おはなし会プログラム ~その1~  
大阪府立中央図書館 こども資料室

平成22年4月~平成23年12月までの期間に、当館で行ったおはなし会のうち、子ども達が特に楽しんでくれたプログラムをご紹介するコーナーです。記載のない回は、こども資料室職員2名で担当しました。

【おはなし会プログラム1】画像

<開催日> 平成22年5月下旬

<対象者> 5歳児

<テーマ> 食べ物

手あそび「ピクニック」

『おだんごぱん ロシア民話』瀬田貞二/訳 脇田和/画 福音館書店 1966.5

『オー・スッパ』 越野民雄/文 高畠純/絵 講談社 2003.12

手あそび「あたま・かた・ひざ・ぽん」

『ぜったいたべないからね』 L・チャイルド/作 木坂涼/訳 フレーベル館 2002.1

紙芝居『注文の多い料理店』 宮沢賢治/原作 堀尾青史/脚本 童心社 1980

★日頃からおはなしを楽しむ機会の多い子ども達だったので、長い紙芝居もじっくり聞いていた。

『おだんごぱん』も「知ってる」と言いながら楽しめた。


<開催日> 平成22年8月中旬

<対象者> 幼児~大人

<テーマ> こわいはなし

ブラックパネルシアター「おばけなんてないさ」

手あそび「パッパッパッ」

ストーリーテリング「ちいちゃい、ちいちゃい」 『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店 1981.11

ストーリーテリング「ふるやのもり」 『おはなしのろうそく4』東京子ども図書館 1975.6

ストーリーテリング「赤ずきん」 『子どもに語るグリムの昔話5』こぐま社 1992.10

ストーリーテリング「三枚のお札」 『子どもに語る日本の昔話2』こぐま社 1995.12

★夏休み恒例行事のこわいおはなし。子ども達に人気のイベント。語り手は4人で担当。知っている話でも聞き入っていた。『おだんごぱん』も「知ってる」と言いながら楽しめた。

小さい子に向けて、「おばけなんてないさ」のブラックパネルシアターを導入に取り入れた。


<開催日> 平成22年12月上旬

<対象者> 小学2年生

<テーマ> クリスマス

ブラックパネルシアター「あわてんぼうのサンタクロース」

ストーリーテリング「こびととくつや」 『子どもに語るグリムの昔話6』こぐま社 1993.5

『クリスマスにはおくりもの』 五味太郎/作 絵本館 1980.11

大型絵本『ぐりとぐらのおきゃくさま』 中川李枝子/文 山脇百合子/絵 福音館書店 2003.11

★ 見学がクリスマスシーズンに重なったため、クリスマス特集となった。部屋の灯りを真っ暗にするブラックパネルシアターはとても人気で、歌も良く知っているものだったので、みんなで歌って楽しめた。『こびととくつや』も最後までしっかり聞いていた。


<開催日> 平成23年1月下旬

<対象者> 小学2年生

<テーマ> ユーモア

手あそび「ごんべさんのあかちゃん」

『ウラパン・オコサ かずあそび』 谷川晃一/作 童心社 1999.2

『かえるをのんだととさん 日本の昔話』 日野十成/再話 斎藤隆夫/絵 福音館書店 2008.1

大型絵本『100かいだてのいえ』 いわいとしお[作] 偕成社 2009.11

★『ウラパン・オコサ』はみんなよく知っていて、数を数えて参加型で楽しめる絵本だった。『かえるをのんだととさん』も繰り返しのフレーズをみんなで一緒に唱えて楽しんだ。『100かいだてのいえ』は116センチの大きさに驚いて、出てくる住人達を当てながら楽しめた。


<開催日> 平成23年4月下旬

<対象者> 小学1・2年生

<テーマ> 春

ストーリーテリング「鳥呑爺(とりのみじい)」

手あそび「パッパッパッ」 『日本昔話百選』 三省堂 2003.7

『おおきなのはら』 J・ラングスタッフ/文 F・ロジャンコフスキー/絵 光村教育図書 2000.2

手話ソング「春がきた」 高野辰之作詩 岡野貞一作曲

大型絵本『くものすおやぶんとりものちょう』 秋山あゆ子/さく 福音館書店 2008.2

★「鳥呑爺」は、舌を出したり、飲み込むところで喉をおさえたりしながら聞いていた。鳥の鳴き声のところで、笑いをこらえている様子が微笑ましかった。『おおきなのはら』は繰り返しフレーズをみんなで言ったり、増えていく動物を数えて楽しんだ。「春がきた」は学校でちょうど習っている歌だったので、みんなで歌えたのが良かった。


<開催日> 平成23年8月中旬

<対象者> 幼児~大人

<テーマ> こわいはなし

ストーリーテリング「ちいちゃい、ちいちゃい」 『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店 1981.11

ストーリーテリング「宝化け物」 『子どもに語る日本の昔話3』こぐま社 1996.8

ストーリーテリング「フォックス氏」 『子どもに語るイギリスの昔話』こぐま社 2010.10 

ストーリーテリング「さとりの化けもん」 『子どもに語る日本の昔話2』こぐま社 1995.12

★夏休み恒例行事のこわいおはなし。語り手は4人で担当。小さい子から高学年まで、幅広い年齢が集まった。話が始まると集中して聞いていた。同伴の大人も楽しんでいた。子ども達の感想は、毎年同じで「全然こわくなかった」


<開催日> 平成23年9月下旬

<対象者> 小学3年生

<テーマ> 敬老の日

ストーリーテリング「かにかに、こそこそ」 『おはなしのろうそく17』東京こども図書館 1989.4

『あらまっ!』 K・ラム/文 A・ジョンソン/絵 小学館 2004.6

『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』 長谷川/義史/作 BL出版 2000.7

★ 「かにかに、こそこそ」は、ストーリー展開が子ども達を惹きつけるようで、最後まで集中して聞いていた。『あらまっ!』は展開を予想しながら楽しめる絵本で、みんなで「あらまーっ」と叫ぶのが楽しかった。『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』は「ひいひいひい……」の大合唱となり、とても盛り上がった。