今回”はらっぱ23号”にYAサービスをとりあげるにあたり、この機会に府内市町村の現状把握のため、府内市町村図書館向けのアンケートを実施いたしました。
実施にあたって、市町村図書館担当の方にはご協力いただきありがとうございました。
以下に集計結果を報告させていただきます。
作成者 | 回答者所属○○図書館(室) | 回答者氏名 | 回答日 |
平成21年 月 日 |
該当する□にはレ点チェックでご記入ください。 |
問1 YAコーナー(専用スペース)はありますか。 □ある □ない
問2 このアンケートではYAの想定年齢層を13〜20歳としていますが、この年齢層に該当しますか。
□該当する □該当しない( 〜 歳) □その他(無回答)
高槻市 | 12〜18歳 |
豊中市 | 12〜18歳 |
吹田市 | 中高生世代 |
四条畷市 | 〜18歳 |
藤井寺市 | 13〜18歳 |
富田林市 | 13〜18歳 |
河内長野市 | 13〜18歳 |
熊取町 | 13〜18歳 |
問3 YAサービス担当者はいますか。 □専任 □兼任 □いない □その他
問4 YA向けHP(ホームページ)はありますか。 □ある □ない
”ある”と答えた方へ
問4-1 YA対象は
問5 YA向けのお勧め本リストは作成されていますか。 □ある □ない
”ある”と答えた方へ
問5−1 発行頻度について □定期的(年・月に 回) □不定期( )
河内長野市 | 月に1回 |
箕面市 | 年に1回 |
吹田市 | 年に1回 |
熊取町 | 年に1回 |
泉南市 | 年に1回 |
問5−2 媒体について □電子媒体 □紙媒体 □両方
問5−3 YA向けのお勧め本リストのホームページでの公開について □公開している □公開していない
※ 大変恐縮に存じますが、差し支えなければ、紙媒体のYA向けのお勧めリストをご提供明いただけますでしょうか。
問5−4 形態について □冊子体 □一枚もの
問5−5 ページ数について ( )ページ程度
河内長野市 | 4ページ程度 | 堺市 | 15ページ |
泉南市 | 8ページ |
豊中市 | 4ぺージ |
箕面市 | 4ページ |
大東市 | 1ページ |
吹田市 | 14ページ |
四条畷市 | 2ページ |
熊取町 | 2ページ |
問5−6 作成者について(複数回答可)
問5−7 部数について(分かる範囲で結構です) ( )部
箕面市 | 200部 |
豊中市 | 3,000部 |
吹田市 | 5,000部 |
守口市 | 100部 |
四條畷市 | 1,700部 |
大東市 | 25部 |
河内長野市 | 739部 |
問6 YA資料の選書基準はありますか。 □ある □ない
”ある”と答えた方へ
問6−1 選書基準は、□明文化されている □明文化されていない
※ 大変恐縮に存じますが、差し支えなければ、明文化された選書基準をご提供いただけますでしょうか。
大阪市(注1) |
河内長野市(注2) |
”ない”と答えた方へ
問6−2 どのように購入する資料を決定されていますか。
(例)利用者からのリクエスト、通常の選書基準に準じて等
高槻市 | 通常の選書基準に準じて。 |
寝屋川市 | 利用者や学校からのリクエスト及び通常の選書基準 |
豊能町 | 利用者からのリクエスト、通常の選書基準に準じて。 |
田尻町 | 通常の選書基準に準じて。リクエスト。 |
堺市 | 通常の選書基準に準じて。 |
門真市 | 一般、児童の購入都書の中より、YA向きと考えられる図書を配架する。 |
八尾市 | 通常の児童書の選書基準に準じる。利用者からのリクエストなど。 |
泉佐野市 | 通常の選書基準に準じて。 |
千早赤阪村 | 利用者からのリクエスト。TRCの新刊案内など。 |
岬町 | 利用者のリクエスト |
東大阪市 | 通常の選書基準に準じて。 |
交野市 | 通常の選書基準に準じて。 |
豊中市 | 担当者の情報、利用状況などを参考に選書委員会が選書する。 |
岸和田市 | 通常の選書基準と利用者からのリクエストを参考に。 |
茨木市 | 利用頻度が高いと思われる図書資料を収集している。利用者からのリクエストはできる限り提供するように努めている。 |
島本町 | 通常の選書基準に準じて。 |
貝塚市 | 通常の選書基準に準じて。蔵書の中から適宜選出して夏、冬にYAフェアを実施。 |
箕面市 | 利用者からのリクエスト、通常の選書基準に準じて選書会議で選定後、決定。 |
富田林市 | 通常の選書基準に準じて。利用者からのリクエスト。新刊のリストを参照、検討。 |
大阪狭山市 | 通常の選書基準に準じて。その他、利用者からのリクエストや受賞作など。 |
大東市 | 通常の選書基準に準じて。物語の主人公がYA世代と、YA世代が好きそうな情報が載っている本。 |
吹田市 | 通常の選書基準に準じて。利用者からのリクエスト。 |
太子町 | YA資料というくくりでの選書はしていない。一般書、児童書のみ。 |
四条畷市 | 通常の選書基準に準じて。 |
枚方市 | 通常の選書規準に準じて。 |
池田市 | 通常の選書規準に準じて。 |
摂津市 | 通常の選書規準に準じて。 |
泉大津市 | 通常の児童書の選書基準に準じる。 |
河南町 | 通常の選書規準に準じて、特にYA向きと判断した本を購入。 |
忠岡町 | 通常の選書規準に準じて。 |
熊取町 | 通常の選書規準に準じて。 |
高石市 | 通常の選書規準に準じて。 |
羽曳野市 | 通常の選書規準に準じて。 |
柏原市 | 通常の選書基準に準じて。 |
問7 YA向けイベントを行っていますか(過去に行ったことがありますか) □ある □ない
”ある”と答えた方へ
問7−1 実施頻度 □定期的(年・月に 回) □不定期 □一度きり
吹田市 | 月に1回 |
貝塚市 | 年に2回 |
問7−2 具体的に、どのようなイベントですか。
河内長野市 | 図書館ツアー(市内公立高校の図書委員を対象に、館内見学や司書との交流会、展示本の選定やポップ作り体験などを行う)、夏休み高校生ボランティア(書架整理、配架作業) |
守口市 | 一日図書館体験教室、豆絵本製作講座など |
豊中市 | 香月日輪の講演会。施設のまつりに地域の中高生にボランティアスタッフとして参加してもらう。 |
阪南市 | 夏休みに、中高生対象で配架ボランティアを行った。 |
貝塚市 | YAブックフェア |
箕面市 | 中学校でブックトークの巡回。 |
富田林市 | (15,6年前に)フォトエッセイコンテストを開催した。自分で写した写真に短い文書をつけてもらうというもの。 |
大東市 | 図書館員の体験をしてもらう。(カウンター業務、装備、図書の受け入れなど) |
吹田市 | 中高生図書館サポーター(カウンター、配架、行事の手伝い)。中高生向けお仕事講演会(ようこそ先輩) |
熊取町 | 読書会。YA向け作家の講演会。 |
和泉市 | 一日図書館員体験で、中高生も参加可能。 |
問8 中学校(もしくは中学校の図書館・図書室)と連携していますか。 □している □していない
”している”と答えた方へ
問8−1 連携している規模について □市区町村内全中学校 □数校
問8−2 具体的にどのようなことを行っていますか。あてはまるものにチェックをお願いします。
高槻市 | 一般利用者と同じようにレファレンス。団体貸し出しをしている(30日間300冊)。 |
松原市 | 職場体験の受け入れ |
田尻町 | 府内図書館より協力貸し出し |
堺市 | リサイクル |
八尾市 | 学校貸出し・教諭などへの研修、職業体験学習 |
泉南市 | 職業体験学習の受け入れ |
交野市 | 職場体験の受け入れ |
藤井寺市 | 職業体験学習の受け入れ。除籍図書の譲渡。 |
貝塚市 | 移動図書館巡回 |
大阪狭山市 | 学校図書館への団体貸出。特別支援学級へのおはなし会。昼休みにおはなし会。図書館へのアドバイス。 |
大東市 | 図書室の整備 |
大阪市 | お話会。職業体験学習の受け入れ。 |
羽曳野市 | 学級、学校図書館への団体貸出 |
問9 高校(もしくは高校の図書館・図書室)と連携していますか。 □している □していない
”している”と答えた方へ
問9−1 連携している規模について □市区町村内全高校 □数校
問9−2 具体的にどのようなことを行っていますか。あてはまるものにチェックをお願いします。
豊中市 | 地域アーカイブやボランティア講座などのちらし配布 |
阪南市 | 情報提供(随時)。高校の司書が図書館の協議会委員として参加。 |
大阪市 | お話会。職業インタビュー。学習成果展示会。図書館見学。 |
羽曳野市 | 団体貸出 |
和泉市 | 団体貸出 |
問10 支援学校(もしくは支援学校の図書館・図書室)と連携していますか。 □している □していない
”している”と答えた方へ
問10−1 具体的にどのようなことを行っていますか。あてはまるものにチェックをお願いします。
堺市 | 図書館見学など |
豊中市 | BM巡回。おはなし会など。 |
大東市 | 図書室の整備 |
大阪市 | 読み聞かせ。図書館見学。 |
和泉市 | 職員と、ボランティアの方で、おはなし会をしに行く。 |
問11 YAサービスに関し、図書以外の媒体(CDやDVDなど)についても、予算措置もしくは購入の実績・予定等はありますか。 □ある □ない
問12 YAサービスの普及啓発を図る上で、府立中央図書館にはどのような支援に力を入れるべきだと考えられますか。具体的にご記入ください。
(例)YA向け文庫資料を揃えてほしい、新装版になった資料も揃えてほしい、等(注3)
ご協力ありがとうございました。
ヤング向けの音楽、映画、演劇やスポーツに関する図書などを中心に、全分野にわたって分かりやすく表現された図書などを収集する。ヤングを児童から成人への成長過程ととらえ、ヤング対象の資料だけでなく児童図書から成人用図書まで、幅広い収集を考慮せうる。
ヤングが楽しめる内容のものを収集する。外国絵本も含む。
ヤングが楽しめる内容のものを収集する。
ヤングに関心の高いものを備えるとともに、ヤング対象のミニコミ誌の収集にも努める。
全集は原則として収集しない。ただし、ヤングに的を絞ったものは収集する。
平成14年7月6日
児童から成人への過渡期にあたる、おもに13歳から18歳の青少年(ヤングアダルト)層に焦点を当て、この世代が日常生活・学校生活の中で持つ様々な興味・関心に応えられる資料の収集に努める。
府立中央図書館が力を入れるべき支援については、資料に関するものが最も多く14館でした。内容は大きくは二つに分かれます。
@府立で収集してほしい資料の内容について
人気のある文庫や新書、網羅的収集、音楽・演劇、映画関連資料を幅広く、読物以外のYA世代に沿ったソフトな資料、マイナーな資料など
A資料保存について
デポジット図書館としての機能を果たしてほしいということに集約されるのですが、具体的にはスペースの問題でやむなく除籍した本を受け入れてほしいとか、各図書館で散逸状態にあるシリーズなども寄贈を呼びかけ全巻揃える努力をして市町村図書館に提供してほしいなどがあげられていました。
次に多かったのはYA向けおすすめリストを作成してほしい(8館)でした。ホームページへのアップやリストの配布を望む声もありました。
三番目に多かったのは広報や情報発信に関するもの(6館)でした。YA向けに図書館が魅力的な場所であることをアピールしてほしい、「べんりやん図書館(当館YA向けホームページ)」へは府下のYA向けイベントの掲載の希望やYA関係の情報を収集して情報発信してほしい、資料の紹介などでした。
他は選書の方法について教えてほしい(2館)、学校への支援(2館)、YA担当者会議の開催(1館)定期的に研修会の開催(1館)である。