旅する作家                                          このページのトップへもどる

書名 著者名 出版社名 発行年 請求記号 内容紹介
阿房列車 (内田百間集成1) 内田百間 筑摩書房ほか 2002 L918.68/328N/1
流浪 金子光晴 筑摩書房 2006 L911.52/446N/カネ
深夜特急 第1便-第3便 澤木耕太郎 新潮社 1986 915.6/331 
ハワイイ紀行 池澤夏樹 新潮社 1996 915.3/261N 自らの足で歩き、島々を船で回り、時にはサーフィンに挑戦したりしながら2年間をかけて綴ったエッセイ。「ハワイイ」語からフラやレイ、航海術といった、先住民族の文化に光を当てた一風変わった紀行。
辺境・近境 村上春樹 新潮社 1998 915.6/343N 考える葦もいいですが、ここはひとつ元気にカンガルー脚になって外に飛び出しましょう。ノモンハンの鉄の墓場からメキシコ、香川の超ディープなうどん屋まで、村上春樹が歩き、思索した8年間の旅の記録。
旅日記 デビット・ゾペティ 集英社 2001 915.6/518N 僕は日本語で旅の記録を付けている。美しい言葉は、世界を一段と面白く恋しい場所にしてくれる…。旅の体験を綴りながら、作家デビット・ゾペティがこれまでの半生、そしてこれからを見つめたエッセイ。
我的中国 リービ英雄 岩波書店 2004 915.6/688N 現代中国の等身大の姿を描く、私小説的中国紀行。歴史のトンネルを抜け、古都開封の路地裏で、一千年前に中国人になったユダヤ人がいた痕跡を発見し…。『図書』連載をまとめる。
旅のヒント 五木寛之 東京書籍 2004 915.6/698N 旅に生まれ、旅に生きてきた作家・五木寛之の、体験的「旅を生きるためのガイド」。旅の道具から泥棒とのつきあい方まで、必ず役に立つ旅のアイデアを紹介する。『本の窓』等掲載に、書き下ろし、語り下ろしを加えて単行本化。
あしたはドロミテを歩こう イタリア・アルプス・トレッキング 角田光代 岩波書店 2004 915.6/714N 私はいま、こんなに空の近くにいる…。気鋭の作家が、雪深いイタリアの岩山に挑んだ。自然への深い感動を呼ぶ、NHKBSで大好評だったトレッキング紀行を単行本化。
クレタ、神々の山へ 真保裕一 岩波書店 2004 915.6/726N この大地には、地球の悠久たる歴史が詰まっている。日本人にはほとんど知られていないクレタの大自然を、その鮮烈な文体で描きあげる。NHKBS1で放映された「トレッキング・エッセイ紀行」をもとにまとめる。
いつか、一緒にパリに行こう パリ・ライフ・ブック 辻仁成 光文社 2005 915.3/743N とにかく、パリへ行きたい。なのに先立つものがない。時間もない…。「いつか、ぜったいにパリに行ってやる」と思っているすべての人に、2003年からパリに暮らす著者が贈る、誰にも教えたくなかったパリ。
『恐怖の報酬』日記 酩酊混乱紀行 恩田陸 講談社 2005 915.6/746N イギリスとアイルランドには、とても行きたい。だが、飛行機には乗りたくない-。作家・恩田陸は、飛行機恐怖症を克服できるのか? 酩酊混乱のイギリス、アイルランド紀行エッセイ。『IN・POCKET』連載を単行本化。
屋久島ジュウソウ 森絵都 集英社 2006 915.6/774N ゆるゆる、和気藹々、のんびり楽しいグループ旅行のつもりで訪れた屋久島。その時はまだ、そのハードさには気づかずにいた-。著者初の、まるごと「旅」エッセイ。『小説すばる』連載のエッセイと旅日記を収録。
いしいしんじのキューバ日記 いしいしんじ マガジンハウス 2006 915.6/808N 寒い場所から暖かい場所へ。音楽に揺さぶられ、ラムや葉巻の香りを吸い込むうちに、キューバと「からだ」のリズムが合いはじめる。ノートの文章は何倍にもふくれあがる…。スケッチと写真もたっぷりの異色のキューバ紀行。


    ○旅をたどる                                           このページのトップへもどる

書名 著者名 出版社名 発行年 請求記号 内容紹介
愛の旅人 朝日新聞be編集グループ 朝日新聞社 2006 280.4/174N 「嵐が丘」「阿寒に果つ」「ノルウェイの森」など、語り継がれる名作に描かれた、愛のかたち。文人才人たちが生きた、一途な愛のおもい-。古今東西のさまざまな愛を訪ねる写真紀行。『朝日新聞』土曜「be」連載を単行本化。
深夜特急'96→'98全記録 劇的紀行
朝日新聞社 1998 778.7/76N 原作者・沢木耕太郎の足跡を追って旅をするテレビ番組「劇的紀行・深夜特急」の第1弾香港から第3弾ロンドンまでの3回放送分の全記録を写真と読み物、大沢たかおのインタビュー記事で構成。
澁澤龍彦のイタリア紀行 とんぼの本 澁澤龍彦 新潮社 2007 910.26/4703N/シブ 逸脱の美を求めて、太陽の国へ。奇想の作家が愛した理想の島、怪物庭園、不思議な城、異色の画家たち、南国の村、お気に入りの美味。本人の言葉と同行した妻、友人の証言で辿る、シブサワ的・刺激的・耽美的イタリア案内。
山頭火と四国遍路 横山良一 平凡社 2003 911.36/1396N 放浪の俳人・種田山頭火は、58年の生涯に2度、四国88ケ所を巡った。そのコースを実際に歩き、名句を織り交ぜて、写真と紀行文で「コロリ往生」にいたる山頭火の晩年を活写する。ポップドキュメンタリー。
絵図に見る東海道中膝栗毛 旅の文化研究所 河出書房新社 2006 913.55/22N 絵で読み解く弥次喜多道中。「東海道中膝栗毛」の挿絵をすべて取り上げて、ストーリーをたどりながら詳細に解説。また、「笑い」「性」「異界」など、多角的に当時の旅を分析。江戸の旅文化を探る。
奥の細道をゆく NHK「奥の細道をゆく」取材班 KTC中央出版 2001 915.5/75N 小説、漫画、映画など表現のプロたちや宗教学、動物生態学などの様々な分野の専門家が「旅人」として芭蕉の足跡をたどり、「奥の細道」を現代に照らし合わせる。NHK番組「奥の細道をゆく」全31回を収録。
『十五少年漂流記』への旅 椎名誠 新潮社 2008 915.6/852N 15人の子供たちが漂流した無人島チェアマン島のモデルは、本当にマゼラン海峡にあるのか? 冒険好きの作家が、南米、そしてニュージーランドへと、世界的ベストセラー小説の謎を追った大紀行。 ※中之島所蔵
街道をついてゆく 村井重俊 朝日新聞出版 2008 915.6/859N 旅に出る前、いつも司馬さんは背筋を伸ばした-。「街道をゆく」の最後の担当者が、司馬遼太郎の意外な素顔や6年間のエピソードを綴った回想録。『朝日新聞』連載を大幅に加筆修正し書籍化。 ※中之島所蔵
ゲーテ『イタリア紀行』を旅する 牧野宣彦 集英社 2008 945/20N 北イタリアの諸都市からローマ、ナポリ、シチリアまで、1年10ケ月におよぶ旅を克明な日記に書き残した、ゲーテの「イタリア紀行」。政治家としての顔も持つ文豪の「知の旅」を200枚の写真とともに辿る。
旅行記でめぐる世界 前川健一 文芸春秋 2003 L81/305N


    ○テーマのある旅                                        このページのトップへもどる

書名 著者名 出版社名 発行年 請求記号 内容紹介
豪華寝台特急の旅 櫻井寛 世界文化社 2006 290.9/562N ファンタジーの世界をめぐるスコットランドの「ロイヤル・スコッツマン」、世界一豪華と謳われる南アフリカの「ロボス・レイル」ほか、世界の豪華寝台特急の旅を紹介する写真紀行。
やせる旅 都築響一 筑摩書房 2007 290.9/588N 旅じゃ、やせない。でも、やせたい! くびれ求めて三千里。堂々90キロ・オーバーの中年男が、1年間で20キロ減を目指して日本を、世界を駆け抜けた、抱腹絶倒、空腹卒倒のダイエット・トラベローグ。
アフリカにょろり旅 青山潤 講談社 2007 294.81/2N 東京大学海洋研究所の「ウナギグループ」に下った指令は、唯一まだ採集されていない種「ラビアータ」を捕獲することだった。過酷な環境の中、謎の熱帯ウナギ捕獲に命をかけた研究者たちの爆笑アフリカ冒険記。
アジア怪食紀行 小泉武夫 徳間書店 2001 383.8/379N 石ガメの蒸し焼き、大ネズミの燻製、仔豚の脳みその詰め物、血豆腐、砂トカゲの姿焼き…。食べなきゃわからないアジアの暮らし! 各国の市場・厨房を駆け巡り、素晴らしい食文化を紹介する、写真満載の面白エッセイ。
世界屠畜紀行 内澤旬子 解放出版社 2007 648.2/66N 中身ってどうなってんのかな。肉ってどうついてんのかな。頭の中はもうそれだけでいっぱい。アメリカ、イラン、インド、エジプト、韓国、チェコ、モンゴル、東京、沖縄…。見てきました「動物が肉になるまで」。
ジェットコースターにもほどがある 宮田珠己 小学館 2002 689.3/43N 世界109マシンに乗りまくりの著者が贈る、前代未聞のジェットコースターガイド。「アメリカ編」「つれづれ編」など各エピソードを綴る他、日本の主要コースター辛口ガイドのおまけ付き。
物語の街から村へ 安野光雅 朝日新聞社 2001 723.1/627N あの名作が絵になった。?外、ゲーテから「丹下左膳」まで、自由に旅する文学世界。文学をテーマに、99年『週刊朝日』の表紙として描いたものに未掲載分を加えて単行本化。
美の旅人 伊集院静 小学館 2005 723.3/679N 「1枚の絵画」をめぐる素晴らしき旅。ゴヤ、ダリ、ミロ、そしてピカソ。旅してスペインの巨匠たちを読み解く絵画読本。オールカラーの豪華版。『週刊ポスト』連載に加筆して再構成したもの。
恋するフェルメール 36作品への旅 有吉玉青 白水社 2007 723.3/810N 絵は見るものというより見に行くもの。フェルメールという恋人に会うため、「合奏」が盗まれた直後のボストンから始まった、全作品を訪ね歩く、世界各地への心躍る旅の記録。
ヨーロッパオペラの旅 キャロル・プランタムラ 音楽之友社 2003 766.1/183N あこがれのオペラ座、名作の舞台裏、オペラ史エピソードetc.。ヨーロッパ全45都市、本場の魅力を徹底紹介したガイドブック。旅先で読むにも、行かずに読むにも役立つ内容。
映画監督50人 自作を歩く 東京新聞社編集局 東京新聞社出版局 2001 778.2/1885N 大島渚、山田洋次、伊丹十三、北野武、深作欣二…。日本を代表する映画監督50人が、自作品のロケ地に再び立ち、胸に去来する思いを紀行文風につづる。『東京新聞』夕刊に連載されたものをまとめる。
旅するシネマ 秋山秀一 同文書院 2000 778/409N 「ローマの休日」「タイタニック」「憂鬱な楽園」「イージー・ライダー」…「旅」をテーマに映画を集め、舞台となった場所を写真とエッセイでたどる、旅と映画のガイドブック。
ヨーロッパ物語紀行 松本侑子 幻冬社 2005 902/78N 「ローマの休日」のイタリアや「フランダースの犬」のベルギー、「カルメン」のスペイン、「みずうみ」のドイツ…。4カ国9つの物語をとりあげ、作品の紹介、舞台を訪ねた旅のエッセイ、そして作者の生涯について綴る。
銅像めぐり旅 薀蓄紀行 清水義範 祥伝社 2002 915.6/560N 西郷、竜馬、正宗…その街に独特のたたずまいはどこからきたのか? 意外や銅像の主がすべて知っていた、ここに建つ人建てる理由。著者が自分で歩いて考えた、銅像ウォッチングの醍醐味。
夢はトリノをかけめぐる 東野圭吾 光文社 2006 915.6/784N 2006年2月18日。直木賞受賞パーティで朝まで騒いだ受賞作家は、一睡もできずに車に乗せられ、成田空港へ。横には、なぜか人間に化けた愛猫が。驚きと感動と疲労(?)にみちた、トリノ・オリンピック観戦旅行が始まる! ※中之島所蔵
英国ミステリ道中ひざくりげ 若竹七海 光文社 2002 930.27/34N/(2) ミステリや小説を愛する愉快な夫婦が、ドイルやクリスティー、カーの故郷を歩き、優雅で知的なブリティッシュ・ミステリ&ノベルの世界を楽しく紹介する旅行記。詳細な英国各地の古書店ガイドつき。



    ○テーマのあるたび:ご近所編                                このページのトップへもどる

書名 著者名 出版社名 発行年 請求記号 内容紹介
夜旅 中野純・中里和人 河出書房新社 2005 291.09/745N 「旅の夜」でなく、「夜の旅」へ-。日本の夜を発見する、まったく新しい旅のガイドブック。絶海の孤島で体感する漆黒の闇、雪解けの夜を聴くなど、幻想的な写真と文章で誘う、美しくて不思議でどこか懐かしい17の夜の旅。
日本音紀行 伊藤由貴子 音楽之友社 2005 291.09/756N 風を聴き、水を聴き、人びとのいとなみを聴く。「聴く旅」の先には、心に響く「音の風景」が待っている! 全国50カ所、さまざまな音との出会いを綴る、癒しのエッセイ。現地へのアクセス方法や連絡先なども掲載。
ニッポン地下観光ガイド 小島健一 アスペクト 2008 291.09/883N われわれの足元に広がる地下世界を旅してみよう。潜って、歩いて、楽しめる、全国の地下施設&空間25カ所を紹介。ちょっと変わった場所が好きな人のための異界体験ガイド。
秘密の京都 京都人だけの散歩術 入江敦彦 新潮社 2004 291.62/197N 「葵橋」の桜、夏の「拾翠亭」、中村軒の栗ちゃきん、冬の「糺の森」など、京都の四季を味わう散歩コースのほか、京都人だけが知っている散歩術を地域別に紹介。西陣生まれ、生粋の京都人が京の奥座敷をディープに案内。
大阪自転車ホリデー ワークルーム 光村推古書院 2008 291.63/1398N 郊外へちょっと遠乗り「おでかけ自転車コース」、市内の自転車散歩「おさんぽ自転車コース」、買物に行きたくなる「じぐざぐ街乗りルート」の3本立て。基本のルールやお役立ち情報も掲載。データ:2008年5月現在。 ※中之島所蔵
この桜、見に行かん 宮嶋康彦 文藝春秋 2004 479.7/33N 南は九州・熊本の一心行の桜から北は北海道・松前町の血脈桜まで。桜を撮り続けた第一人者が贈るオールカラー・フォト・エッセイ集。日本全国ベスト30の桜の樹を満喫できる。
近代建築散歩 京都・大阪・神戸編 宮本和義 アトリエM5 小学館 2007 523.1/261N 街なかに残された古きよき建築を訪ねてみたい、由来を知りたい、もっと味わいたい…。京都・大阪・神戸周辺の近代建築およそ500件を豊富な写真で紹介。建築ガイドブックの決定版。
シネマの京都をたどる 蔵田敏明 淡交社 2007 778.2/2590N 映画100年の歴史が京都にあった。京都と映画との関わりを、映画に出演した俳優、監督など製作に携わった人たちや、舞台となった場所から重層的に紹介する。映画人の溜まり場案内、京都映画マップ等も掲載。
京都文学散歩 京都新聞出版センター 京都新聞出版センター 2006 910.26/4431N 「放浪記」の新京極、「暗夜行路」の東三本木通、「細雪」の平安神宮…。京都の町の中から小説の舞台となった場所を取り上げ、写真や作品解説付きで紹介。心に響く名作で巡る古都ガイダンス。『すかいくらぶ』連載から抜粋。
大阪文学地図 東秀三 編集工房ノア 1993 910.26/685N 大阪の作家の書いた作品、大阪を舞台にした作品、大阪にかかわりのある作品を町とともにとりあげる。紹介を超え文学として結実した大阪文学案内。

※内容紹介はTRCマークによる


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